#リプもらった番号のワードを使って文を書く②/リクエスト夢
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“行かないで” ──そういってしがみつくお前の体温を背中で感じつつ、俺は黙って部屋を出る。
不意に時計に目を向ければ、針は任務開始の時刻を指していた。
俺だって本当は、このままずっとお前のそばにいたい──だが、俺は任務を遂行しなきゃあならない。それが首輪で繋がれている俺たちの定め──
俺たちの任務は、常に死と隣り合せだ。本当、命がいくつあっても足りやしない。その仕事にまつわることをアイツに話したことは、一度たりともない。しかし、毎回任務の前日に合うと、こうして引き止められてしまう。それは、勘のいいアイツなりの虫の知らせを受けてのこと、なのだろうか。
***
任務を終えると、その足でまたアイツの元へと帰る。
すでに眠っているアイツを、今度は俺の方から、背後を抱きすくめ、首筋からアイツの香りを手繰り寄せる──
そうする事で、生きて帰ってきたと、自ら確かめているのかもしれない。
いつアイツが起きるとも構わず、何度も自らを押し付けるたびに、それは徐々に熱を持ち始める──
「なァ……起きてんだろ? オメーの元にまた帰ったきたんだ──だから、機嫌直せよ……?」
そう囁くと、ゆっくりアイツがこっち振り向くから、口角の端を吊り上げて“ただいま”と口付けた──
こうして、再び繰り返される行為とアイツの元へ帰り着くことが、俺自身の生きる糧となっている。
たとえその先に、未来がなかったとしても──
不意に時計に目を向ければ、針は任務開始の時刻を指していた。
俺だって本当は、このままずっとお前のそばにいたい──だが、俺は任務を遂行しなきゃあならない。それが首輪で繋がれている俺たちの定め──
俺たちの任務は、常に死と隣り合せだ。本当、命がいくつあっても足りやしない。その仕事にまつわることをアイツに話したことは、一度たりともない。しかし、毎回任務の前日に合うと、こうして引き止められてしまう。それは、勘のいいアイツなりの虫の知らせを受けてのこと、なのだろうか。
***
任務を終えると、その足でまたアイツの元へと帰る。
すでに眠っているアイツを、今度は俺の方から、背後を抱きすくめ、首筋からアイツの香りを手繰り寄せる──
そうする事で、生きて帰ってきたと、自ら確かめているのかもしれない。
いつアイツが起きるとも構わず、何度も自らを押し付けるたびに、それは徐々に熱を持ち始める──
「なァ……起きてんだろ? オメーの元にまた帰ったきたんだ──だから、機嫌直せよ……?」
そう囁くと、ゆっくりアイツがこっち振り向くから、口角の端を吊り上げて“ただいま”と口付けた──
こうして、再び繰り返される行為とアイツの元へ帰り着くことが、俺自身の生きる糧となっている。
たとえその先に、未来がなかったとしても──
the END