明日はどっちだ
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翌朝──
案の定、アバッキオは二日酔いに見舞われた
ズキズキする頭を押さえながら洗面所で顔を洗う。
ふと鏡に映る自分の顔を見て、全く酷い顔だな……と思う。
頭痛に加え、昨日のキアラの事が頭をよぎった。
(どの面 下げて会えばいいんだよ……)
アバッキオの足取りは重い。
アジトに着くと、とりあえずブチャラティの元へと向かった。
「ブチャラティ──」
「何だ……?」
「昨日はすまなかった……」
「いや、俺も言い過ぎたな……でも俺は、お前の事を誰より信頼している……」
「あぁ……分かってるぜ」
「早速だが、今日も任務を頼みたいのだが……そう言えば、朝から一度もキアラの姿が見えないんだが──お前、何か知らないか?」
「い、いや……」
ブチャラティの手前、そうは言ったが……心当たりは有り有りだ。
当然思い浮かんだのは昨日の出来事──
(やばいな……絶対俺のせいだ──やっちまった)
アバッキオがため息を溢 す。
そこへタイミングが良いか悪いかキアラがやって来た。
「おはよ〜ブチャラティ!この前の事なんだけど──ッ!」
不意にキアラと目が合う。
アバッキオはバツが悪そうに目線を外した。
「じゃあ、俺はこれで──」
平然を装って立ち去ろうとするアバッキオをキアラが呼び止める。
「アバッキオ〜、昨日あれから大丈夫だった?」
「あ?あ、あぁ……どーってことねーよ……」
「嘘だ〜大丈夫じゃあないよね……?だって、私に告白してきちゃうくらいだもんね?」
(──ッ⁉︎)
キアラの思わぬカミングアウトに、ブチャラティの表情が一変する。
「おい、あいつ今なんて──ッ⁉︎」
「ちょっ、キアラ、お前、今このタイミングでそれ言うのかよッ──⁉︎」
「えっ、事後報告でしょ?」
慌てるアバッキオを 後目 に、キアラが 悪戯 そうな笑みを浮かべる。
一方ブチャラティはやや困惑している様子だ。
「アバッキオ……昨日一体何があったんだ……?」
「い、いや、ブチャラティ、これには訳があって……つーか、キアラ、お前、ちょっとこっち来い──ッ!」
「やだ〜アバッキオ、怖い〜!」
キアラがさらにふざけた様子でアバッキオをさらりとかわし、バタバタと2人は部屋から出て行った。
入れ違いにジョルノがやって来た。
「ブチャラティ……キアラとアバッキオ、楽しそうに追いかけっこしてたんですけど……」
ジョルノがフッと笑みを浮かべて更に続ける。
「アバッキオのあんな姿……珍しいですよね。相手がキアラ……だからですか?」
「それが、あいつらな──」
複雑な表情のまま、ブチャラティがジョルノにさっきの出来事を話した。
案の定、アバッキオは二日酔いに見舞われた
ズキズキする頭を押さえながら洗面所で顔を洗う。
ふと鏡に映る自分の顔を見て、全く酷い顔だな……と思う。
頭痛に加え、昨日のキアラの事が頭をよぎった。
(どの
アバッキオの足取りは重い。
アジトに着くと、とりあえずブチャラティの元へと向かった。
「ブチャラティ──」
「何だ……?」
「昨日はすまなかった……」
「いや、俺も言い過ぎたな……でも俺は、お前の事を誰より信頼している……」
「あぁ……分かってるぜ」
「早速だが、今日も任務を頼みたいのだが……そう言えば、朝から一度もキアラの姿が見えないんだが──お前、何か知らないか?」
「い、いや……」
ブチャラティの手前、そうは言ったが……心当たりは有り有りだ。
当然思い浮かんだのは昨日の出来事──
(やばいな……絶対俺のせいだ──やっちまった)
アバッキオがため息を
そこへタイミングが良いか悪いかキアラがやって来た。
「おはよ〜ブチャラティ!この前の事なんだけど──ッ!」
不意にキアラと目が合う。
アバッキオはバツが悪そうに目線を外した。
「じゃあ、俺はこれで──」
平然を装って立ち去ろうとするアバッキオをキアラが呼び止める。
「アバッキオ〜、昨日あれから大丈夫だった?」
「あ?あ、あぁ……どーってことねーよ……」
「嘘だ〜大丈夫じゃあないよね……?だって、私に告白してきちゃうくらいだもんね?」
(──ッ⁉︎)
キアラの思わぬカミングアウトに、ブチャラティの表情が一変する。
「おい、あいつ今なんて──ッ⁉︎」
「ちょっ、キアラ、お前、今このタイミングでそれ言うのかよッ──⁉︎」
「えっ、事後報告でしょ?」
慌てるアバッキオを
一方ブチャラティはやや困惑している様子だ。
「アバッキオ……昨日一体何があったんだ……?」
「い、いや、ブチャラティ、これには訳があって……つーか、キアラ、お前、ちょっとこっち来い──ッ!」
「やだ〜アバッキオ、怖い〜!」
キアラがさらにふざけた様子でアバッキオをさらりとかわし、バタバタと2人は部屋から出て行った。
入れ違いにジョルノがやって来た。
「ブチャラティ……キアラとアバッキオ、楽しそうに追いかけっこしてたんですけど……」
ジョルノがフッと笑みを浮かべて更に続ける。
「アバッキオのあんな姿……珍しいですよね。相手がキアラ……だからですか?」
「それが、あいつらな──」
複雑な表情のまま、ブチャラティがジョルノにさっきの出来事を話した。