立海大付属
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『……。』
ユエは部室でマネージャーとしての仕事をこなす反面考え事をしていた。
『……んー…。』
頭をガシガシとかいているとそこへ柳が部室へ入ってくる。
蓮「何を唸っているんだ?」
『あー…蓮二か。』
蓮「何か悩み事か?」
『まぁ…そんなところ。』
蓮「俺でよければ話を聞くぞ。」
『……うん、蓮二なら話せるかな。あのね、好きな人が出来たんだけどさ。』
蓮「……ほう。して、その相手は?」
『…赤也。』
蓮「なるほど…。」
密かにユエに恋心を抱いていた柳はひっそりと傷を負っていた。
蓮「…悪いとは言わないが、ユエが好きになる男のセンスがないな。」
『やめてよ。なんならレギュラー陣皆のこと好きだって。』
すると部室へもう1人来客者が。
「ユエちゃんの好きな人!?」
『うわっ、赤也!?』
蓮「すごいタイミングだな。」
「え、誰々!?ユエちゃんの好きな人って!!」
『そんな興味持つ?』
「俺達レギュラー陣で興味ない人なんて恋愛のれの字も知らなさそうな真田副部長ぐらいしかいないっしょ!」
そういった途端、どこかででかいくしゃみが聞こえる。
「いっ!?」
蓮「ふっ…相変わらず地獄耳だな。」
『そうねぇ。』
「あ、あと…勉強が恋人そうな柳生先輩…。」
蓮「柳生か。たしかに恋愛にはあまり興味なさそうだが。」
「…って、そんな事はどうでもいいから教えてよ、ユエちゃんの好きな人!」
『やかましいなぁ…言わないよ。』
「えー、なんで柳先輩に教えて俺には教えてくれな……。」
そういうと、ユエと柳を交互に見比べる。
「俺もう帰るっス…。」
しゅんと肩をおろし切原は部室を出て行った。
『…ねぇ、もしかしなくても勘違いしてない?』
蓮「ユエが好きな人を俺だと勘違いしている確率100%だな。」
『そうだよね…でもなんで落ち込んでたんだろ。』
蓮「赤也はユエのこと好きな確率98%だぞ。」
『あーだからか…って、ええ!?ま、マジ!?』
蓮「俺のデータに狂いはない。」
柳はふっと笑う。
『…赤也には早いとこ真実を伝えなきゃね。』
蓮「あの歩き方だとユエの足でもじゅうぶん追いつくだろう。いってこい。」
『うん。』
ユエは駆け足で部室を出て行った。
蓮「…ふう、告白をする前に振られてしまったのなら、ユエの幸せを願うしかないだろう。」
そう、空中に呟いた。
『…ぜー…ぜー…。ちくしょー…(25歳の私の体力が無さ過ぎる…!)』
「ん、あれ…ユエちゃん?」
『…はー…?赤也…?』
切原がユエの後ろから声をかける。
「どうしたの、そんな息切らしちゃって。」
『……はあ…赤也探してたのよ…。』
「俺を?なんで?」
『…勘違い…してるよう、だから……。』
「勘違いって何よ?」
『好きな人の話!』
「あ、ああ…って、え?勘違い?」
『私が好きなのは、赤也!で、蓮二に相談してもらってたの!……、はぁ…言えた…つっかれた…。』
と、ユエはその場に座り込む。
「へ…え…マジ!?」
『マジだよ…あの場で赤也が好きだよって言ったら冗談に聞かれるかもしれないし、そんなムードもない告白なんて…赤也だって嫌でしょ…。』
「だからわざわざ隠してたのに、それを伝えに来てくれたんだ…。へへ、ユエちゃんって本当良い人だよねぇ。」
『良い人って…。そんな事より、返事、ないの?』
「もっちろん、喜んで!俺ユエちゃんの事がずーっと好きだったからさ!」
『……はあ、勘違いもとけて、告白も成功して…何も言う事ないや。』
「ねね、門限までユエちゃんの寮でイチャイチャしようぜ!」
『イチャイチャね…付き合ったばっかりなのに…。』
「いいじゃんいいじゃん!」
『ほんっと煩い…。』
「え、嫌なの?」
『嫌じゃないよ…そのうるさい所も好きだから。』
「じゃ、早くイチャイチャしようぜー!」
『イチャイチャするって大声出すのやめて!恥ずかしいし、うるさい!』
蓮「まったく…此処まで聞こえてるぞ。」
精「おや?柳、なんだか寂しそうな背中だね。」
蓮「ふっ、お前には分かってしまうか。」
精「何があったんだい?」
蓮「ユエと赤也が付き合い始めたそうだ。」
精「………ユエってば、センスないね。」
蓮「…その黒いオーラを消してくれないか。」
.
ユエは部室でマネージャーとしての仕事をこなす反面考え事をしていた。
『……んー…。』
頭をガシガシとかいているとそこへ柳が部室へ入ってくる。
蓮「何を唸っているんだ?」
『あー…蓮二か。』
蓮「何か悩み事か?」
『まぁ…そんなところ。』
蓮「俺でよければ話を聞くぞ。」
『……うん、蓮二なら話せるかな。あのね、好きな人が出来たんだけどさ。』
蓮「……ほう。して、その相手は?」
『…赤也。』
蓮「なるほど…。」
密かにユエに恋心を抱いていた柳はひっそりと傷を負っていた。
蓮「…悪いとは言わないが、ユエが好きになる男のセンスがないな。」
『やめてよ。なんならレギュラー陣皆のこと好きだって。』
すると部室へもう1人来客者が。
「ユエちゃんの好きな人!?」
『うわっ、赤也!?』
蓮「すごいタイミングだな。」
「え、誰々!?ユエちゃんの好きな人って!!」
『そんな興味持つ?』
「俺達レギュラー陣で興味ない人なんて恋愛のれの字も知らなさそうな真田副部長ぐらいしかいないっしょ!」
そういった途端、どこかででかいくしゃみが聞こえる。
「いっ!?」
蓮「ふっ…相変わらず地獄耳だな。」
『そうねぇ。』
「あ、あと…勉強が恋人そうな柳生先輩…。」
蓮「柳生か。たしかに恋愛にはあまり興味なさそうだが。」
「…って、そんな事はどうでもいいから教えてよ、ユエちゃんの好きな人!」
『やかましいなぁ…言わないよ。』
「えー、なんで柳先輩に教えて俺には教えてくれな……。」
そういうと、ユエと柳を交互に見比べる。
「俺もう帰るっス…。」
しゅんと肩をおろし切原は部室を出て行った。
『…ねぇ、もしかしなくても勘違いしてない?』
蓮「ユエが好きな人を俺だと勘違いしている確率100%だな。」
『そうだよね…でもなんで落ち込んでたんだろ。』
蓮「赤也はユエのこと好きな確率98%だぞ。」
『あーだからか…って、ええ!?ま、マジ!?』
蓮「俺のデータに狂いはない。」
柳はふっと笑う。
『…赤也には早いとこ真実を伝えなきゃね。』
蓮「あの歩き方だとユエの足でもじゅうぶん追いつくだろう。いってこい。」
『うん。』
ユエは駆け足で部室を出て行った。
蓮「…ふう、告白をする前に振られてしまったのなら、ユエの幸せを願うしかないだろう。」
そう、空中に呟いた。
『…ぜー…ぜー…。ちくしょー…(25歳の私の体力が無さ過ぎる…!)』
「ん、あれ…ユエちゃん?」
『…はー…?赤也…?』
切原がユエの後ろから声をかける。
「どうしたの、そんな息切らしちゃって。」
『……はあ…赤也探してたのよ…。』
「俺を?なんで?」
『…勘違い…してるよう、だから……。』
「勘違いって何よ?」
『好きな人の話!』
「あ、ああ…って、え?勘違い?」
『私が好きなのは、赤也!で、蓮二に相談してもらってたの!……、はぁ…言えた…つっかれた…。』
と、ユエはその場に座り込む。
「へ…え…マジ!?」
『マジだよ…あの場で赤也が好きだよって言ったら冗談に聞かれるかもしれないし、そんなムードもない告白なんて…赤也だって嫌でしょ…。』
「だからわざわざ隠してたのに、それを伝えに来てくれたんだ…。へへ、ユエちゃんって本当良い人だよねぇ。」
『良い人って…。そんな事より、返事、ないの?』
「もっちろん、喜んで!俺ユエちゃんの事がずーっと好きだったからさ!」
『……はあ、勘違いもとけて、告白も成功して…何も言う事ないや。』
「ねね、門限までユエちゃんの寮でイチャイチャしようぜ!」
『イチャイチャね…付き合ったばっかりなのに…。』
「いいじゃんいいじゃん!」
『ほんっと煩い…。』
「え、嫌なの?」
『嫌じゃないよ…そのうるさい所も好きだから。』
「じゃ、早くイチャイチャしようぜー!」
『イチャイチャするって大声出すのやめて!恥ずかしいし、うるさい!』
蓮「まったく…此処まで聞こえてるぞ。」
精「おや?柳、なんだか寂しそうな背中だね。」
蓮「ふっ、お前には分かってしまうか。」
精「何があったんだい?」
蓮「ユエと赤也が付き合い始めたそうだ。」
精「………ユエってば、センスないね。」
蓮「…その黒いオーラを消してくれないか。」
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