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夜明け時──
あなたの腕枕の中で目を覚ました私は、隣でまだ眠るあなたを起こさないように、そっとベッドを抜け出す。
羽織ると指先しか見えない、白の彼シャツからふわりと香るあなたの匂いに、思い返すは昨日の出来事──
その胸の高鳴りと火照った身体を冷ますため、キッチンへと向かう。そして、冷蔵庫から取り出した水を、一気に喉に流し込む。
微かに頭が痛むのは、多分、二日酔いのせいだろう。昨日は明らかに飲み過ぎだった。でも、あなたが私に向けた一言だけは、頭に染みついて離れなかった。
『好きだ……ずっと前から、俺はお前のことが──』
言われた私は、その言葉に添えるかのようにただ黙って頷き、首に腕を回した。
***
そのときだ。不意に背中から腕を回され、抱きすくめらる。
「目を覚ましたらよォ、隣にいなかった……どこにいったかと思ったぜ……勝手にいなくなるなよ……」
少し子供じみた言い草に、クスッと鼻で笑うと、『何笑ってんだよ? バカにしてんじゃあねーよ、クソっ』と、いつもの口振りで返される。
振り向くと、眼鏡をかけていないことに気付く。
「眼鏡……かけてないけど、見えてるの?」
そう問いかけると、あなたは私の頬に手を添えて、軽く触れるだけのキスを落とす。
「見えてるぜ……? お前のことだけは、ちゃんと見えてる──」
そういって、真っ直ぐ私を見据える。
そんなあなたを目の前にして、自分の中で何かが終わりを告げようとしていた。
今までとは違う関係──それは色眼鏡を外した時のような、きっと昨日とは違う色をした新しい世界だ。
あなたの腕枕の中で目を覚ました私は、隣でまだ眠るあなたを起こさないように、そっとベッドを抜け出す。
羽織ると指先しか見えない、白の彼シャツからふわりと香るあなたの匂いに、思い返すは昨日の出来事──
その胸の高鳴りと火照った身体を冷ますため、キッチンへと向かう。そして、冷蔵庫から取り出した水を、一気に喉に流し込む。
微かに頭が痛むのは、多分、二日酔いのせいだろう。昨日は明らかに飲み過ぎだった。でも、あなたが私に向けた一言だけは、頭に染みついて離れなかった。
『好きだ……ずっと前から、俺はお前のことが──』
言われた私は、その言葉に添えるかのようにただ黙って頷き、首に腕を回した。
***
そのときだ。不意に背中から腕を回され、抱きすくめらる。
「目を覚ましたらよォ、隣にいなかった……どこにいったかと思ったぜ……勝手にいなくなるなよ……」
少し子供じみた言い草に、クスッと鼻で笑うと、『何笑ってんだよ? バカにしてんじゃあねーよ、クソっ』と、いつもの口振りで返される。
振り向くと、眼鏡をかけていないことに気付く。
「眼鏡……かけてないけど、見えてるの?」
そう問いかけると、あなたは私の頬に手を添えて、軽く触れるだけのキスを落とす。
「見えてるぜ……? お前のことだけは、ちゃんと見えてる──」
そういって、真っ直ぐ私を見据える。
そんなあなたを目の前にして、自分の中で何かが終わりを告げようとしていた。
今までとは違う関係──それは色眼鏡を外した時のような、きっと昨日とは違う色をした新しい世界だ。
the END