#リプもらった番号のワードを使って文を書く②/リクエスト夢
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私の視線に気付いているのか……
あなたが女性に、コソコソ耳打ちをする。それに対し、相手もあなたに視線を合わせ、二人で微笑み合う。そんな状況を見せつけられた私は、見るに見かねて静かに席を立った。
“どこにいくのか”という、ナランチャの静止さえ聞こえないふりをして──
***
ミスタの女好きはいつもの事──なのに今回ばかりは、なぜだか見過ごせなかった。私の気持ちを知っててあんな──そう思うと同時に、涙が頬を伝う。泣くなんて、本当バカみたい……
こんなふうに私の“あい”はコロコロと移り変わる──
あなたへの“愛”が時に“哀”に変わり──
そしてしばらくすると、どうしようもなく“会たい”に変わり、会えばそれは、また“愛してる”へと戻る──
そして一番は、やっぱりあなたからの──
***
突然、名前を呼ばれ、振り返る。そこには息を切らしたミスタが立っていた。
私は慌てて背を向けて、言葉を返す。
「……何? どうしてここにいるの?」
「──っ……ナランチャから聞いた……お前が出てったって……」
「そう……でも、よかったの? いっしょにいた女の人、放っておいて──」
「女……? あ〜、さっきの──」
「そうそう。待たせちゃ悪いんじゃあないの?」
「……ん? あ〜、お前よォ……それってもしかして……ヤキモチか?」
背後でミスタが、ニヤリと口角の端を吊り上げりるのがに浮かぶ。だから、とっさに言葉を返した。
「違う! なに調子に乗ったこと言って──」
言いかけたところで、いきなり腕を掴まれる。強く引き寄せられ、気づいたときには、両手でキツく抱きしめられていた。胸元に耳を寄せる体制に、ミスタの心音が、小刻みにリズムを刻んでいるのがわかった。
「俺、今めちゃくちゃ嬉しいぜ! お前が俺にヤキモチ妬くとかよォ!」
「ちょっ、どういう意味よ!? ってか、離して!」
「何言ってんだ? 離すわけねーだろ? やっと捕まえたんだからよォ……それに怒ってんならなおさらだな! このまま仲直りしねーんなら、離さねーよ!」
「……なにそれ……本当、自分勝手……そんな簡単に言わないでよ!」
私はめいいっぱいの力でミスタを突き飛ばし、そして、鋭い視線を差し向ける。
「いや、あれは違うんだって! ちょっと情報収集をだな──」
「別に言い訳しなくてもいいでしょう? そんなこと、私には関係ないし……」
「俺には関係大ありだぜ! せっかく付き合いだしたってのによォ……こんな簡単に終わらせてたまるかってんだよ! おいおい、頼むからよォ、機嫌直してくれって……」
「知らない……」
本当はわかっていた。ミスタと付き合うということは、こんな思いを嫌ほどしなきゃあならないことぐらい……でも、本当は、単に私の器が小さいだけなのかもしれない。
ただやるせなくなって、また涙が出そうになったそのとき、背後から、今度はふわりと優しく抱きしめられる。そして、耳元に唇を寄せて囁く。
「俺が本当に愛してるのはお前だけだ……分かってんだろ?」
「……分からないよ」
「悪かったって……もうしない……たとえ任務でも、今後お前が嫌がることは外してもらうからよォ……頼む……」
抱きしめる腕に、徐々に力がこもるのがわかった。
「……本当に?」
「あぁ……約束だ」
「……わかった」
「あ〜、よかった! じゃあ、帰ったらよォ、仲直りのセッ……」
「だから調子になるなって!」
振り向きざまに口付けられたなら、それは仲直りの印──そんな風にじゃれ合いながら、私はまたミスタを許してしまう──
惚れた弱み。全くうまいように手のひらで踊らさせれしまっている私は、どうしようもなくあなたの虜だ。
あなたが女性に、コソコソ耳打ちをする。それに対し、相手もあなたに視線を合わせ、二人で微笑み合う。そんな状況を見せつけられた私は、見るに見かねて静かに席を立った。
“どこにいくのか”という、ナランチャの静止さえ聞こえないふりをして──
***
ミスタの女好きはいつもの事──なのに今回ばかりは、なぜだか見過ごせなかった。私の気持ちを知っててあんな──そう思うと同時に、涙が頬を伝う。泣くなんて、本当バカみたい……
こんなふうに私の“あい”はコロコロと移り変わる──
あなたへの“愛”が時に“哀”に変わり──
そしてしばらくすると、どうしようもなく“会たい”に変わり、会えばそれは、また“愛してる”へと戻る──
そして一番は、やっぱりあなたからの──
***
突然、名前を呼ばれ、振り返る。そこには息を切らしたミスタが立っていた。
私は慌てて背を向けて、言葉を返す。
「……何? どうしてここにいるの?」
「──っ……ナランチャから聞いた……お前が出てったって……」
「そう……でも、よかったの? いっしょにいた女の人、放っておいて──」
「女……? あ〜、さっきの──」
「そうそう。待たせちゃ悪いんじゃあないの?」
「……ん? あ〜、お前よォ……それってもしかして……ヤキモチか?」
背後でミスタが、ニヤリと口角の端を吊り上げりるのがに浮かぶ。だから、とっさに言葉を返した。
「違う! なに調子に乗ったこと言って──」
言いかけたところで、いきなり腕を掴まれる。強く引き寄せられ、気づいたときには、両手でキツく抱きしめられていた。胸元に耳を寄せる体制に、ミスタの心音が、小刻みにリズムを刻んでいるのがわかった。
「俺、今めちゃくちゃ嬉しいぜ! お前が俺にヤキモチ妬くとかよォ!」
「ちょっ、どういう意味よ!? ってか、離して!」
「何言ってんだ? 離すわけねーだろ? やっと捕まえたんだからよォ……それに怒ってんならなおさらだな! このまま仲直りしねーんなら、離さねーよ!」
「……なにそれ……本当、自分勝手……そんな簡単に言わないでよ!」
私はめいいっぱいの力でミスタを突き飛ばし、そして、鋭い視線を差し向ける。
「いや、あれは違うんだって! ちょっと情報収集をだな──」
「別に言い訳しなくてもいいでしょう? そんなこと、私には関係ないし……」
「俺には関係大ありだぜ! せっかく付き合いだしたってのによォ……こんな簡単に終わらせてたまるかってんだよ! おいおい、頼むからよォ、機嫌直してくれって……」
「知らない……」
本当はわかっていた。ミスタと付き合うということは、こんな思いを嫌ほどしなきゃあならないことぐらい……でも、本当は、単に私の器が小さいだけなのかもしれない。
ただやるせなくなって、また涙が出そうになったそのとき、背後から、今度はふわりと優しく抱きしめられる。そして、耳元に唇を寄せて囁く。
「俺が本当に愛してるのはお前だけだ……分かってんだろ?」
「……分からないよ」
「悪かったって……もうしない……たとえ任務でも、今後お前が嫌がることは外してもらうからよォ……頼む……」
抱きしめる腕に、徐々に力がこもるのがわかった。
「……本当に?」
「あぁ……約束だ」
「……わかった」
「あ〜、よかった! じゃあ、帰ったらよォ、仲直りのセッ……」
「だから調子になるなって!」
振り向きざまに口付けられたなら、それは仲直りの印──そんな風にじゃれ合いながら、私はまたミスタを許してしまう──
惚れた弱み。全くうまいように手のひらで踊らさせれしまっている私は、どうしようもなくあなたの虜だ。
the END