①短編
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『ふんふーん…。』
ユエは鼻歌を歌いながらカレーを作っていた。ユエのドラパルトはにこにこと微笑みユエの周りを飛ぶ。
ドラ「今日も美味しそう!」
『でしょー。』
ドラ「いいにおい…もう少し煮込むの?」
『そうだよ、もう少し待ってね。』
ドラ「うん!」
ドラパルトは尻尾をゆらゆらと揺らす。
暫くしていると、見知った人がやってくる。
「よう。」
『ん?あ、キバナさん!こんにちは。』
「キャンプか?」
『そうだよ。キバナさんもカレー食べていく?』
「じゃ、頂くか。よっと。」
キバナはユエの用意した簡易の椅子に座る。キバナは数日連続で来ていた。
「カブさんから聞いてるぜ。ユエ、カレー以外の料理も上手いんだろ?」
『パパは私のご飯を好きって言ってくれるよ。』
「へぇー。やるんだな。ジュラルドン、お前も食べて行けよ。」
キバナはジュラルドンをボールから出す。
ジュ「ユエー!久しぶり!」
『あら、ジュラルドン久しぶりだね。キバナさんに撫でてもらったのかな、ピッカピカだね。』
ジュ「分かるのか?やっぱりユエはよく見てるな~。」
ジュラルドンはユエによく懐いており、ユエにすり寄る。
キバナはジュラルドンとユエがくっついてるのを見ていた。
『ふふ、もうすぐ完成するからちょっと離れててね。』
ジュ「ああ!」
ドラ「俺のユエ取らないでよ?」
『ふふ…。』
ユエは笑みをこぼしながらカレーを煮込む。
「……ユエー。」
『どうし……!?』
キバナはユエを後ろから抱きしめる。
「いつ出来るんだ?」
『も…もう少しだよ。』
「ふーん。」
『あの…ち、近くない?』
「近いぞ?」
『も、もう完成するから、一回離れて?』
「んー。」
キバナはおとなしくユエから離れる。
ジュ「ご主人、ユエの事好きだよなー。」
ドラ「ユエもキバナの事好きだよ。」
ジュ「両想いなのになんで結婚しないの?」
ドラ「本当にね。ユエとキバナが結婚してくれればジュラルドンとも毎日遊べるのに。」
『(結婚出来る年じゃないよ!っていうか、またしれっとバラしてくれちゃって…。)』
ユエはジュラルドンとドラパルトの声を聞き流しつつ、お皿にカレーを盛る。
ジュラルドンとドラパルトはいつもユエとキバナが両想いだという事を話していた。
『どうぞ、キバナさん。』
「おー美味そう。」
『ドラパルト、ジュラルドンもどうぞ。』
ドラ「わあ~!今日も美味しそう!」
ジュ「いただきまーす!」
ドラパルトとジュラルドンはおいしそうにカレーを食べる。ユエもキバナの対面に座る。
『いただきます。』
「いただきます。」
ユエは両手を合わせる。キバナもその様子を見て両手を合わせた。
「ほー、美味いな。」
『ふふ、ありがとうございます。』
「…ユエって本当ちんちくりんだよな。」
『ちんちくりん…!?そんなに子供っぽい?』
「どう見ても子供だろ。ほら、たくさん食って大きくなれ。」
キバナはユエにあーん、とカレーが乗ったスプーンをユエに差し出す。
ユエはパクリと食べる。
『子ども扱いしちゃって…。』
「実際子供だろって。」
キバナは自分のお皿のカレーをもくもくと食べ始めた。
ドラ「なんか、キバナ元気なくない?」
ジュ「もしかして、告白しようとしてるのかな。」
2匹はもぐもぐとカレーを食べながらキバナの様子を伺う。
「…こんな美味い飯作れて、子供なんだな。」
『それは褒めてるの…?』
「貶してる。」
『え?なんで急に貶すの?』
ユエはふざけてるだけだと思い、特に傷つく事もなくカレーを食べながら話を聞く。
「カブさんがいない間に家の掃除とかもしてるんだろ?」
『うん。』
「そしてポケモンバトルは今は俺様より強い。」
『ん…キバナさんからバッジは貰ったけど。(現チャンピオンのマサルにも勝ったけど。)』
「……ごちそうさま。」
ジュ「僕もごちそうさま。」
キバナは手を合わせた。
『おそまつさまでした。』
ジュ「ご主人、元気出して…?」
ジュラルドンが心配そうにキバナに近付く。
「聞いてくれよ、ジュラルドン。」
ジュ「どうしたの?」
「俺様は大人だ。」
ジュ「そうだね!ユエをいっぱい子ども扱いしてたね。」
「でも俺様が好きな奴が子供なんだ。」
『!?』
「大人っつーのは、世間の目も気にしなきゃいけない。未成年と付き合ったら犯罪とまで言われるんだぜ、この世の中。」
ジュ「人間って大変だね。」
『………その子供も、その大人の事大好きで両想いなのにね。』
「!」
ジュ「両想いなのに勿体ないね。」
「なあ、どうしたらいいと思う?」
ジュ「簡単だよ!ロトムロトム!」
『…?(ロトム…?)』
ジュラルドンはユエを引っ張り、キバナの隣に並ばせる。
ジュ「写真撮ろうよ!」
『写真…?』
「思い出でも残せってことか?それもいいか。ユエ、写真撮ろうぜ。」
『う、うん。いいよ。』
「ドラパルト、ジュラルドンお前らも入れよ。」
ジュ「うん!」
ドラ「入る入る!」
キバナとユエは前に、ジュラルドンとドラパルトは後ろにポーズを撮る。
「…。」
1枚目、2枚目はそれぞれポーズを撮る。
3枚目、キバナはユエの腰に手を回す。
『…!』
ユエは少し顔が赤くなる。
4枚目、5枚目、とだんだん距離が近くなる。
「最初の奴、SNSにあげていいか?」
『うん、いいよ。』
すべての写真を見た後、キバナはロトムに目配せをする。
そして、ユエの頬にキスをした。
『へっ…!?』
その瞬間シャッターが切られた。
「お、一番いい写真が撮れたな。これをSNSにあげよう。」
『えっ!?そ、それはちょっと!』
ユエが言い終える前に、キバナはSNSにあげた。
#ワイルドエリア、などタグがつけられている。
「お、すぐ反応きたきた。」
『キバナさんのファンのコメントが怖いよ。』
キバナのSNSを見ると、ユエは顔を赤くする。
#ガラル最強カップル
「こうやって、公に公開すれば犯罪がなんだって関係ないだろ。」
『あの…私のSNSにもキバナにちゅーした奴、あげていい?』
「いいぜ。」
キバナはにかっと歯を見せて笑う。
その笑顔にユエは頬にキスをし、シャッターが切られた。
SNSにその写真をあげると、勿論多少はアンチコメントがあった。だが、誰も大人と子供が付き合っている事に違和感をもっていないようだった。
「これで安心してユエと触れ合えるんだな。」
『………嬉しい。私、キバナさんに子供だってずっと言われ続けてて、もう背中を見る事しか出来ないんだと思ってたんだよ。』
「この世の中の皮肉のつもりだったんだよ。堂々と彼女だって言いたかったぜ、ずっと。」
『そっか…そうだったんだ。』
ユエはにこっと笑顔を見せる。
ドラ「ユエ、やっとキバナと結ばれたんだね、おめでとう!」
ジュ「ご主人~!おめでと~!」
「ジュラルドンが写真を勧めてくれたおかげかもな。」
キバナはジュラルドンを撫でる。
『ありがとう、ジュラルドン。私たちのキューピッドだね。』
ジュ「嬉しい!じゃあ、もう後は結婚するだけだね!」
『(結婚はまだ出来ない年だってば!)』
ユエは心の中でツッコミを入れ、クスクスと笑っていた。
「ユエ。」
『どうたしたの、キバナさん?』
「来い。」
キバナはユエの腕を掴み、自分の腕の中におさめる。
『キバナさん…!』
「もういちゃついても問題ないだろ?」
『…うん。キバナさん、大好き。』
「俺様も。」
2人はだんだんと唇との距離を縮め、重ねた。
暫く後、SNSを開くと、ワイルドエリアでイチャイチャとしているユエとキバナの写真の隠し撮りがよくジムチャレンジャーのSNSにあがるようになっていた。
『まるでフリー素材だね。』
「世間に認められてるからいいんじゃね?」
『ふふ、そうだね。』
ジュ「ユエ~!いつ結婚するのー?」
『(まだ出来ないってば。)』
ユエは笑みを浮かべ、鋼のキューピッドを撫でた。
ユエは鼻歌を歌いながらカレーを作っていた。ユエのドラパルトはにこにこと微笑みユエの周りを飛ぶ。
ドラ「今日も美味しそう!」
『でしょー。』
ドラ「いいにおい…もう少し煮込むの?」
『そうだよ、もう少し待ってね。』
ドラ「うん!」
ドラパルトは尻尾をゆらゆらと揺らす。
暫くしていると、見知った人がやってくる。
「よう。」
『ん?あ、キバナさん!こんにちは。』
「キャンプか?」
『そうだよ。キバナさんもカレー食べていく?』
「じゃ、頂くか。よっと。」
キバナはユエの用意した簡易の椅子に座る。キバナは数日連続で来ていた。
「カブさんから聞いてるぜ。ユエ、カレー以外の料理も上手いんだろ?」
『パパは私のご飯を好きって言ってくれるよ。』
「へぇー。やるんだな。ジュラルドン、お前も食べて行けよ。」
キバナはジュラルドンをボールから出す。
ジュ「ユエー!久しぶり!」
『あら、ジュラルドン久しぶりだね。キバナさんに撫でてもらったのかな、ピッカピカだね。』
ジュ「分かるのか?やっぱりユエはよく見てるな~。」
ジュラルドンはユエによく懐いており、ユエにすり寄る。
キバナはジュラルドンとユエがくっついてるのを見ていた。
『ふふ、もうすぐ完成するからちょっと離れててね。』
ジュ「ああ!」
ドラ「俺のユエ取らないでよ?」
『ふふ…。』
ユエは笑みをこぼしながらカレーを煮込む。
「……ユエー。」
『どうし……!?』
キバナはユエを後ろから抱きしめる。
「いつ出来るんだ?」
『も…もう少しだよ。』
「ふーん。」
『あの…ち、近くない?』
「近いぞ?」
『も、もう完成するから、一回離れて?』
「んー。」
キバナはおとなしくユエから離れる。
ジュ「ご主人、ユエの事好きだよなー。」
ドラ「ユエもキバナの事好きだよ。」
ジュ「両想いなのになんで結婚しないの?」
ドラ「本当にね。ユエとキバナが結婚してくれればジュラルドンとも毎日遊べるのに。」
『(結婚出来る年じゃないよ!っていうか、またしれっとバラしてくれちゃって…。)』
ユエはジュラルドンとドラパルトの声を聞き流しつつ、お皿にカレーを盛る。
ジュラルドンとドラパルトはいつもユエとキバナが両想いだという事を話していた。
『どうぞ、キバナさん。』
「おー美味そう。」
『ドラパルト、ジュラルドンもどうぞ。』
ドラ「わあ~!今日も美味しそう!」
ジュ「いただきまーす!」
ドラパルトとジュラルドンはおいしそうにカレーを食べる。ユエもキバナの対面に座る。
『いただきます。』
「いただきます。」
ユエは両手を合わせる。キバナもその様子を見て両手を合わせた。
「ほー、美味いな。」
『ふふ、ありがとうございます。』
「…ユエって本当ちんちくりんだよな。」
『ちんちくりん…!?そんなに子供っぽい?』
「どう見ても子供だろ。ほら、たくさん食って大きくなれ。」
キバナはユエにあーん、とカレーが乗ったスプーンをユエに差し出す。
ユエはパクリと食べる。
『子ども扱いしちゃって…。』
「実際子供だろって。」
キバナは自分のお皿のカレーをもくもくと食べ始めた。
ドラ「なんか、キバナ元気なくない?」
ジュ「もしかして、告白しようとしてるのかな。」
2匹はもぐもぐとカレーを食べながらキバナの様子を伺う。
「…こんな美味い飯作れて、子供なんだな。」
『それは褒めてるの…?』
「貶してる。」
『え?なんで急に貶すの?』
ユエはふざけてるだけだと思い、特に傷つく事もなくカレーを食べながら話を聞く。
「カブさんがいない間に家の掃除とかもしてるんだろ?」
『うん。』
「そしてポケモンバトルは今は俺様より強い。」
『ん…キバナさんからバッジは貰ったけど。(現チャンピオンのマサルにも勝ったけど。)』
「……ごちそうさま。」
ジュ「僕もごちそうさま。」
キバナは手を合わせた。
『おそまつさまでした。』
ジュ「ご主人、元気出して…?」
ジュラルドンが心配そうにキバナに近付く。
「聞いてくれよ、ジュラルドン。」
ジュ「どうしたの?」
「俺様は大人だ。」
ジュ「そうだね!ユエをいっぱい子ども扱いしてたね。」
「でも俺様が好きな奴が子供なんだ。」
『!?』
「大人っつーのは、世間の目も気にしなきゃいけない。未成年と付き合ったら犯罪とまで言われるんだぜ、この世の中。」
ジュ「人間って大変だね。」
『………その子供も、その大人の事大好きで両想いなのにね。』
「!」
ジュ「両想いなのに勿体ないね。」
「なあ、どうしたらいいと思う?」
ジュ「簡単だよ!ロトムロトム!」
『…?(ロトム…?)』
ジュラルドンはユエを引っ張り、キバナの隣に並ばせる。
ジュ「写真撮ろうよ!」
『写真…?』
「思い出でも残せってことか?それもいいか。ユエ、写真撮ろうぜ。」
『う、うん。いいよ。』
「ドラパルト、ジュラルドンお前らも入れよ。」
ジュ「うん!」
ドラ「入る入る!」
キバナとユエは前に、ジュラルドンとドラパルトは後ろにポーズを撮る。
「…。」
1枚目、2枚目はそれぞれポーズを撮る。
3枚目、キバナはユエの腰に手を回す。
『…!』
ユエは少し顔が赤くなる。
4枚目、5枚目、とだんだん距離が近くなる。
「最初の奴、SNSにあげていいか?」
『うん、いいよ。』
すべての写真を見た後、キバナはロトムに目配せをする。
そして、ユエの頬にキスをした。
『へっ…!?』
その瞬間シャッターが切られた。
「お、一番いい写真が撮れたな。これをSNSにあげよう。」
『えっ!?そ、それはちょっと!』
ユエが言い終える前に、キバナはSNSにあげた。
#ワイルドエリア、などタグがつけられている。
「お、すぐ反応きたきた。」
『キバナさんのファンのコメントが怖いよ。』
キバナのSNSを見ると、ユエは顔を赤くする。
#ガラル最強カップル
「こうやって、公に公開すれば犯罪がなんだって関係ないだろ。」
『あの…私のSNSにもキバナにちゅーした奴、あげていい?』
「いいぜ。」
キバナはにかっと歯を見せて笑う。
その笑顔にユエは頬にキスをし、シャッターが切られた。
SNSにその写真をあげると、勿論多少はアンチコメントがあった。だが、誰も大人と子供が付き合っている事に違和感をもっていないようだった。
「これで安心してユエと触れ合えるんだな。」
『………嬉しい。私、キバナさんに子供だってずっと言われ続けてて、もう背中を見る事しか出来ないんだと思ってたんだよ。』
「この世の中の皮肉のつもりだったんだよ。堂々と彼女だって言いたかったぜ、ずっと。」
『そっか…そうだったんだ。』
ユエはにこっと笑顔を見せる。
ドラ「ユエ、やっとキバナと結ばれたんだね、おめでとう!」
ジュ「ご主人~!おめでと~!」
「ジュラルドンが写真を勧めてくれたおかげかもな。」
キバナはジュラルドンを撫でる。
『ありがとう、ジュラルドン。私たちのキューピッドだね。』
ジュ「嬉しい!じゃあ、もう後は結婚するだけだね!」
『(結婚はまだ出来ない年だってば!)』
ユエは心の中でツッコミを入れ、クスクスと笑っていた。
「ユエ。」
『どうたしたの、キバナさん?』
「来い。」
キバナはユエの腕を掴み、自分の腕の中におさめる。
『キバナさん…!』
「もういちゃついても問題ないだろ?」
『…うん。キバナさん、大好き。』
「俺様も。」
2人はだんだんと唇との距離を縮め、重ねた。
暫く後、SNSを開くと、ワイルドエリアでイチャイチャとしているユエとキバナの写真の隠し撮りがよくジムチャレンジャーのSNSにあがるようになっていた。
『まるでフリー素材だね。』
「世間に認められてるからいいんじゃね?」
『ふふ、そうだね。』
ジュ「ユエ~!いつ結婚するのー?」
『(まだ出来ないってば。)』
ユエは笑みを浮かべ、鋼のキューピッドを撫でた。