セプテンバーさん
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「さてと──」
さっき入れ直したコーヒーを片手にアジトのソファーに腰掛けた私は、そう呟きながら再び本のページをめくり始める。秋の夜長に読書をするのもたまにはいいだろう──そう思い、近くの本屋さんで買ってきたのだ。
そこへプロシュートが戻って来たようで、背後から話しかけられる。
「オメー、読書してんのか……? ハンッ、珍しいこともあるもんだなァ」
「私だって本くらい読みます〜今勉強中だから邪魔しないで!」
そう言い放ち、プロシュートの方には振り返りもせず、ただひたすらにページを先へと進める。そんな私の態度が若干燗 に障 ったのか……プロシュートが、 徐 に私の隣にある山積みの1番上の本を取り上げる。
「オメーよォ、これもその勉強の一つか? この占いの本もよォ……?」
言われた私は、思わずプロシュートの方に振り返る。そこで見たのは彼のニヒルな笑顔……
「誰との相性を占ってたのかは……大方想像は付くがなァ……だがよォ“相性”なんざ、こんなチンケな占い如 きで測れるもんじゃあねーだろ……?」
そう言うが早いか、いきなり首筋を甘噛みされて、思わず変な声が出てしまう。
「ンっ……ち、ちょっと──」
「相性ったらよォ、やっぱり身体の相性が合うってのが1番だろ……?」
そう耳元で囁いた後に、わざと音を立てながら口付ける。
「ぁんっ…やめてよ……」
「やめて欲しいようには聞こえねぇなァ……ん?」
プロシュートが私の顎を持ち上げ口付けようとしたその時だ。思わず固まってしまう。私の異変に気付き、振り返ったプロシュートもまた、突如として動きが止まる。
それもそのはず……背後の鏡にはイルーゾォの姿が……
彼は呆れた表情を浮かべて言い放つ。
「オメーらよォ……そう言うのは家でやれよなァ……つーかお前ら……できてんだろ?」
お決まりの台詞を吐かれた私とプロシュートは、思わず声を揃えて言い返す。
「「できてねーよ!!」」
その勢いに圧倒されてしまったのか──
「そ、そうか」と一言残し、また鏡の中へと消えていく。後に残された私とプロシュートが、互いに目を合わせて思わず笑い合う──
「邪魔もいなくなった事だ……で、どうするよ? 試してみるか、互いの相性をよォ?」
「ん〜とりあえず、この本読み終わったら、また考える」
「チッ……なんだよ、またそれか……」
いつものように軽くあしらわれたプロシュートが、怪訝 そうな表情を浮かべ、私の隣に座わる──
さっきの言いぶりは彼の本心なのか否か──
その答えは秋の夜長のみぞ知る……?
さっき入れ直したコーヒーを片手にアジトのソファーに腰掛けた私は、そう呟きながら再び本のページをめくり始める。秋の夜長に読書をするのもたまにはいいだろう──そう思い、近くの本屋さんで買ってきたのだ。
そこへプロシュートが戻って来たようで、背後から話しかけられる。
「オメー、読書してんのか……? ハンッ、珍しいこともあるもんだなァ」
「私だって本くらい読みます〜今勉強中だから邪魔しないで!」
そう言い放ち、プロシュートの方には振り返りもせず、ただひたすらにページを先へと進める。そんな私の態度が若干
「オメーよォ、これもその勉強の一つか? この占いの本もよォ……?」
言われた私は、思わずプロシュートの方に振り返る。そこで見たのは彼のニヒルな笑顔……
「誰との相性を占ってたのかは……大方想像は付くがなァ……だがよォ“相性”なんざ、こんなチンケな占い
そう言うが早いか、いきなり首筋を甘噛みされて、思わず変な声が出てしまう。
「ンっ……ち、ちょっと──」
「相性ったらよォ、やっぱり身体の相性が合うってのが1番だろ……?」
そう耳元で囁いた後に、わざと音を立てながら口付ける。
「ぁんっ…やめてよ……」
「やめて欲しいようには聞こえねぇなァ……ん?」
プロシュートが私の顎を持ち上げ口付けようとしたその時だ。思わず固まってしまう。私の異変に気付き、振り返ったプロシュートもまた、突如として動きが止まる。
それもそのはず……背後の鏡にはイルーゾォの姿が……
彼は呆れた表情を浮かべて言い放つ。
「オメーらよォ……そう言うのは家でやれよなァ……つーかお前ら……できてんだろ?」
お決まりの台詞を吐かれた私とプロシュートは、思わず声を揃えて言い返す。
「「できてねーよ!!」」
その勢いに圧倒されてしまったのか──
「そ、そうか」と一言残し、また鏡の中へと消えていく。後に残された私とプロシュートが、互いに目を合わせて思わず笑い合う──
「邪魔もいなくなった事だ……で、どうするよ? 試してみるか、互いの相性をよォ?」
「ん〜とりあえず、この本読み終わったら、また考える」
「チッ……なんだよ、またそれか……」
いつものように軽くあしらわれたプロシュートが、
さっきの言いぶりは彼の本心なのか否か──
その答えは秋の夜長のみぞ知る……?
the END