第2章 Red Hot
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一方、部屋に着いたブチャラティは、キアラをゆっくりベッドに下ろし、自分も隣に腰を下ろした。
「大丈夫か? 少し休め……俺がいつも使っている部屋で悪いが、今はここしか空いていないんでな」
「う、うん……」
「水飲むか?」
「ありがとう……」
ブチャラティは持ってきた水をキアラに手渡す。キアラはそれを一口飲むと、深く息をついた。
「じゃあ、俺は戻るからな」
そう言って行こうとするブチャラティの腕をキアラが掴む。それは衝動的な行動だった。
「ん、どうした?」
「えっ、あ、いや……」
「何だ? もしかして吐きそうなのか?」
「……いで」
「え……?」
「行かないで……ッ」
そう言うと同時にキアラが掴んだ腕を強く引っぱる。
その拍子に、少しよろけたブチャラティがキアラの上にのしかかる状態になった。
「お、おい! いきなりな何すんだッ⁉︎」
「ブチャラティ……クリスマスプレゼントに私が欲しいって言ったよね……?」
「あ、あぁ、確かにそうは言ったが、あれは冗談だと──」
「……いいよ」
「え……ッ」
「相手がブチャラティなら……私──」
そう言いながらキアラがブチャラティの首に手を回す。
「おいおい、相当酔ってんなァ、お前……本気か……?」
キアラはただ黙ってコクリとうなずく。
「キアラ、お前……後で後悔しても知らねぇぞ……?」
そう言いつつ、ブチャラティがキアラとの距離を詰める── がしかし、キアラの様子がおかしい。
「……」
静かな鼻息と共に、どうやらそのまま眠ってしまった様だ。
ブチャラティはゆっくりとキアラから離れ、隣に座り直す。
(おいおい、自分から誘っておきながら眠っちまったのか? 全く、無防備な奴だぜ……このまま襲われちまっても文句言えねぇぞ? ……とは言え、危うくあのまま流されそうになったのも事実だが…らしくねぇな……俺も少し酔いがまわったか……)
そう思いながらキアラの髪に優しく触れ──そして部屋を後にした
その一方で──
「おいおい! ブチャラティ戻って来ねーぞ⁉︎ まさかまさかまさか〜! ヤっちまってんじゃ〜ねぇだろぉなぁ〜!?」
「おい! 興奮し過ぎだ、ミスタ! ブチャラティに聞かれたらどうするつもりだ⁈」
フーゴの忠告に、ミスタは聞く耳を持ち合わせていない様だ。
「だってよぉ〜気にならねぇか?」
「仮にそうだとしても、別に問題ないと思いますけど?」
「え? それどーゆー意味だ、ジョルノ?」
ミスタが問いかけた時、ブチャラティが戻ってきた──と、同時に皆の視線が一斉に集まる。
「ん? 何だ?」
「ブ、ブチャラティ〜あのよぉ〜あ〜キアラは大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ。眠っちまったぜ」
「寝ちまった!? キアラ、1人でだよな?」
「あぁ、そうに決まってんだろ? それがどうした? 何故一々詮索する?」
ブチャラティが怪訝そうな表情を浮かべて、ミスタを見る。
「えっ、いやその、あれだよ! なかなか戻って来ねーからよぉ〜キアラとヤっちまってるんじゃねーかと思っちまっただろッ!?」
「何を言うかと思えば……俺は酔った勢いにまかせてそんなことはしない。後々面倒なことに成りかねんからな」
ミスタの露骨な質問に対しても、ブチャラティは至って冷静に答える。
「なんだ、ミスタ。そんなにキアラの事が気になるか?」
「い、いや〜別にぃ〜」
そしてしばらく飲んだ後、キアラの事をすっかり忘れてしまったブチャラティが、自室のベッドで寝てしまった……と言うのが事の真相だが、ブチャラティはその事は覚えておらず──そして、冒頭へと戻る──
「大丈夫か? 少し休め……俺がいつも使っている部屋で悪いが、今はここしか空いていないんでな」
「う、うん……」
「水飲むか?」
「ありがとう……」
ブチャラティは持ってきた水をキアラに手渡す。キアラはそれを一口飲むと、深く息をついた。
「じゃあ、俺は戻るからな」
そう言って行こうとするブチャラティの腕をキアラが掴む。それは衝動的な行動だった。
「ん、どうした?」
「えっ、あ、いや……」
「何だ? もしかして吐きそうなのか?」
「……いで」
「え……?」
「行かないで……ッ」
そう言うと同時にキアラが掴んだ腕を強く引っぱる。
その拍子に、少しよろけたブチャラティがキアラの上にのしかかる状態になった。
「お、おい! いきなりな何すんだッ⁉︎」
「ブチャラティ……クリスマスプレゼントに私が欲しいって言ったよね……?」
「あ、あぁ、確かにそうは言ったが、あれは冗談だと──」
「……いいよ」
「え……ッ」
「相手がブチャラティなら……私──」
そう言いながらキアラがブチャラティの首に手を回す。
「おいおい、相当酔ってんなァ、お前……本気か……?」
キアラはただ黙ってコクリとうなずく。
「キアラ、お前……後で後悔しても知らねぇぞ……?」
そう言いつつ、ブチャラティがキアラとの距離を詰める── がしかし、キアラの様子がおかしい。
「……」
静かな鼻息と共に、どうやらそのまま眠ってしまった様だ。
ブチャラティはゆっくりとキアラから離れ、隣に座り直す。
(おいおい、自分から誘っておきながら眠っちまったのか? 全く、無防備な奴だぜ……このまま襲われちまっても文句言えねぇぞ? ……とは言え、危うくあのまま流されそうになったのも事実だが…らしくねぇな……俺も少し酔いがまわったか……)
そう思いながらキアラの髪に優しく触れ──そして部屋を後にした
その一方で──
「おいおい! ブチャラティ戻って来ねーぞ⁉︎ まさかまさかまさか〜! ヤっちまってんじゃ〜ねぇだろぉなぁ〜!?」
「おい! 興奮し過ぎだ、ミスタ! ブチャラティに聞かれたらどうするつもりだ⁈」
フーゴの忠告に、ミスタは聞く耳を持ち合わせていない様だ。
「だってよぉ〜気にならねぇか?」
「仮にそうだとしても、別に問題ないと思いますけど?」
「え? それどーゆー意味だ、ジョルノ?」
ミスタが問いかけた時、ブチャラティが戻ってきた──と、同時に皆の視線が一斉に集まる。
「ん? 何だ?」
「ブ、ブチャラティ〜あのよぉ〜あ〜キアラは大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ。眠っちまったぜ」
「寝ちまった!? キアラ、1人でだよな?」
「あぁ、そうに決まってんだろ? それがどうした? 何故一々詮索する?」
ブチャラティが怪訝そうな表情を浮かべて、ミスタを見る。
「えっ、いやその、あれだよ! なかなか戻って来ねーからよぉ〜キアラとヤっちまってるんじゃねーかと思っちまっただろッ!?」
「何を言うかと思えば……俺は酔った勢いにまかせてそんなことはしない。後々面倒なことに成りかねんからな」
ミスタの露骨な質問に対しても、ブチャラティは至って冷静に答える。
「なんだ、ミスタ。そんなにキアラの事が気になるか?」
「い、いや〜別にぃ〜」
そしてしばらく飲んだ後、キアラの事をすっかり忘れてしまったブチャラティが、自室のベッドで寝てしまった……と言うのが事の真相だが、ブチャラティはその事は覚えておらず──そして、冒頭へと戻る──