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マスカレードを壊したい
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ナポリにあるヌオーヴォ城でしか見る事は出来ないと思っていた。
1つ1つが大粒の宝石の様に光輝く大きなシャンデリアの光は、私には眩しくて思わず目を細めた。
そして誰でも1歩足を踏み入れれば、まるで女優にでもなった気分になれるだろう。品のいい多くのドレスやワンピースが飾られている中に、私は思わず目を回してしまいそうになる。
こんなにきらびやかな高級店へ入ったのは初めてで、場違いな気分になりソワソワして落ち着かない。
「いや、それよりもこっちの方が品がいいんじゃあないか?」
私はいつも座っている質素な椅子とは明らかに違う尻を優しく包み込む椅子へと座りながら、定員と数着のワンピースへ視線を向けつつ話し合い難しい表情を浮かべる彼を見つめていた。
一体どうしてこんな状態になったのかと言うと、プロシュートから受け取った1枚のチケットが原因だ。
サン・カルロ歌劇場。
南イタリアの大都市ナポリが誇るヨーロッパ最古の現役オペラハウスだ。観光ツアーにも組み込まれる程の歴史がある。
その歴史ある歌劇場へは、普段着やいつも着ているスーツでは女性だと浮いてしまう。
私が持っているちゃんとパーティーに着るお高めなワンピースは、リゾットが用意してくれた1着しかない。
任務でもそういう場所は滅多に無いのでそれを着回していたのだが、彼に言ったら即座に却下された。
何でも他の男が買った服を身に付けて欲しくないとか。
もう選び続けて30分は経つ。私は椅子に座ったまま視線が合った彼へと手招きすれば、傍へ寄せてから口を開く。
「ブチャラティ、そんなに張り切らなくても…。」
「名前、おまえが他の男と行くとしてもだ。ちゃんとした場所には正装が必要だぜ。」
「ちょ、ちょっと変に勘違いされそうな言い方止めてよ!」
「だが本当の事だろ。まあ、まだオレとも付き合っていないしな?」
「うっ…。」
しかし返ってきた言葉にハッと周りの視線に気付けば、慌てて彼を引き寄せ耳元で小声で注意する。
だが、あまりにも正論過ぎてこれ以上何も言えなくなった私を鼻で笑えば顔を寄せた私に不意打ちのキスをして再度背筋を伸ばして定員の元へと向かった。
ブチャラティ不服そうだけど、どこか楽しそう。
私は彼の触れた柔らかい唇の感触が残る頬を指先で触れる。
そして黒いレースが首元から袖まで覆う上品なワンピースが目に入った。胸元からはサテン生地で腰から下がフワッとしたフリルが広がり、キラキラとしたラメが散りばめられたワンピースに決めたのか定員へと渡した彼を見て思う。
以前、リゾットからプレゼントされたワンピースは綺麗なブルーのモノでスリットが入っていた。
リゾットは顔色変えずに渡してくれたが、後からメローネが楽しげに「あー楽しかった!まっさか、あのリゾットがあんな顔でワンピースを選ぶなんてね!!」と笑いながら話していたっけ。
リゾットも選ぶ時はこんな感じだったのかな?
改めて貰ったワンピースを大事にしようと想い出に浸っていると、私を影が覆い顔を上げると彼が見下ろしていた。
「さて、着替えて貰おうか名前。オレに先に見せてくれないか?」
「嫌って言っても無駄なんでしょ?」
「当たり前だろ。何で先にあいつに見せなくっちゃあいけないんだ。」
「はいはい、覗かないでね。」
彼の手を取り立ち上がればそのまま試着室へとエスコートされる。問い掛けに対してピクッと眉が動き明らかに不服そうに文句を言う彼に、私は思わず笑みを溢し冗談を言いながらカーテンを閉めた。
何でこんなにもピッタリ何だろう……ちょっと考えると怖いけど、確かに彼のセンスは間違い無いわね。
試着してみると、肌に吸い付く様な柔らかいレースに身体のラインを綺麗に見せるワンピース。可愛いデザインだが黒いからか上品な雰囲気で髪が短い私だが、とても女性らしく見える。
私は大きな鏡の前でくるりと一回りして、いつもと違う自身の姿に感心しつつ息を漏らした。
あーもう!何かブチャラティに見せるの……恥ずかしくなってきた!!
私は少しずつ大きくなる胸の高鳴りに動揺を隠せず、頬はみるみるピンク色へと変わりチークを付けた様だ。
……でも、一生懸命選んでくれたんだもんね。このネックレスの時もきっと真剣だったんだろうし。
Yシャツで隠れていたが今では露になったマルゲリータのネックレスに指先で大事に触れると、愛しさでギュッと胸が甘く疼く感覚に目を瞑った。
そしてネックレスから閉まっているカーテンへと手を伸ばしゆっくり横へと引くと、見慣れた彼の後ろ姿がすぐ傍にあった。
この広い背中……好きだな。
「ブチャラティ…。」
「……………。」
「ねえ、終わったよ?」
私は背を向けたままの彼のスーツの裾を引っ張り合図を送るが、返事もしないので不思議に思い首を傾げた。一体どうしたと言うのだろうか。
「ねえ、私、着替えちゃうわよ?」
「…………ぃ。」
「え?」
「いや、想像しながら選んだんだが、その……実際見たら…………抱き締めてしまいそうだ。」
「……。」
何よそれ…。自分が見たいって言ってたのに。
あまりにも予想外の台詞だが、後ろ姿でも解る。少し焦った様な声色と黒髪から覗く耳が赤く染まる可愛い姿に、私は心臓が苦しくなりまんまと射ぬかれてしまった。
勝手に緩んでしまう頬に慌てて気を引き締めてから、冷静さを取り戻す様にゴホンッと咳払いをする。
「本当に勝手なんだから…。ほらっ。」
「お、おいっ!」
私は彼の腕を引いてしがみつけば、彼は驚いてこちらへ振り向いたので満面の笑みを浮かべた。
「やっとこっち向いたわねっ。」
「たくっ、……おまえはどれだけオレを振り回す気だ?」
彼は目が合えば溜め息混じりに呟き私の髪を乱す様に少し乱暴に撫でたが、すぐに優しい手付きに戻り数回撫でると今度は顎を掬い上げる。
「Bellissima……名前。」
「っ…。」
いつもの"綺麗だ"よりも強調されると、慣れずに恥ずかしさから息が詰まってしまった。自分でも驚く程に間近で見る彼の微笑みながら口説く姿は、理性までをも破壊する力がある。
つい先程まで優勢だったのに一気に形勢逆転だ。
鼻先同士が触れてしまいそうな距離に胸の奥がじわじわと疼く。
「他の奴になんか見せたくないな。Tesoro mio……一時でも手離したくない。」
イタリア男性は息をするのと同じ様に女性を誉める。だが、今の彼は本気なのだ。
"宝物"と大袈裟に表現する彼だが、出会ってから今までも私を大切にする姿を目にしている為にその言葉に対して冗談とは言い返せなかった。
ブチャラティの言葉は何時だって真っ直ぐ…。
頬に掛かる髪を耳へと掛けてくれる彼の細長い骨張った指先が熱く感じる。
愛しいモノを見つめる瞳に、私も素直にならなくてはと誘導させられる様に爪先に力を入れて踵を上げた。
私も柔らかい黒髪を耳へと掛けると、彼が僅かに震えたのが解る。
こんなブチャラティ…敵が見たら驚くだろうな。
隙だらけの彼に私がしてると思うと余計に胸が高鳴る。
好奇心から私はそのまま露になった白い耳の縁へと、唇を寄せると冷たい感覚が伝わって彼は余計に跳ねた。
「鑑賞し終わったら、貴方の家に行くから…。」
そのまま周りの定員に聞かれない様に、彼だけに囁いてからソッと離れると言葉を失う彼に思わず頬が緩んでしまった。
そんな私を見ると、彼は大きな溜め息を着いてから肩へと手を回して強制的に全身を映す鏡へと向きを変えられる。
「その言葉、忘れるなよ?」
私の後ろに居る彼は肩に添えていた手をゆっくりと下へとずらしていき、流れる様に私の身体のラインをなぞっていき最後は太股へと行き着く。
鏡に映る自身と彼の姿に目が離せなくなる私に気付くと、彼は羞恥心を煽る様に背後から先程の様に耳へと唇を寄せる。
「名前。その日……その心、この身体が、全てオレのモノになるんだからな…。」
わざとゆっくりと囁く彼の声自体に、ぞくぞくっと身体の奥から沸き上がる欲情。
男性と身体を交わる感覚にも似た、否、それ以上に快楽に似た厭らしい感覚へと私を導いた。
彼は息が上がる紅潮した私の表情に、満足げな笑みを浮かべると手を身体から離してカーテンを閉め試着室を後にした。
残された私は力無く崩れ落ち、胸を押さえながら座り込む。
何これ……こんな感覚、私知らないっ。
焦らされた時にも似た身体の火照りに、言葉と視線だけでこんなにもなってしまうのかと戸惑う事しか出来無い。
ちらりと鏡に映る自身の姿へと目をやると、見た事もない妖艶な雰囲気を出す姿に恥ずかしさのあまり両手で目を覆った。
「身体もって……声だけでこれじゃあ、エッチとか無理でしょ。」
紡がれた言葉を思い出しながら、彼と心と身体まで繋がってしまったらと考えると約束をした自身に少し後悔が生まれた。
be continued
1つ1つが大粒の宝石の様に光輝く大きなシャンデリアの光は、私には眩しくて思わず目を細めた。
そして誰でも1歩足を踏み入れれば、まるで女優にでもなった気分になれるだろう。品のいい多くのドレスやワンピースが飾られている中に、私は思わず目を回してしまいそうになる。
こんなにきらびやかな高級店へ入ったのは初めてで、場違いな気分になりソワソワして落ち着かない。
「いや、それよりもこっちの方が品がいいんじゃあないか?」
私はいつも座っている質素な椅子とは明らかに違う尻を優しく包み込む椅子へと座りながら、定員と数着のワンピースへ視線を向けつつ話し合い難しい表情を浮かべる彼を見つめていた。
一体どうしてこんな状態になったのかと言うと、プロシュートから受け取った1枚のチケットが原因だ。
サン・カルロ歌劇場。
南イタリアの大都市ナポリが誇るヨーロッパ最古の現役オペラハウスだ。観光ツアーにも組み込まれる程の歴史がある。
その歴史ある歌劇場へは、普段着やいつも着ているスーツでは女性だと浮いてしまう。
私が持っているちゃんとパーティーに着るお高めなワンピースは、リゾットが用意してくれた1着しかない。
任務でもそういう場所は滅多に無いのでそれを着回していたのだが、彼に言ったら即座に却下された。
何でも他の男が買った服を身に付けて欲しくないとか。
もう選び続けて30分は経つ。私は椅子に座ったまま視線が合った彼へと手招きすれば、傍へ寄せてから口を開く。
「ブチャラティ、そんなに張り切らなくても…。」
「名前、おまえが他の男と行くとしてもだ。ちゃんとした場所には正装が必要だぜ。」
「ちょ、ちょっと変に勘違いされそうな言い方止めてよ!」
「だが本当の事だろ。まあ、まだオレとも付き合っていないしな?」
「うっ…。」
しかし返ってきた言葉にハッと周りの視線に気付けば、慌てて彼を引き寄せ耳元で小声で注意する。
だが、あまりにも正論過ぎてこれ以上何も言えなくなった私を鼻で笑えば顔を寄せた私に不意打ちのキスをして再度背筋を伸ばして定員の元へと向かった。
ブチャラティ不服そうだけど、どこか楽しそう。
私は彼の触れた柔らかい唇の感触が残る頬を指先で触れる。
そして黒いレースが首元から袖まで覆う上品なワンピースが目に入った。胸元からはサテン生地で腰から下がフワッとしたフリルが広がり、キラキラとしたラメが散りばめられたワンピースに決めたのか定員へと渡した彼を見て思う。
以前、リゾットからプレゼントされたワンピースは綺麗なブルーのモノでスリットが入っていた。
リゾットは顔色変えずに渡してくれたが、後からメローネが楽しげに「あー楽しかった!まっさか、あのリゾットがあんな顔でワンピースを選ぶなんてね!!」と笑いながら話していたっけ。
リゾットも選ぶ時はこんな感じだったのかな?
改めて貰ったワンピースを大事にしようと想い出に浸っていると、私を影が覆い顔を上げると彼が見下ろしていた。
「さて、着替えて貰おうか名前。オレに先に見せてくれないか?」
「嫌って言っても無駄なんでしょ?」
「当たり前だろ。何で先にあいつに見せなくっちゃあいけないんだ。」
「はいはい、覗かないでね。」
彼の手を取り立ち上がればそのまま試着室へとエスコートされる。問い掛けに対してピクッと眉が動き明らかに不服そうに文句を言う彼に、私は思わず笑みを溢し冗談を言いながらカーテンを閉めた。
何でこんなにもピッタリ何だろう……ちょっと考えると怖いけど、確かに彼のセンスは間違い無いわね。
試着してみると、肌に吸い付く様な柔らかいレースに身体のラインを綺麗に見せるワンピース。可愛いデザインだが黒いからか上品な雰囲気で髪が短い私だが、とても女性らしく見える。
私は大きな鏡の前でくるりと一回りして、いつもと違う自身の姿に感心しつつ息を漏らした。
あーもう!何かブチャラティに見せるの……恥ずかしくなってきた!!
私は少しずつ大きくなる胸の高鳴りに動揺を隠せず、頬はみるみるピンク色へと変わりチークを付けた様だ。
……でも、一生懸命選んでくれたんだもんね。このネックレスの時もきっと真剣だったんだろうし。
Yシャツで隠れていたが今では露になったマルゲリータのネックレスに指先で大事に触れると、愛しさでギュッと胸が甘く疼く感覚に目を瞑った。
そしてネックレスから閉まっているカーテンへと手を伸ばしゆっくり横へと引くと、見慣れた彼の後ろ姿がすぐ傍にあった。
この広い背中……好きだな。
「ブチャラティ…。」
「……………。」
「ねえ、終わったよ?」
私は背を向けたままの彼のスーツの裾を引っ張り合図を送るが、返事もしないので不思議に思い首を傾げた。一体どうしたと言うのだろうか。
「ねえ、私、着替えちゃうわよ?」
「…………ぃ。」
「え?」
「いや、想像しながら選んだんだが、その……実際見たら…………抱き締めてしまいそうだ。」
「……。」
何よそれ…。自分が見たいって言ってたのに。
あまりにも予想外の台詞だが、後ろ姿でも解る。少し焦った様な声色と黒髪から覗く耳が赤く染まる可愛い姿に、私は心臓が苦しくなりまんまと射ぬかれてしまった。
勝手に緩んでしまう頬に慌てて気を引き締めてから、冷静さを取り戻す様にゴホンッと咳払いをする。
「本当に勝手なんだから…。ほらっ。」
「お、おいっ!」
私は彼の腕を引いてしがみつけば、彼は驚いてこちらへ振り向いたので満面の笑みを浮かべた。
「やっとこっち向いたわねっ。」
「たくっ、……おまえはどれだけオレを振り回す気だ?」
彼は目が合えば溜め息混じりに呟き私の髪を乱す様に少し乱暴に撫でたが、すぐに優しい手付きに戻り数回撫でると今度は顎を掬い上げる。
「Bellissima……名前。」
「っ…。」
いつもの"綺麗だ"よりも強調されると、慣れずに恥ずかしさから息が詰まってしまった。自分でも驚く程に間近で見る彼の微笑みながら口説く姿は、理性までをも破壊する力がある。
つい先程まで優勢だったのに一気に形勢逆転だ。
鼻先同士が触れてしまいそうな距離に胸の奥がじわじわと疼く。
「他の奴になんか見せたくないな。Tesoro mio……一時でも手離したくない。」
イタリア男性は息をするのと同じ様に女性を誉める。だが、今の彼は本気なのだ。
"宝物"と大袈裟に表現する彼だが、出会ってから今までも私を大切にする姿を目にしている為にその言葉に対して冗談とは言い返せなかった。
ブチャラティの言葉は何時だって真っ直ぐ…。
頬に掛かる髪を耳へと掛けてくれる彼の細長い骨張った指先が熱く感じる。
愛しいモノを見つめる瞳に、私も素直にならなくてはと誘導させられる様に爪先に力を入れて踵を上げた。
私も柔らかい黒髪を耳へと掛けると、彼が僅かに震えたのが解る。
こんなブチャラティ…敵が見たら驚くだろうな。
隙だらけの彼に私がしてると思うと余計に胸が高鳴る。
好奇心から私はそのまま露になった白い耳の縁へと、唇を寄せると冷たい感覚が伝わって彼は余計に跳ねた。
「鑑賞し終わったら、貴方の家に行くから…。」
そのまま周りの定員に聞かれない様に、彼だけに囁いてからソッと離れると言葉を失う彼に思わず頬が緩んでしまった。
そんな私を見ると、彼は大きな溜め息を着いてから肩へと手を回して強制的に全身を映す鏡へと向きを変えられる。
「その言葉、忘れるなよ?」
私の後ろに居る彼は肩に添えていた手をゆっくりと下へとずらしていき、流れる様に私の身体のラインをなぞっていき最後は太股へと行き着く。
鏡に映る自身と彼の姿に目が離せなくなる私に気付くと、彼は羞恥心を煽る様に背後から先程の様に耳へと唇を寄せる。
「名前。その日……その心、この身体が、全てオレのモノになるんだからな…。」
わざとゆっくりと囁く彼の声自体に、ぞくぞくっと身体の奥から沸き上がる欲情。
男性と身体を交わる感覚にも似た、否、それ以上に快楽に似た厭らしい感覚へと私を導いた。
彼は息が上がる紅潮した私の表情に、満足げな笑みを浮かべると手を身体から離してカーテンを閉め試着室を後にした。
残された私は力無く崩れ落ち、胸を押さえながら座り込む。
何これ……こんな感覚、私知らないっ。
焦らされた時にも似た身体の火照りに、言葉と視線だけでこんなにもなってしまうのかと戸惑う事しか出来無い。
ちらりと鏡に映る自身の姿へと目をやると、見た事もない妖艶な雰囲気を出す姿に恥ずかしさのあまり両手で目を覆った。
「身体もって……声だけでこれじゃあ、エッチとか無理でしょ。」
紡がれた言葉を思い出しながら、彼と心と身体まで繋がってしまったらと考えると約束をした自身に少し後悔が生まれた。
be continued