チョコレート
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2月14日──
ブチャラティチームのアジトでは──
ミスタがなんとも暇を持て余した様に、椅子にだらしなく腰掛けている。
その様子を見兼ねたナランチャが話しかける。
「あれ? 今年はキアラからの呼び出しはないのかよ?」
「あ?そーみてーだなァ……って、おい! 今何つった?」
「えっ……? キアラからの呼び出しって──」
「な、何で知ってんだよ⁉︎」
ミスタが急に慌てだす。
今まで悟られない様に試行錯誤していたからだ。
何故バレている⁉︎ と思ったが、よもや思い当たる節が1つ……
「アバッキオか……ムーディー・ブルースで追跡したのか……」
「おっ、当たり〜!」
ナランチャが思わず拍手を送る。
そんなものを送られても、ミスタにしたら全く嬉しくないのは言うまでも無い。
「チクショー、今までの努力が……」
ガックリ肩を落とすミスタだが、その表情はどことなく晴々としている。
「まぁ、呼び出しがないってことはよォ〜今年はちゃんと本命に渡せたっつーことだろ? だから、これでいいんだよ」
「本当にいいかよ?」
「いいに決まってんだろ?」
そう言ってミスタがニカっと笑みを見せる
だか、その様子を見兼ねたピストルズか飛び出してきた。
「ミスタ〜、今ハソウヤッテ笑ッテルケドヨォ〜、後デ泣キタクナッテモ知ラネーゾ?」
と、No.1。
「去年のバレンティーノにアンナ奴カラ奪ッチマエバ良カッタンダヨォ〜」
「ソーダゼ! アンナ金髪イケメンヨリ、ミスタノ方ガ絶対イケメンダッテノニヨォ〜」
と、No.2と3。
「イヤ、金髪ノ方ガイケメンダッタゼ!」
「イケメンならブチャラティダロ?」
「ソーダナ! ブチャラティガ1番イケメンダナ!」
と、No.6と7。
「俺ハ、ミスタが1番ダト思ウゼ? 女心は分カッテルショー。ソレニ多少ノ臭サモキアラなら、気ニシネーッテ!」
最後にNo.5。
ピストルズの会話を聞いていたミスタが、徐々に泣きそうな表情に変わっていく。
「ピストルズ……お前らの気持ちはよォ、よ〜く分かったぜ……でもよォ〜何か色々悲しくなってきたから俺の事はもうほっといてくんない?……あーーッ! 俺にも誰かとラブラブになる短編描いてくれよォ〜! 頼む! 4800リラ あげるからよォォ〜!」
後程、キアラからチョコレートは送られて来たものの……ミスタの悲痛な叫び声がこだましたのは、言うまでもなかった……終わっときます。
追記
3ページ目のイラストを描いて下さった、わさび様、素敵なイラストをありがとうございました!
⚠︎大切な頂き物につき、無断転載及び引用はご遠慮ください。
ブチャラティチームのアジトでは──
ミスタがなんとも暇を持て余した様に、椅子にだらしなく腰掛けている。
その様子を見兼ねたナランチャが話しかける。
「あれ? 今年はキアラからの呼び出しはないのかよ?」
「あ?そーみてーだなァ……って、おい! 今何つった?」
「えっ……? キアラからの呼び出しって──」
「な、何で知ってんだよ⁉︎」
ミスタが急に慌てだす。
今まで悟られない様に試行錯誤していたからだ。
何故バレている⁉︎ と思ったが、よもや思い当たる節が1つ……
「アバッキオか……ムーディー・ブルースで追跡したのか……」
「おっ、当たり〜!」
ナランチャが思わず拍手を送る。
そんなものを送られても、ミスタにしたら全く嬉しくないのは言うまでも無い。
「チクショー、今までの努力が……」
ガックリ肩を落とすミスタだが、その表情はどことなく晴々としている。
「まぁ、呼び出しがないってことはよォ〜今年はちゃんと本命に渡せたっつーことだろ? だから、これでいいんだよ」
「本当にいいかよ?」
「いいに決まってんだろ?」
そう言ってミスタがニカっと笑みを見せる
だか、その様子を見兼ねたピストルズか飛び出してきた。
「ミスタ〜、今ハソウヤッテ笑ッテルケドヨォ〜、後デ泣キタクナッテモ知ラネーゾ?」
と、No.1。
「去年のバレンティーノにアンナ奴カラ奪ッチマエバ良カッタンダヨォ〜」
「ソーダゼ! アンナ金髪イケメンヨリ、ミスタノ方ガ絶対イケメンダッテノニヨォ〜」
と、No.2と3。
「イヤ、金髪ノ方ガイケメンダッタゼ!」
「イケメンならブチャラティダロ?」
「ソーダナ! ブチャラティガ1番イケメンダナ!」
と、No.6と7。
「俺ハ、ミスタが1番ダト思ウゼ? 女心は分カッテルショー。ソレニ多少ノ臭サモキアラなら、気ニシネーッテ!」
最後にNo.5。
ピストルズの会話を聞いていたミスタが、徐々に泣きそうな表情に変わっていく。
「ピストルズ……お前らの気持ちはよォ、よ〜く分かったぜ……でもよォ〜何か色々悲しくなってきたから俺の事はもうほっといてくんない?……あーーッ! 俺にも誰かとラブラブになる短編描いてくれよォ〜! 頼む!
後程、キアラからチョコレートは送られて来たものの……ミスタの悲痛な叫び声がこだましたのは、言うまでもなかった……終わっときます。
追記
3ページ目のイラストを描いて下さった、わさび様、素敵なイラストをありがとうございました!
⚠︎大切な頂き物につき、無断転載及び引用はご遠慮ください。