ジョジョプラス
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ちゃんと忠告を聞いておくべきだった。自分は大丈夫だという驕りがそこにはあったんだと思う。
そして、明らかに油断していた。そう……それは不意打ちの出来事──
***
今日の任務はホルマジオと一緒だった。
「──おい、ちゃんと聞いてんのか?」
「……ん? 何?」
「だからよォ、ターゲットについてはさっき話した通りだが……他にもこの情報を嗅ぎつけてきている輩が居ないとも限らねーからよォ、油断はするなっつー話だぜ」
“はいはい”と2つ返事をしながら、私は帰ってきてから見るテレビのことを考えていた。
任務は滞りなく遂行される……はずだった。現場を後にしようとしたその時、潜んでいた敵の攻撃を不意打ちで喰らってしまったのだ。
ホルマジオのスタンドは、攻撃向きじゃあない。素手での攻防は苦手だ。
なのに、私を庇ったのか……攻撃をまともに食らい、その場に伏してしまう。
私はその状況を目の当たりにしてもプロとして取り乱すことはなく、今度は確実に相手の息の根を止める。その後すぐさま、ホルマジオの元へと駆け寄った。
「だ、大丈夫……!? 残党は全て片付けたから」
「そ、そうか……で、オメーは無事か?」
「当たり前じゃん! ってか、私のせいだよね……ごめん……私の事なんて別に庇う必要なんてなかったのに──」
うつむく私に、アハハっとホルマジオが笑いかける。しかし、傷口が痛むのか、その後少し顔を歪める。
「らしくねーなァ、そんな顔してんじゃあねーよ……こんなもん大した事ねぇ……それに、俺だってたまにはなァ……カッコぐらいつけさせろよ」
ホルマジオが再び私に微笑みかける。傷口からは血が滲み出していて、思いの外深傷を負ったことが見てとれた。笑うなんて、そんな余裕は無いはずなのに……そう思った瞬間、私は胸の高鳴りを感じる。……あれ? こんなの絶対におかしい……相手はあのホルマジオだ……なのに──
私は気を紛らわすかのように、“とにかく早くアジトに戻ろう”と、彼を支えてその場を後にする。
「もう、こんな無茶しなくたって……」
「オメーが怪我するよりはマシだろ? それともなんだァ? 心配してくれてんのかよォ? 嬉しいこった」
「別に心配なんてしてない! もう、バカ……」
その後は流石にいつものバカ笑いは聞こえてこなかったけれど──
でも、この出来事がきっかけで、私の心が撃ち抜かれてしまったのは紛れもない事実だ。
そして、明らかに油断していた。そう……それは不意打ちの出来事──
***
今日の任務はホルマジオと一緒だった。
「──おい、ちゃんと聞いてんのか?」
「……ん? 何?」
「だからよォ、ターゲットについてはさっき話した通りだが……他にもこの情報を嗅ぎつけてきている輩が居ないとも限らねーからよォ、油断はするなっつー話だぜ」
“はいはい”と2つ返事をしながら、私は帰ってきてから見るテレビのことを考えていた。
任務は滞りなく遂行される……はずだった。現場を後にしようとしたその時、潜んでいた敵の攻撃を不意打ちで喰らってしまったのだ。
ホルマジオのスタンドは、攻撃向きじゃあない。素手での攻防は苦手だ。
なのに、私を庇ったのか……攻撃をまともに食らい、その場に伏してしまう。
私はその状況を目の当たりにしてもプロとして取り乱すことはなく、今度は確実に相手の息の根を止める。その後すぐさま、ホルマジオの元へと駆け寄った。
「だ、大丈夫……!? 残党は全て片付けたから」
「そ、そうか……で、オメーは無事か?」
「当たり前じゃん! ってか、私のせいだよね……ごめん……私の事なんて別に庇う必要なんてなかったのに──」
うつむく私に、アハハっとホルマジオが笑いかける。しかし、傷口が痛むのか、その後少し顔を歪める。
「らしくねーなァ、そんな顔してんじゃあねーよ……こんなもん大した事ねぇ……それに、俺だってたまにはなァ……カッコぐらいつけさせろよ」
ホルマジオが再び私に微笑みかける。傷口からは血が滲み出していて、思いの外深傷を負ったことが見てとれた。笑うなんて、そんな余裕は無いはずなのに……そう思った瞬間、私は胸の高鳴りを感じる。……あれ? こんなの絶対におかしい……相手はあのホルマジオだ……なのに──
私は気を紛らわすかのように、“とにかく早くアジトに戻ろう”と、彼を支えてその場を後にする。
「もう、こんな無茶しなくたって……」
「オメーが怪我するよりはマシだろ? それともなんだァ? 心配してくれてんのかよォ? 嬉しいこった」
「別に心配なんてしてない! もう、バカ……」
その後は流石にいつものバカ笑いは聞こえてこなかったけれど──
でも、この出来事がきっかけで、私の心が撃ち抜かれてしまったのは紛れもない事実だ。
the END