第2章 Red Hot
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朝──窓からの木漏れ日を浴びて、キアラが目を覚ます。
「……ん……んッ──ッッ! 頭が痛い……あれ、ここは……?」
爆音が流れ込んだ様にズキズキ痛む頭を押さえながら、ベッドからゆっくりと上体を起こし周りを見る……どうも自分の部屋じゃない──同時に隣りに気配を感じる。
(ん……?)
ふと目を向けるとそこには、見覚えのあるおかっぱ頭が──
ブランケットからチラリと覗かせるのは、素肌の後姿。
(こ、この髪型は……まさか、ブチャラティッ!?
ど、ど、どーしてここにッ!? しかも裸じゃあないのッ!? ま、まさか──ッ!?)
キアラは自分の状態を確認すべく、慌ててブランケットをめくった。
(下着は……着けてる……って事は、間違いはない……よね?)
キアラはホッとしたような少し残念な様な……残念……?
その時、ブチャラティが寝返りをうち、キアラの方に顔を向けた。
(やっぱりブチャラティだよね……ってか、昨日一体何があったのッ!?)
キアラは困惑しながら頭をフル回転させる……が、酷い二日酔いだ……頭は思うようには働かない
(駄目だ……全ッ然思い出せないや……)
ため息をつきつつ、ブチャラティに目を向ける。その寝顔は、女のキアラでさえうっとりするくらい綺麗だ。鼻筋はスッと通り、まつ毛も長く、髪は艶やかでサラサラとしている。
その髪にキアラが手を伸ばそうとした時、ブチャラティがゆっくり目覚める。
「……ッ!」
それに気付いたキアラが慌ててサッと手を引っ込める。
「ん……っ……キアラ……?」
「ブ、ブチャラティ……お、おはよう……」
「あぁ、おはよう……ん? お前、どうしてここに……?」
「えっ、ど、どうしてかな〜? 昨日何がどうしてこうなったのか……私が聞きたいんだけど……」
「昨日……? あ〜昨日か…… 」
ブチャラティがニヒルな笑みを浮かべる。
その表情にキアラがドキリと心臓が高鳴る。
「キアラ──」
「な、何……?」
「お前……本当に何も覚えていないのか?」
「う、うん……でも、別に何もないよね? こんな状況で言うのもアレなんだけど……何もないよね? ねっ!?」
キアラは必死になって詰め寄る──が、ブチャラティがそれを鼻で笑う。
「何言ってんだ? この状況……誘ってきたのはお前だろ? つーか、服着たらどうだ? また誘ってんのか……?」
「あ……ッ!」
自分が下着だけの状態だった事を思い出したキアラは、慌ててブランケットで身体を覆う。そして、顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「そう言うブチャラティだって、早く服着てよ!」
「あぁ」
着替えながらも2人の会話は続く。それはまるで、事後の様子そのものだ。
「さっきの話だけど……私が誘ったって──?」
「あぁ、昨日のお前……凄かったぞ?」
「そ、そーゆー言い方はやめてよ!」
「悪かった……だが、昨日お前は──」
そう、それはクリスマスイブの出来事──
「……ん……んッ──ッッ! 頭が痛い……あれ、ここは……?」
爆音が流れ込んだ様にズキズキ痛む頭を押さえながら、ベッドからゆっくりと上体を起こし周りを見る……どうも自分の部屋じゃない──同時に隣りに気配を感じる。
(ん……?)
ふと目を向けるとそこには、見覚えのあるおかっぱ頭が──
ブランケットからチラリと覗かせるのは、素肌の後姿。
(こ、この髪型は……まさか、ブチャラティッ!?
ど、ど、どーしてここにッ!? しかも裸じゃあないのッ!? ま、まさか──ッ!?)
キアラは自分の状態を確認すべく、慌ててブランケットをめくった。
(下着は……着けてる……って事は、間違いはない……よね?)
キアラはホッとしたような少し残念な様な……残念……?
その時、ブチャラティが寝返りをうち、キアラの方に顔を向けた。
(やっぱりブチャラティだよね……ってか、昨日一体何があったのッ!?)
キアラは困惑しながら頭をフル回転させる……が、酷い二日酔いだ……頭は思うようには働かない
(駄目だ……全ッ然思い出せないや……)
ため息をつきつつ、ブチャラティに目を向ける。その寝顔は、女のキアラでさえうっとりするくらい綺麗だ。鼻筋はスッと通り、まつ毛も長く、髪は艶やかでサラサラとしている。
その髪にキアラが手を伸ばそうとした時、ブチャラティがゆっくり目覚める。
「……ッ!」
それに気付いたキアラが慌ててサッと手を引っ込める。
「ん……っ……キアラ……?」
「ブ、ブチャラティ……お、おはよう……」
「あぁ、おはよう……ん? お前、どうしてここに……?」
「えっ、ど、どうしてかな〜? 昨日何がどうしてこうなったのか……私が聞きたいんだけど……」
「昨日……? あ〜昨日か…… 」
ブチャラティがニヒルな笑みを浮かべる。
その表情にキアラがドキリと心臓が高鳴る。
「キアラ──」
「な、何……?」
「お前……本当に何も覚えていないのか?」
「う、うん……でも、別に何もないよね? こんな状況で言うのもアレなんだけど……何もないよね? ねっ!?」
キアラは必死になって詰め寄る──が、ブチャラティがそれを鼻で笑う。
「何言ってんだ? この状況……誘ってきたのはお前だろ? つーか、服着たらどうだ? また誘ってんのか……?」
「あ……ッ!」
自分が下着だけの状態だった事を思い出したキアラは、慌ててブランケットで身体を覆う。そして、顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「そう言うブチャラティだって、早く服着てよ!」
「あぁ」
着替えながらも2人の会話は続く。それはまるで、事後の様子そのものだ。
「さっきの話だけど……私が誘ったって──?」
「あぁ、昨日のお前……凄かったぞ?」
「そ、そーゆー言い方はやめてよ!」
「悪かった……だが、昨日お前は──」
そう、それはクリスマスイブの出来事──