#jo夢版ワンドロワンライ
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最近よく目で追っちまっているのか……やたらとアイツの姿が目に止まる。
誰と会話し、誰にその笑顔を向けているのかが、気になって仕方ねぇ……
たまに目が合ったとしても、すぐに逸らされちまうしよォ……
***
(バレてねーよな……? ペッシの奴、うまくやれよ? 時間稼ぎをなァ……)
そんな事を考えながら、ペッシとアイツの2人と別れて向かった先は、花屋だ。
「予約した物を──」
そう言って、受け取ったのはバラの花束。
今日はアイツの誕生日。仲間内で祝ってやろう──そう言い出したのは、他でもないこの俺だ。なんでそんな事を言っちまったのか……俺自身、皆目見当もつかねぇ……本当、なぜだろうなァ……?
唯一思い当たる事──それはペッシ言われた一言。
***
「最近、なんだか兄貴……柔らかくなりやせんでしたァ?」
「あ? どーゆー意味だ、そりゃ?」
「表情……とか? ん〜なんて言うか……ほら、特にアイツを見てる時ですぜィ?」
アイツ──ペッシの視線の先を辿る。そこに見えるは、リゾットと親しげに会話する姿。
それを横目に見た俺が、思わず眉間にシワを寄せる。そんな訝しげな表情を目の当たりにしたペッシが、問いかける。
「あれ? 兄貴……気付いてないんですかィ?」
「ハンッ、鏡で見なきゃあよォ、んなもん自分で分かるかよ!? 大体俺がどんな顔しるっつーんだよ!? それにアイツなんて見てねーよ!」
「す、すいやせんッ! ……やっぱり気のせいか……俺、勘が悪いからなぁ……」
***
気のせい? いや、どうだかな……
とりあえず、今日はその答えを見つけられるかもしれない──
これ(花束)を渡した時、アイツが向けるその表情に、もしも俺の頰が自然と緩むのなら……それはきっと──
アイツへの“恋の始まり”かもしれない。
誰と会話し、誰にその笑顔を向けているのかが、気になって仕方ねぇ……
たまに目が合ったとしても、すぐに逸らされちまうしよォ……
***
(バレてねーよな……? ペッシの奴、うまくやれよ? 時間稼ぎをなァ……)
そんな事を考えながら、ペッシとアイツの2人と別れて向かった先は、花屋だ。
「予約した物を──」
そう言って、受け取ったのはバラの花束。
今日はアイツの誕生日。仲間内で祝ってやろう──そう言い出したのは、他でもないこの俺だ。なんでそんな事を言っちまったのか……俺自身、皆目見当もつかねぇ……本当、なぜだろうなァ……?
唯一思い当たる事──それはペッシ言われた一言。
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「最近、なんだか兄貴……柔らかくなりやせんでしたァ?」
「あ? どーゆー意味だ、そりゃ?」
「表情……とか? ん〜なんて言うか……ほら、特にアイツを見てる時ですぜィ?」
アイツ──ペッシの視線の先を辿る。そこに見えるは、リゾットと親しげに会話する姿。
それを横目に見た俺が、思わず眉間にシワを寄せる。そんな訝しげな表情を目の当たりにしたペッシが、問いかける。
「あれ? 兄貴……気付いてないんですかィ?」
「ハンッ、鏡で見なきゃあよォ、んなもん自分で分かるかよ!? 大体俺がどんな顔しるっつーんだよ!? それにアイツなんて見てねーよ!」
「す、すいやせんッ! ……やっぱり気のせいか……俺、勘が悪いからなぁ……」
***
気のせい? いや、どうだかな……
とりあえず、今日はその答えを見つけられるかもしれない──
これ(花束)を渡した時、アイツが向けるその表情に、もしも俺の頰が自然と緩むのなら……それはきっと──
アイツへの“恋の始まり”かもしれない。
the END