ジターバグ
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場所は暗殺チームのアジト──
アジトに戻って来るなり、やる気なくソファにもたれかかっている1人の女。その様子を横目に、他のメンバーが皆が困っているようだ。
そこにプロシュートが戻ってきた。
「おぉプロシュート、オメーが戻ってくんのをよォ、待ってたんだぜ!」
「あ? なんでだよ……?」
「ちょっと“アレ”……なんとかしてくれよなァ」
ホルマジオがソファの女を指差す。一瞬目を向けたプロシュートが怪訝そうな表情を浮かべながら、問いかける。
「アイツ……どうしたんだ?」
「なんかよォ、ずっと頑張ってきた事が中止になっちまったとかなんとかで──帰って来てから、ずーっとあーなんだわ」
「ハンッ、くだらねーなァ……俺ァ疲れてんだ」
「そう言うなって。このままだとよォ、任務にも支障がでちまうかもしれねーから──プロシュート 、ちょっくら慰めてやってくんない?……つーか、お前しかいねーんだわ、頼むぜ」
「あぁ? だから、なんで俺なんだよ?」
「それは──」
ホルマジオの目が泳ぐ。理由は明白なのだが……きっとプロシュートだけは、その事に気付いていない──と思っていたのに、隣にいたメローネが口走る。
「えっ、決まってんじゃん? アイツ……プロシュートのこと好きだからね」
「オイ、メローネ! オメーは余計な事言ってんじゃねーよ、クソがッ! 黙ってろ!」
ギアッチョがメローネの口を塞ぎながら、向こうへと離れる。それを誤魔化しつつ、ホルマジオが、再度話を仕切り直す。
「と、とりあえずよォ、いつも女口説くみてぇに、ちょっと声かけてやってくれりゃあいいからよォ」
「ハンっ、アイツ口説く時はそんな安っぽい言葉じゃあなくて──」
「ん?」
「あ、い、いや……」
「とにかく、頼むぜ!」
ホルマジオに背中を押されつつ、プロシュートは渋々女の元へと向かった。
「おいおい、オメーはよォ、何うじうじしてんだ? ん?」
プロシュートに気付きながらも、女はやるせなく顔をそむける。そんな女の近くに腰を下ろしながら、プロシュートが続ける。
「……とりあえず元気出せよ? 気安く言うつもりはねーが……オメーがなんだかんだ言いながらも、今日までちゃんとやってきてたことは知ってんだぜ? まぁ、結果としては残せなかったとしてもよォ、それでも今までの努力が消えちまうわけじゃあねーだろ……?」
その言葉に、女が顔を上げてプロシュートを見据える。
「それに……オメーにそんな面ァ似合わねーよ。不細工に更に拍車がかかってやがる……笑ってろ……俺はそんなオメーの笑顔がス──あ、いや……そ、それに、また次があるだろ? だから、いつまでもウジウジしてねんじゃあねーよ」
そう言うと、女の頭を2、3回ポンポンと撫でる。その瞬間に、女の表情が徐々に明るくなり始める。そして一言『ありがとう……』そう言って微笑む。それを横目に、プロシュートも頬を緩ませる──
そして、それを側から見守っていた暗殺チームのメンバー(ホルマジオとギアッチョとメローネの3人)は、“やっぱり恋の力は偉大だなぁ”と、そう思うのだった。
アジトに戻って来るなり、やる気なくソファにもたれかかっている1人の女。その様子を横目に、他のメンバーが皆が困っているようだ。
そこにプロシュートが戻ってきた。
「おぉプロシュート、オメーが戻ってくんのをよォ、待ってたんだぜ!」
「あ? なんでだよ……?」
「ちょっと“アレ”……なんとかしてくれよなァ」
ホルマジオがソファの女を指差す。一瞬目を向けたプロシュートが怪訝そうな表情を浮かべながら、問いかける。
「アイツ……どうしたんだ?」
「なんかよォ、ずっと頑張ってきた事が中止になっちまったとかなんとかで──帰って来てから、ずーっとあーなんだわ」
「ハンッ、くだらねーなァ……俺ァ疲れてんだ」
「そう言うなって。このままだとよォ、任務にも支障がでちまうかもしれねーから──プロシュート 、ちょっくら慰めてやってくんない?……つーか、お前しかいねーんだわ、頼むぜ」
「あぁ? だから、なんで俺なんだよ?」
「それは──」
ホルマジオの目が泳ぐ。理由は明白なのだが……きっとプロシュートだけは、その事に気付いていない──と思っていたのに、隣にいたメローネが口走る。
「えっ、決まってんじゃん? アイツ……プロシュートのこと好きだからね」
「オイ、メローネ! オメーは余計な事言ってんじゃねーよ、クソがッ! 黙ってろ!」
ギアッチョがメローネの口を塞ぎながら、向こうへと離れる。それを誤魔化しつつ、ホルマジオが、再度話を仕切り直す。
「と、とりあえずよォ、いつも女口説くみてぇに、ちょっと声かけてやってくれりゃあいいからよォ」
「ハンっ、アイツ口説く時はそんな安っぽい言葉じゃあなくて──」
「ん?」
「あ、い、いや……」
「とにかく、頼むぜ!」
ホルマジオに背中を押されつつ、プロシュートは渋々女の元へと向かった。
「おいおい、オメーはよォ、何うじうじしてんだ? ん?」
プロシュートに気付きながらも、女はやるせなく顔をそむける。そんな女の近くに腰を下ろしながら、プロシュートが続ける。
「……とりあえず元気出せよ? 気安く言うつもりはねーが……オメーがなんだかんだ言いながらも、今日までちゃんとやってきてたことは知ってんだぜ? まぁ、結果としては残せなかったとしてもよォ、それでも今までの努力が消えちまうわけじゃあねーだろ……?」
その言葉に、女が顔を上げてプロシュートを見据える。
「それに……オメーにそんな面ァ似合わねーよ。不細工に更に拍車がかかってやがる……笑ってろ……俺はそんなオメーの笑顔がス──あ、いや……そ、それに、また次があるだろ? だから、いつまでもウジウジしてねんじゃあねーよ」
そう言うと、女の頭を2、3回ポンポンと撫でる。その瞬間に、女の表情が徐々に明るくなり始める。そして一言『ありがとう……』そう言って微笑む。それを横目に、プロシュートも頬を緩ませる──
そして、それを側から見守っていた暗殺チームのメンバー(ホルマジオとギアッチョとメローネの3人)は、“やっぱり恋の力は偉大だなぁ”と、そう思うのだった。
the END