#jo夢版ワンドロワンライ
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それはアジトでの出来事──
「えっ……ち、ちょっと、何……!?」
いきなりソファーに押し倒され、マウントを取られた女が目を丸くする。その姿を見下ろすのは、薄紫色の髪にエメラルドグリーンの瞳、そこにはアイマスクが当てられている──
「何って……つい……?」
「ついって……どう言う事……!?」
再び問いかけられた俺は、ついつい本音を口走ってしまう。
「あんたが他の男の話ばかりするから──」
「他の男……? それってまさかプロシュートのこと……?」
「……そう」
言われた俺は彼女から目を背ける。後からため息の漏れる音が聞こえる。
「プロシュートはさ、仲間でしょう? しかも任務の事で例えに出しただけじゃん……それでどうしてこんな事を──」
「じゃあ、今あんたと一緒にいるのは誰?」
「誰って──」
「俺でしょう? だったら──」
その先を言いかけるも、やっぱり口を閉ざしてしまう。そして、彼女をゆっくりと引っ張り起こし、ただぶっきらぼうに“ごめん”とだけ告げた。
***
あの時“他の男の話なんてするな”とはっきり告げることが出来れば──なんて思っても、そんな事は到底できやしない。でも、さっきみたいに頬を赤らめながら奴のことを話す彼女を見ていたら、そんな表情なんてしないで欲しい──と、ついとってしまった行動だった。自分自身が考えもしなかった衝動的な行動──それはやっぱり、俺が君の事が好きなんだと改めて思い知らされる結果となった。
「えっ……ち、ちょっと、何……!?」
いきなりソファーに押し倒され、マウントを取られた女が目を丸くする。その姿を見下ろすのは、薄紫色の髪にエメラルドグリーンの瞳、そこにはアイマスクが当てられている──
「何って……つい……?」
「ついって……どう言う事……!?」
再び問いかけられた俺は、ついつい本音を口走ってしまう。
「あんたが他の男の話ばかりするから──」
「他の男……? それってまさかプロシュートのこと……?」
「……そう」
言われた俺は彼女から目を背ける。後からため息の漏れる音が聞こえる。
「プロシュートはさ、仲間でしょう? しかも任務の事で例えに出しただけじゃん……それでどうしてこんな事を──」
「じゃあ、今あんたと一緒にいるのは誰?」
「誰って──」
「俺でしょう? だったら──」
その先を言いかけるも、やっぱり口を閉ざしてしまう。そして、彼女をゆっくりと引っ張り起こし、ただぶっきらぼうに“ごめん”とだけ告げた。
***
あの時“他の男の話なんてするな”とはっきり告げることが出来れば──なんて思っても、そんな事は到底できやしない。でも、さっきみたいに頬を赤らめながら奴のことを話す彼女を見ていたら、そんな表情なんてしないで欲しい──と、ついとってしまった行動だった。自分自身が考えもしなかった衝動的な行動──それはやっぱり、俺が君の事が好きなんだと改めて思い知らされる結果となった。
the END