短編集『一創作小説』

『牧原琴音(まきはらことね)』は妖怪捕獲屋である。
妖怪捕獲屋とは妖怪を捕まえ、企業やオークションに売るという仕事だ。
なぜ、そんな仕事をしているかというと、妖怪の退治をするより、稼ぎがいいからだ。
「さて、今日も仕事するか」
琴音はさっそくターゲットの『蛇虎(だこ)』を探し始めた。
蛇虎とは蛇妖怪である『龍蛇(りゅうだ)』から派生した虎男のような妖怪だ。
特徴は額に角があり、翼を生えた虎男で腰には蹴爪があり、蛇の尾をした姿だ。
蛇虎の毛並みが美しく綺麗なため、コレクターに人気があり、高値で売れるのだ。
それに蛇の血が入っているため、虎男のペニスも漢方として高く売れる。
そのせいか、蛇虎の捕獲依頼は結構多い。
だが、厄介なことに蛇虎はかなり強い上、賢いのだ。
並みの捕獲屋では相手にならないので、大抵は琴音が一人でやることになっている。
今回は『黒い蛇虎』と呼ばれる個体がいるらしく、強さと美しさからかなりの値段がつくらしい。
なので琴音は黒い蛇虎を見つけたら、自分のコレクションに加えようと決めていた。
そのためにはなんとしても捕まえなくてはならない。
「お、いたな」
琴音の視線の先には一匹の蛇虎を見つけた。
しかし、この個体はノーマルタイプで珍しいものではない。
だが、この辺りに『黒い蛇虎』が出るという噂があるのだ。
恐らくこの個体は黒い蛇虎の子分か子供なのだろう。
つまり、親玉である黒い蛇虎を見つければ、一気に大儲けができるということだ。
琴音は早速、子分の蛇虎を捕まえる事にした。
まずは、かなり大変だが子分を拘束する。
そして、暴れる子分に強力麻酔薬を注射した。
強力な麻酔薬のため、すぐに効果が出て、子分は眠ってしまった。
次に首輪をつけて、鎖で繋いだ。
これで子分は逃げることはできないだろう。
後は親玉が来るのを待つだけだ。
それから数時間後、ようやく親玉が来たようだ。
現れたのは漆黒の蛇虎、、、蛇の尾の付け根に鶏のような黒い尾羽がある。
美しい毛並みに大きな目、そして大きな牙を持った妖獣だ。
間違いなく今回のターゲットだ。
琴音はすぐさま捕縛用対魔銃を取り出し、撃った。
弾は見事に命中した。
あっさりと捕まえたことに拍子抜けしたが、まだ油断はできない。
このまま檻に入れて運ぶだけだ。
琴音は用心深く黒い蛇虎に近づいた時だった。
「お前か、、、我が子達を攫いに来た愚か者は、、」
突然、背後から声がした。
慌てて振り返ると、そこには一人の女が立っている。
長い黒髪と水牛の角に似た黒光りの角、金の瞳、黒い魚のヒレに似た耳、鴉の翼、手足と背中は漆のような黒い鱗、黒鶏の尾羽、腰には蹴爪、太くて逞しい黒い蛇の尻尾、そして、色鮮やかな紅い模様をもつ少女、、、、。
『龍蛇』だった。
琴音はしまったと思った。
これは『罠』だと気づいた時はもう遅かった。
『蛇虎』に気を取られていた隙に、『龍蛇』に背後を取られてしまったのだ。
しかも捕まえたはずの黒い蛇虎は捕縛用の縄を引きちぎったうえ、仲間の蛇虎を呼び寄せて、琴音を取り囲んだのだ。
どうやら、最初から琴音を嵌めるつもりだったようである。
完全にしてやられた。
「全く、、、『妖怪の売買』なんて人間界でも良くないことなのに、、まあ、妖怪の世界でもあまりいいことではないけど、、」
龍蛇は呆れたようにため息をついた。
「くっ!騙したのね!?」
「ええ、そうよ、、私は別に正義の味方ではないからね、、それに、あなたはやりすぎたのよ、、ただの『退治屋』なら目を瞑ったかもしれないけど、、」
「だったらなんだっていうんのよ?」
「あなたみたいな『密猟者』には容赦しないってことよ!」
そう言うと、龍蛇は彼女の退魔用の防弾チョッキごと破壊し、丸裸にした。
「きゃあっ!!」
「あら?意外と可愛い悲鳴あげるのね、、」
彼女は思わず悲鳴をあげてしまった。
というのも、彼女が着ている退魔用の防弾チョッキはかなり頑丈にできているのだが、それを簡単に破壊されたうえに、服まで破かれてしまい、下着姿にされてしまったからだ。
いくら強いとはいえ、やはり乙女であるため、恥ずかしくないはずがない。
龍蛇はするすると蛇の尻尾で琴音の両腕を縛り上げた。
「さてと、、、貴女の処罰だけど、、」
龍蛇はにやりと笑った。
「貴女の腕は確かだし、なかなか優秀だから、私の『仲間』にして妖怪捕獲屋達を始末するように命令してあげるわ、、くくく、、、何、貴女を調教すればすぐに従うようになるわ、、大丈夫よ、、私好みの、、、素敵な肉奴隷にならぬ『蛇奴隷』として可愛がってあげるから、、」
そう言って舌なめずりをする龍蛇の姿は恐ろしくも美しかった。
(くそっ!!こんなことになるなんて!)
琴音は心の中で毒づいたが、もはや手遅れであった。
龍蛇は琴音のブラジャーを蛇の舌で器用に外すと、その形のいい胸を揉み始めた。
「んんっ」
琴音は思わず甘い吐息を漏らしてしまう。
そんな様子を楽しそうに見つめながら、今度は下半身に手を伸ばす。
そしてショーツの中に手を入れると、割れ目に沿って指を這わせていく。
同時に乳首にも吸い付き、もう片方の胸にもしゃぶりついた。
「ひゃうんっあっ、だめぇっ!?」
あまりの快感に耐えきれず、腰を浮かせてしまう。
だが、それでも構わず責め続ける。
やがて龍蛇は彼女のショーツを破り捨てると割れ目から秘部へと舌を入れ込んだ。
ぬるりとした感触が膣内に侵入してくる感覚に身震いしてしまう。
さらにクリトリスを指でつまむと同時に強く吸い上げられる。
その瞬間、目の前が真っ白になり、頭がおかしくなりそうなほどの快感に襲われた。
琴音は身体を弓なりに反らし絶頂を迎えたのだった。
「あら?貴女、、?『処女』だったの?意外だわねぇ」
そう言いながら、指を入れてくる。
ぐちゅりという音と共に指が入ってくる感触にまた感じてしまう。
龍蛇は処女膜を破らないよう気をつけつつ、ゆっくりと動かし始める。
最初は痛かったものの徐々に慣れてきて、むしろ気持ちよくなってきた。
それに気づいたのか、龍蛇はさらに激しく動かす。
何度も琴音をイカせ続けた結果、ついにその時が来たようだ。
ずるりと引き抜かれた指先には血が付いていた。つまり琴音は龍蛇によって初めてを奪われたということだ。
その事実に絶望感を覚えると同時に、自分がこれから何をされるのか想像してしまい恐怖が込み上げてきた。
しかし、それ以上に興奮している自分に気づき愕然とした。
そんな琴音の気持ちを見透かしたように龍蛇は言う。
「ふふ、、、もっと拡張して、、、たくさん、、いっぱいいじめて、、愛してあげる、、」
龍蛇は二本の指で膣穴を拡げると、龍蛇の秘部から二本のペニスが生えた、、、、。
そのペニスはザラザラとした表面をしており、とても人間のモノとは思えない形状をしていた。
それが今から自分の中に挿入されると思うと背筋が凍るような思いだった。
しかし、それと同時に期待している自分もいた。
早く欲しいと思っている自分に驚きつつも受け入れるしかないと思い覚悟を決める。
そして次の瞬間、一気に奥まで貫かれた。
「ああぁああぁぁっっ!?」
あまりの衝撃に絶叫を上げてしまう。
龍蛇は手探りで彼女の子宮口をこじ開け、子宮内まで侵入していく。
そして中で膨張し始めた。
龍蛇は慣れた手つきでピストン運動を開始する。
「あひっしゅごいぃっ!こんなのはじめてぇぇえっ!」
今まで経験したことのない快楽に溺れそうになるほど気持ちが良かった。
「どう?気持ち良いでしょう?ほら、こことか好きでしょ?」
龍蛇は琴音の弱点を見つけると執拗に攻め立てる。
その度に意識が飛びそうになるほどの強烈な刺激に襲われる。
そしてついに限界が訪れた。
「イックウゥウッッ!!」
琴音が絶頂に達すると同時に大量の精液を流し込まれた。
龍蛇の精液は媚薬効果があり、摂取すると身体が敏感になってしまうため、一度でも中出しされたら最後、もう後戻りはできないと言われているほどだった。
実際、琴音もすでに何度か達しており、思考能力が低下していた。
「はぁ……はぁ……」
肩で息をしていると、再び抽挿が始まった。
今度はバックで犯され、獣の交尾のような体勢になる。
激しい動きに翻弄されながらもなんとか耐えるが、すぐに次の波が押し寄せてきてしまう。
もう何度目かもわからない絶頂を迎えた時、龍蛇は気が済んだのか?ペニスを引き抜いた。
やっと解放されたと思ったが、まだ終わりではなかった。
今度は龍蛇の尻尾で彼女の膣ににゅるりと入れたのだ。
そしてそのまま前後に動かしてきた。
「やだっ!抜いてっ!!お願いだからぁっ!!」
泣きながら懇願するが聞き入れてもらえない。
ズンっ!ズンっ!と蛇の尻尾で突かれて、、、ギチギチと拡張されていく感覚がある。
琴音は媚薬のせいで圧迫感が快感に変わることに戸惑いを感じていた。
どんどん、蛇の尻尾が琴音の腹へ入っていき、しまいには臍の下あたりまで到達していた。
(うそ、、ここまで入ってるなんて、、)
恐怖を感じる一方で身体は更なる快楽を求めてしまっていた。
やがてお腹がぽっこりと膨らみ始めると、
龍蛇は尻尾を引き抜いた。
「よし、、、、いい感じに拡張できたわね、、」
龍蛇は満足そうな笑みを浮かべると、黒い蛇虎に命令する。
「さあ、彼女を気持ち良くして、、、『孕ませ』なさい、、、」
その言葉を聞いた瞬間、血の気が引いた気がした。
「え、、まさか、、」
琴音は恐怖のあまり震えた声を出すことしかできなかった。
「ええそうよ、、貴女には蛇虎の子を産んでもらうわ、、光栄に思いなさい?」
そう言ってニヤリと笑った。
(嫌だっ!!絶対に嫌よそんなのぉっ!!)
必死に抵抗するものの力が入らない。
それどころか、これからされることを想像して興奮してしまっている自分がいた。
抵抗虚しく、四つん這いの姿勢を取らされると、お尻を高く突き上げるような格好になってしまった。
恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になるのがわかる。
龍蛇に命じられた黒い蛇虎はヨダレを垂らし、むくむくと巨大な男根が生えた、、、。
その男根は猫のようにびっしりとトゲがあり、亀頭の部分からは透明な液体が流れ出していた。
そしてその先端を琴音の秘所へあてがい、ゆっくりと挿入していった。
ずぶぶっという音と共に入ってくる異物感に顔をしかめる。
だが、それも最初だけで、徐々に馴染んでいくような感覚があった。
ズブズブと子宮まで入ってゆく巨根、、、、。
内臓を押し上げられるような苦しさがあったが、不思議と痛みはなかった。
むしろ、気持ち良いくらいだ。
蛇虎の巨根は完全に埋まり、琴音の腹がボコリと膨らんでいる。
その様子を見て満足そうに微笑む龍蛇。
「ふふ、、良い光景ね、、」
そう言いながら、彼女は琴音の身体を撫で回す。
その手つきはとても優しく、まるで恋人にするかのような愛撫であった。
そんな優しい手付きとは裏腹に、蛇虎の下半身では凶悪な獣が暴れ回っているのだから堪らない。
子宮内をぐりゅぐりゅと出し入れされ、カリ首の部分が引っかかって抜けそうになるギリギリまで引き抜かれると、また一気に奥まで突き入れられる。
トゲから分泌される媚薬も手伝ってか、痛みを感じるどころか、むしろ快感を覚えてしまっていた。
「あぁんっ!すごぉいっ!こんなのはじめてぇぇええっ!!」
琴音は涙を流しながら歓喜の声を上げる。
「あらあら、、こんなに乱れちゃって、、可愛いんだから、、」
そう言いながら、さらに激しく動く蛇虎。
パンッパンッという肌同士がぶつかり合う音と、グチュッヌチャッグポッといった淫靡な水音が響き渡る。
琴音の股間からは愛液が大量に溢れ出し、太腿を伝って流れ落ちるほどだった。
そしてとうとうその時が来たようだ。
ドピュッドピュールルーーっ!!ビュルルルーーッ!!ビューーーッッ!! 凄まじい量の精液が注ぎ込まれる。
同時に琴音も絶頂を迎えたようで、身体を弓なりに反らしながらビクビク痙攣している。
その表情は完全に蕩けきっており、口の端からは涎を垂らしていた。
長い射精が終わり、ようやく解放された時には完全に脱力しきっていた。
「受精したようね、、、蛇虎の精子が卵子を探しているわよ、、もうすぐ産まれるわ、、楽しみだわぁ、、」
龍蛇はうっとりとした顔で言う。
その言葉に絶望を感じると共に、恐怖を覚える琴音だったが、それ以上に期待している自分に気づいてしまった。
こうして龍蛇に捕らえられた琴音は蛇虎との交尾を受け入れてしまい、妊娠してしまうのだった。
それから琴音は龍蛇の調教を受け続けることになる。
始めは琴音を亀甲縛りにしてバイブを突っ込み放置するというものだった。
しかし、それだけでは飽き足らず、琴音のクリトリスの包皮を剥いて露出させ、そこに電極パッドを貼り付けるという責め苦を与えたりもした。
琴音はあまりの苦痛に泣き叫んだが、それでも許してもらえなかった。
次は仲間の龍蛇の輪姦だ。
龍蛇の雌達は琴音を犯しまくり、何度もイカせた後に中出しする。
琴音はその度に絶頂に達し、潮を吹き出すほど感じていた。
そうして数日間過ごした後、ついにその日がやってきた。
琴音のお腹は大きく膨れ上がり、臨月を迎えていた。
そのお腹の中で蛇虎の赤ちゃんが蠢いているのが分かる。
琴音は恐怖に怯えながらも、どこか期待に満ちた表情をしていた。
そしてついにその時が訪れる。
蛇虎の出産が始まったのだ。
琴音の膣穴から一匹の黒い蛇虎が這い出てくきた。
その姿は虎の仔どもそのものだ。
龍蛇は蛇虎の仔どもを抱き上げると、すぐに別の蛇虎が琴音を交尾し始める。
二匹目の蛇虎を出産した後、今度は三匹目を産み落とすことになった。
その後も休む暇もなく次々と産まされる琴音。
琴音は快楽に溺れ、もはや何も考えることができなくなっていた。
数ヶ月後、琴音の身体が変化をした、、、、。
角ようなモノが頭から生えており、耳が尖り、金の瞳、腰の両側に蹴爪が生え、蛇の尻尾が生えている。
龍蛇特有の特徴が現れたのである。
これで彼女も立派な龍蛇となったのだ。
「ああああ!気持ちいい!!」
今日も琴音は犯されている。
やがて彼女は密猟者である『妖怪捕獲屋』達を抹消していくことになるのだが、それはまた別の話である。
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