短編集『二次創作小説』


 幻想郷、ミスチーの屋台。
 ???「もう!地獄の動物霊達のせいで、バカンス台無しよ!」
 ある日巫女服を着た少女(?)はミスチーの屋台でやけ酒飲んでいた。
 ミスチー「あのーお客さん、、、、、、もうその辺で、、、」
 ???「だめよ!飲んで飲まくって、ストレス発散しないともたないわ!」
巫女服少女はごくごくと酒を平らげた。
 と、、、、、、
 ???「ごめんください、、、、」
 黒いドレスに眼鏡をかけた少女(?)が屋台にやってきた。
 ???「、、、、、あなた、、、、噂の『血吸い木兎(もくと)?」
 ???「あら、お分かりで、、、、フフフ、、、あなたは、、、?」
 ???「私は、、、、、まあ、、妖怪山に住んでいる『カタツムリの妖怪』と思って貰っていいわ、、、、」
二人は自然と会話になり、カタツムリの妖怪と言った少女の愚痴を聞きながら血吸い木兎が優しく話しかけると、どこから現れたのか?胎児の髑髏首飾りとボロボロの法衣を着た少女(?)が慌ててミスチーの屋台にやってきた。
 ???「すいません!『八雲紫』さんがどこにいるか知りませんか!」
 ミスチー「ああ、それなら、、あのスキマ妖怪はバカンス、、、じゃなくて結界の仕事の為に外の世界へ行ったので、、、いつ戻ってくるか分からないらしくて、、、、」
 ???「そ、、、そんな、、、、」
 法衣を着た少女は困り果てた。
???「あなたは、、、、?」
 ???「見かけない妖獣さんですわね、、、、」
 カタツムリの妖怪は法衣を着た少女に話しかけた。
 ???「あなた、、、、まさかと思うけど、『畜生界の妖獣』?」
 ???「!、、、あ、、、、」
 畜生界の妖獣と呼ばれた少女は少し慌てた、、、、。
 ???「その様子だと巻き込まれた感じね、、、」
???「うん、、、、オレ、、、じゃなくて、私はいつものように人間狩りをしていたら、、、たまたまそこにいたヤクザ同士があらそっていて、、、、」
 気がついたら幻想郷で気絶していた、、、。だから帰る為に境界で操る八雲紫を探していたと、、、、。
 少女はしょんぼりしていた。
 ???「大丈夫よ、私が畜生界へ送ってあげるから、、」
 ???「え!」
 ???「あら、、あなたは、もしかして偉い人か妖怪賢者様ですか?」
 ???「まあね、詳しくは言えないけど、力のある妖怪でね、、、、、、それくらいなら地獄へ送っていく自信はあるわよ」
???「なるほど、、、、ところで妖獣さん、良かったらここで食べませんか?ミスチーさんの八つ目鰻は美味しいですわ。私が奢りますので、、、」
???「あ、、ありがとう!」
 畜生界の妖獣は喜んだ。
 と、その時!
 ―助けて―
 ???「「「!!?」」」
 ―伝説の魔法騎士達よ、、、、―
 パァ、、、
 ???「わ!?」
 ???「きゃ!」
 ???「な、何!?この光!」
 フ、、、、、、
 ミスチー「な、なんだったの?今の光は?」
 からーん
 ミスチー「あれ?お客さん?」
 シーン、、、、、、
 ミスチー「、、、、く、、、、」
 食い逃げだあー!!!!ミスチーは怒りを込み上げてさけぶのだった。
 ――
 セフィーロ
 クレフ「ついに始まるのか、、、、」
 クレフは悲劇が始まるであろうエメロードの死の未来に憂いていた。
 クレフ「、、、、、結局、、、」
 結局、、、、守れなかった、、、。
 いや、見守るしかなかった、、、、。
 あの日エメロード姫の柱が決まった時、運命が定まってたのだ。
 それでも、悲劇の運命が来ない事を祈っていた。
 クレフ「エメロード姫、、、私の心が知ったら悲しんでいたのだろうか、、、、?」
 それとも、、、、いや、今悔やんでも仕方がない。
 そろそろ魔法騎士が来る頃だ、、、、。
 気を締めていかねれば、、、、、。
 ???「うお!なんだこれ!?新種の妖怪魚か!」
 ???「いや、こいつ神獣の一種よ。式神みたいけど、、、」
 ???「どうやら魔法の原動力を使っているようですわね、、、魔力を一切感じられませんが、、、、」
 来たか、、、、
 クレフ「待っていた、、、、」
 クレフはフューラが連れて来たであろう魔法騎士達を見た、、、、、。
クレフ「ここはセフィーロ、、、、、、、意志の世界で、、、、、、、、」
 ???「カブっ!」
 ぶちっ!
 フューラ「ピキーーーっ涙!!」
 クレフ「、、、、、、へ?」
 畜生界の妖獣「もぐもぐ、、、、あっ、分かった!こいつ、心で動かしているんだ!」
 血吸い木兎「心、、、、ですか?」
 カタツムリの妖怪「ちょっとあなた!かわいそうな事しないでよ!ヒレが千切れて痛かってるじゃない!」
 、、、、、エメロード姫が召喚したのは、、、、
 クレフ「な、、、な、な、な!」
 人型の知能を持った『魔物』だった、、、、。
 クレフ「なんだお前らああああああああああああああ!!!!?」
 ――――魔法騎士❌→妖怪⭕️!――――
 ――――――
 ――――
 ――
――
 クレフは頭を抱えた、、、、。妖怪と呼ばれた魔物(?)、、、、。
 しかも、自分より強いと肌で理解した。
 クレフ「い、一応、自己紹介してくれないかな、、、?念のため」
 カタツムリの妖怪は渋っていたが、状況は状況なので、仕方なく自己紹介した。
 海「私は龍咲海、三千歳の出世法螺よ。守矢のアホ神を監視、またはフルボッコよ(カタツムリの妖怪)」特徴、美しい姿で水色の髪、金色の瞳にシカの角、魚のヒレに似た耳と蛇の尻尾、尻尾の先に法螺貝付き。なんか、聞き捨てならんような、クレフより歳が上と言うか、神をボコるとか、酒臭い魔物、、、、。
 続けて血吸い木兎はニッコリと笑って自己紹介した。
 風「私は鳳凰寺風、吸血鬼と姑獲鳥のハーフですわ。普段は人間の血と精気を吸っています(血吸い木兎)」特徴、妖艶な姿で紅い髪に血に染まった瞳、羽角付きと翼と尾先。なんか、血を吸うとか精気を吸うと言いながらクレフを美味しそうな目で見つめている。
 そして、最後の畜生界の妖獣は口から青い炎を吐いて元気良く自己紹介。
 光「私は獅堂光、狗神盗賊団で沼狼鬼(しょうろうき)族だ!いつも✖️✖️✖️をしているよ!(畜生界の妖獣)」特徴、見た目が子供と裏腹に恐ろしい(?)姿で燃え上がる蒼い髪と青い瞳、2本の鬼の角と犬耳、鋭い爪、やたらと大きな尻尾。なんか、やばい事を平然と言ったような以下略。
 クレフ「とりあえずお前達がヤバい魔物だと分かった」
 クレフは極めて冷静に、、、冷静に話した。
 クレフ「で、、、お前たちは魔法を使えるか?」
 海「魔法?」
 風「魔法の呪文は使えないですが能力なら、、、、」
 クレフ「能力?どんなだ?」
 海「常世の海を渡る程度の能力」
 クレフ「さっぱりわからん」
 風「赤ちゃんを攫う程度の能力ですわ(自己申告)」
クレフ「、、、、それは能力なのか?と言うか攫うな」
 クレフは目眩をした。
 クレフ「で、お前は、、、?」
 光「私は大した能力じゃないけど、、、、」
 クレフ「ほう、どんななのか?」
 すると光はにぃと不気味に笑った、、、、、。
 光「『意志の心を喰らう程度の能力』ぺろり、、、、、

 クレフ「意志の心を喰らう程度、、、、?」
 クレフはガタガタと震え出した。
 セフィーロは意志の世界。意志の力で魔法をうみだしたり、場合よっては魔物さえ生み出す、、、、。つまり、光の能力は、、、、、、。
 クレフ「一番、危ない能力じゃないかアアアアアアアア!!!」
 クレフは絶叫をした!
 クレフ(まずい、、、、、この魔物の能力は危ない、、、、こんな奴がいたら魔法やら精獣やら食い潰す!)
光「ところでクレフ」
 クレフ「なんだ」
 光「エメロード姫を『食い殺せ』ば、この世界は助かるだろ?」
 クレフ「!、、、、、なぜ、分かった!」
 光「クレフの心を『一口食べて』、、、ぺろっ」
 クレフ「食べるな!」
 風「あら?光さん、それは本当なんですか?」
 光「うん、この世界の柱であるエメロード姫がザガートを恋したせいで平和を祈れなくなったから、自分を殺してもらう為に私達を召喚して、、、、、」
 海「、、、、それは聞き捨てならないわね、、、、、」
 海は呆れてながら、クレフに近づいた。
 海「クレフ、、、、召喚され、落ちてる間にこの世界の情報読んだんけど、、、」
 クレフ「、、、、、な、、、なんだ、、?」
 海「この世界はもう『寿命』よ」
 クレフ「なに!?」
海「一、柱達の鎮魂祭を祀らなかったせいで、祟り神になりかけている」
 クレフ「、、、チンコンサイ?、、タタリカミ?」
 海「ニ、柱を殺した魔法騎士達の恨みと悲しみが『負』となって、汚染されているわ」
 クレフ「、、、、『フ』?」
 海「分かりやすく言えば、、、、、、、、」
ペラペラペラペラペラペラ!
 あまりにも膨大な情報量にクレフの脳がパンクしそうだった。
 海「つまりね、次の柱を見つけても、『怨念』と『捻れた理』で、すぐに柱が駄目になるわ。やがて消滅する運命、、、、」
 クレフ「消滅、、、、、、」
 クレフは股から崩れた、、、、。
 絶望した。
 クレフ「、、、、、も、、、もう助からないのか、、、?」
 海「、、、、一応、帰る前に世界のバランスを安定させるけど、柱制度は考え直した方が良いわ、デメリットが大きすぎるし」
 風「あら海さんはすごい事を出来るんですね」
 海「まあね、私のパパは『幻想鄕』の龍神だからね」
 光「幻想卿の龍神!?」
 光は自分の身長より長くて重たい尻尾をもふっもふっと振った。
 光「海ちゃん、すごい妖怪だったの!」
海「ふふん、まあね。パパには及ばないけど、神の力ならある程度使えるわ、なんなら自慢の力を見せてあげ、、、」
 ???「フフフ、楽しそうで悪いけど、ここで死んでもらうわ!」
ひゅう!ドス、ドス!(氷の矢)
海「きゃ!?」
 風「あら?」
 クレフ「、、、!『アルシオーネ』!?」
 クレフが落ち込んでいる間に敵の魔導士アルシオーネがやってきた。
 クレフ「お前達逃げ、、、、てくれるかな?」
 海「別に良いけど、、、、」
 風「私達が力の差を見せた方があっちがにげますよ?」
 海「どうする光?あなたも見せつけて、、、」
 すでにいなくなっている。
 海「あれ?光は??」
 風「どちらへ行かれてしまったでしょうか?」
 アルシオーネ「ぎゃああああああああああ!!」
 海、風「「、、、、、あ」」
 クレフ「、、、、、はい?」
 光「はあ、はあ、お姉さん、、、、」
 なんと!光はアルシオーネを押し倒して、息を荒く吐いて、発情していた!(ファンの皆様!すいません!)
 光「オレと交尾をしてくれませんか?(ヨダレダラダラ)」
 アルシオーネ「は、放せ!放しなさい!」
 光「やだ」
 光はアルシオーネの薄い服をビリビリと破いた。
 アルシオーネ「ひいいいいいいい!?」
 光「おお、、、、ぼいんぼいん♪」
光はアルシオーネの露出した乳首をぺろりと舐めた、、、、
ぺろ、
 アルシオーネ「ひゃん!」
 チュパ、ぺろ、ちゅる!
 アルシオーネ(な、何、、、?身体が熱い、、、、?)
 光「ふっふっふ、、、、気が付いたようだな、、、」
 アルシオーネ「き、キサマ!!な、何をした!?」
 光「何、、、大した事ないさ、、、、、」
 光はにぃと笑った、、、、、、。
 光「ただな、、、、、オレのご先祖様、、、、、『ろき様』は好色でドスケベな神様でね、、、、、そのせいか、淫らな血と妖力を持っていてな、、、、、アソコを舐めただけで、あっさりと昇天、、、❤️」
 アルシオーネ「な、、なんですって!?」
 アルシオーネはギラギラと瞳を輝かせる光の顔を見て震えた、、、、。
 光「さあ、、、オレの舌でま○こを掻き乱され、地獄の、、、、」
アルシオーネ「い、いや、、、、」
光「地獄の快楽で✖️✖️✖️や✖️✖️✖️で堕ちちまえぇぇぇぇ!!」
 アルシオーネ「イヤアアアアアア!!!」
 ドゲシっ!
 光「ぐへ!?」
 突然、光がアルシオーネの谷間に埋めて気絶した。
 海「本性現れたわね、、、、」
 よく見ると海が光の頭を足で踏みつけていた、、、、、。
海は首根っこ掴んで光を無造作に投げ捨てると、アルシオーネに
 海「ほら、『チャンス』をあげるから逃げなさい、、、、そして」
―私達に見つからないように身を伏せなさい―
 と呟いた。
アルシオーネ「く!」
 アルシオーネは急いで馬を召喚し、それを乗って逃げた、、、、、。
光「いってぇぇぇぇぇ!何すんだ海ちゃん!?」
海「アンタはアホか!!おもっきし、私達の方が悪役じゃない!」
 光「良いじゃねえか!あんなおっぱいぼいんぼいんの人間の女、、、、それも上質な心がうまそうだったんだ!」

 海「どこが、上質な心なのよ!心眼で見たらドス黒くてヘドロ並みに汚かったわ!」
光「そこが良いんだよ!納豆と思えばネバネバして美味しいだろ!」
 ぎゃあぎゃあわーわーと騒ぐしりめに、風とクレフは静観していた、、、、。
 風「楽しそうですわね」
 クレフ「そ、そうか?」
 ――――――――――
ザカートの城
 ザカート「、、、、、、、」
 すう、、、(水晶を持ち上げる)
 ぼう、、、、。
 海『だいだいね、、、、あなたみたいな、、、、!』
 光『んだとコラ!』
 風『まあまあ落ち着いてくださいな、、、、、』
 ザカート「、、、、、、、、」
 ザカート(色んな意味でヤバい汗)
 ザカートは汗をたらした、、、、。
 今まで、強敵な魔物を討伐していだが、人型で知能を持った魔物は初めてだった。
特にあの蒼い魔獣(?)は色んな意味で危ない。
 ザカートが愛したエメロード姫を襲うかもしれない、、、、。
ザカート(落ち着け、、、、、私よ、、、、、)
 軽く目眩をしたが、むしろ強敵な魔物達相手に気を引き締め、
 やる気を出した、、、、。
 ザカート「今更何を恐れている?」
 ザカートは少し笑い、そして悲しみ、、、複雑な思いをはぜ混ぜながら、高笑いをした。
 ザカート「来い!伝説の魔法騎士達よ!」
 ―お前達が魔物であろうが私は覚悟している!私は神官ザカート!私の意志の力で、お前達の強さをねじ伏せてやる!―
 ――――――
 海「、、、、で、沈黙の森へ行けば良いんだね」
 クレフ「そうだ」
 光「すごいなあ海ちゃん、、、、見知らぬ世界でも対応している」
 風「龍神様の娘でしょうね、、、、私達より長生きしていますから、、、、」
 風はふと、思い出したように光に話しかけた。
 風「光さん、大丈夫なのですか?」
 光「何が?」
 風「いきなり幻想郷に迷い込んだ挙げ句、魔法騎士になってセフィーロの崩壊を止める為に、、、、」
光「止める?」
光は牙を見せて笑って見せた、、、、、。
光「別にセフィーロを助けるつもりなんてこれっぽっちもない、、、、むしろ好機だ、、、」
風「好機ですか?」
光「セフィーロは意志の世界、、、つまりオレにとってはパライソだ、、、、」
風「、、、、、、」
 光「しかも今、世界が混沌と入り混じっている、、、」
 ―オレの好物は恐怖と快楽、怒り、喜び、憎しみ、嫉妬、怠惰、悲しみ、不安、悪、善、など、隠と陽が混じり合い、、、、腐敗じみた心、、、、特に快楽の心が練れば練るほど甘い蜜が溢れ、、、くっせぇほどドス黒く、、、純度が高い蜜、、、―
 光「つまりオレにとっては極上のヒロポン(麻薬)だ。こんな美味しい『異変』を逃すわけがない!」
光は舌なずりして、目の前の風景を眺めた、、、、、。
 風「、、、、、あなたも、、、、」
 光「、、、、、、」
 風「あなたも『悪い事』お考えようですね、、、、」
 風はくすくすと、楽しそうな光を見て笑った。
 風「『吸血鬼異変』、、、知ってますか?」
 光「、、、風の噂で知っている。たしか、幻想郷に侵略しようとしたテロ吸血鬼軍団だろ?」
 風「まあ、そんな感じで、、、、私は割と楽しかったですわ。結局失敗して、吸血鬼のみなさんが血を吸う事を禁止られ、不便な生活をしています、、。ですが、そんな事をどうでも良いですわ」
 ―私が欲しいは狩りのカリスマと拷問、、、、特に名声と快感ですわ、、、、、人間達が私の事を恐怖し、狩られ狩ってまた狩られ、、人間達が私を退治しようと躍起になって私を探し出し、、、私はそれを欺いてかわし、時にはわざと捕まり、拷問され殺される恐怖を体験しスリル満点な快感、、、、―
風「あの狭い世界よりこっちの方が遥かに楽しいですわ、こんな混沌とした世界でたとえ短い時間でも、人間達を怖がらせるし、どんな拷問されるか、、、ああ!ゾクゾクするわ!」
 風は紅く染め、腰をモゾモゾしていた、、、、。
 光「、、、良いイカれ具合だ。お前の心が甘い蜜が溢れているな」
 風「なんなら私の心を食べますか?『共食い』は案外悪くありませんし、セッ○スもOKですわ」
 光「、、、気に入った、、お前はオレの雌フクロウにする」
 風「ありがとうございます」
 風はお辞儀して、二人はくすくすと笑った。
 と、
 海「ああしまったああああああ!?」
 光、風「「?」」
 クレフ「ど、どうしたウミ?」
 光「どうしたの?海ちゃん?」
 風「一体何が、、、、」
 海「お勘定、、、忘れた、、、酒代」
 風「、、、、、、あ、、、、、」
 モヤモヤ〜〜ン
 ミスチーの屋台
 ミスチー『この泥棒!金返せ!泣』
 チーン、、、、、、、
 海「、、、、、」
 風「、、、、、」
 海と風はしばらく沈黙し、そして何も分かってない光とクレフは二人を見つめていた、、、、。
 海は口を開いた。
 海「クレフ、、、ごめん」
 クレフ「どうした?」
 海「、、、、、一旦戻る」
 クレフ「、、はあ!?」
海「ごめんね、すぐに幻想郷へ、戻るわ!ミスチーちゃんに謝らなきゃ!、、、それにパパに今回の事を報告しないと行けないし、有給手続きしないと、、、」
風「そうですね、、、、私も支払らないといけませんし、空お姉様にしばらく出かけると伝えないと、、、」
 クレフ「おい、待て、、、お前達の異世界は帰れないぞ?」
 海「光はどうするの?」
 光「そうだな、、、、、いきなり用意もせず、出発したら迂闊に危ないだろうし、、、とりあえず幻想郷で一旦戻って、何が役に立つものの道具を買ってくるわ」
 クレフ「いや、だからお前達、、、」
 光「風ちゃん、ごめんだけど風ちゃんの家に一晩止まって良いかな?」
 風「良いですわ、巻き込まれて疲れているでしょうですから私の家に泊まってください」
 海「ええっと、パパになんて言おうかな、、、?『セフィーロで魔法騎士となりエメロード姫討伐』と報告書でいいかしら、、、、」
 クレフ「だからお前達は帰れないと言っただろうか!!」
 クレフはしばらくぜいぜいと喘息ぎみに吐いた。
 クレフ「あのな、、、一度呼ばれたらエメロード姫を、、、、使命を全うしないと帰れないぞ、、、」
海「大丈夫よ、私の能力で幻想郷へ戻れるわ」
 クレフ「、、、、は?」
 海は手をかざすと、深呼吸をして、気合いで吐いた。
 海「てい!」
 パシッ!
 クレフ「?」
 、、、、、
 、、、、パアア、、、
 クレフ「!」
 ドーン!
ドバァアン!!
 突然鳥居が出現し、入り口がら水が流れ出した。
 よく見ると鳥居の中は見た事もないあたりいちめんに
海が広がっていた、、、、。
 光「へえ、、これは海ちゃんの能力なんだ、、」
海「まあね、ちょっと不便だけど、、、」
 海は光、風、クレフに説明した、、、。
 海「あの世界は常世の海で神の世界、、または壌土の世界の海と呼ぶ。地獄、天国、または別の世界へ渡る事が出来るわ。ただし島国へ渡るには特別な船を乗らなければ行けないし、道を間違えると、永久に海のど真ん中で彷徨う事になるわ。私はこの能力おかげでどこでも行けるし、道を覚えているから幻想郷へ辿りつけるわ」
 すると海の身体が光出した。スルスルと胴体が長くなり、やがて一匹の竜になった。、、尻尾の先は法螺貝を付けたままだが、、、。
 海「ほら、乗って、服がびしょ濡れになるのが難点だけと、あなた達は気にしないみたいだから、問題ないでしよ?」
 風「確かにそうですね」
 光「オレは血の雨に慣れているから問題ないな」
 光と風は竜になった海の背中に乗った、、、、。
 海「それじゃあクレフ、また戻ってくるわ」
 海は鳥居にくくるとすいすい常世の海を泳いだ。
 その瞬間、鳥居が消えた、、、、。
 クレフ「、、、、、、、」
 ザカート『、、、、、、、、』
 クレフとザカートは唖然とした、、、、。
 まさか、この方法で出来るとは、、、、。
 エメロード姫の召喚魔法はなんだっただろうか、、、、?
 クレフとザカートは思わずツッコミした。
 クレフ、ザカート「「勝手に帰るなああああああああああ!!(ハモった)」」
 続く、、なのか?
 
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