崩落編
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(アニス、花、ナタリア、アッシュ、ジェイド)
「ハナも随分戦闘に慣れてきたね」
「えっ!ほんと?」
「さっきのデカい魚と戦ったとき!イイ感じだったじゃん。今までほとんど戦ったことなかったのに短期間でこれならセンスあるんじゃない〜?全然そんなふうに見えないけど」
「やった!」
「ハナは、今まで戦闘の経験は全くありませんの?」
「ぜんぜん。アニスのおさがりを貰うまで、武器握ったことすらなかったし、運動も苦手だし…旅の途中で譜術を教わって、初めて成功したのもザオ遺跡のときとかだよ」
「まあ!そうでしたの。私はてっきり、ハナはもともと戦いの心得を多少学んでいるものだと思っていましたわ。戦闘で大きく動くことは少ないけれど、その中でハナ行動はいつも的確ですもの」
「あー確かに、譜術覚えたてで実戦経験ない人とか、時と場合を弁えないで使う人たまにいるよね。狭い室内でスプラッシュ!とか。濡れるっちゅーの。その点ハナはその場その場のチョイスを間違えないよね。ねえアッシュ?」
「なんで俺に振るんだ…」
「(譜術使うのにもそんなTPO気にするとかあるんだ…そ、そんなの考えたことなかった…) わ、わ〜、二人ともありがとう!ねえアッシュ的には?わたし結構見込みあるのかな?」
「知るか、ジェイドにでも訊け」
「え〜つれないなあ、アッシュの評価聞いてみたいのに…ね、ジェイドさん話聞いてました?わたしの戦いレベル、いま何点くらいですか?」
「30点くらいですかね」
「えっ低、あれでも思ったより高い…?うーんすごい微妙!」
「譜術や戦術のセンスはともかく、戦闘中に何もないところで転ぶ癖はどうにかしてもらわないと困りますよ」
「うっ。だって状況見たり次のこと考えたりしてるといっぱいいっばいで足がうまく動かないんですよ…もつれちゃう…」
「どん臭いな」
「うっ」
「ハナ、響律符つけてから体力とか運動能力とかマシになったっぽいけど、それでも今のハナはせいぜい普通よりちょい上の民間人レベルだからね〜。元がどんだけ低いのってカンジだよ」
「偶然に頼ってばかりもいけませんよ〜」
「(さっきのバレてる…) うう…やっぱり術や響律符があってもトレーニングはちゃんとしなきゃ駄目なのか…。やだなあ、わたし体力テストいっつも評価Dだし、50m走10秒台だし、跳び箱飛べないし、泳げないし…運動ほんとにだめだめで…」
「? あまりよくわかりませんけれど、能力は努力でいくらでも向上しますわ!ハナも今度、私と一緒に鍛えましょう。私が考案したナタリアブートキャンプで!」
「なにそれ…???」