#jo夢版ワンドロワンライ
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「ハァ……」
窓際で、時折スマホを見つめながら、アイツがため息づく。どうやらお目当ての相手から連絡がくるのを待っているようだ。
それを横目にミスタがブチャラティに問いかける。
「またか……どうも最近元気ねーなァと思ってたらよォ〜、また例の“恋煩い”かよ……? ったくよォ、今度の相手はどこのどいつだって話だぜ」
「何だ、ミスタ……お前、そんなにアイツの事が気になるのか……?」
ブチャラティの的を得た質問に、ミスタは思わず目を泳がせる。
「えっ!? べ、別に、そんなわけじゃあねーがよォ〜……ほ、ほら! アイツあーなると“心ここにあらず”って感じでよォ、任務に支障が出たら大変だろ?」
「そうだな……それにしても、全くアイツも罪な奴だな……こんな近くにいい男がいるってのに気付かないなんてな──」
そう言ってブチャラティがニヤリと笑みを浮かべる。それに対し、焦るミスタが早口になる。
「だ、だから、違うって言ってんだろ!」
その頃──
「……あれ? お前、今日はデートだって言ってなかったかよ?」
ホルマジオの問いかけに、気怠そうに答えたのはプロシュートだ。
「あ〜、今日は断られた……でもまぁ、いい機会だ。ちょっと頻繁に会うのはやめだな」
「あ? 何でだよ?」
「恋愛には、それなりに“駆け引き”って奴も必要だ……押してばかりじゃあなくて、たまには引くってこともしなくっちゃあならねぇ……」
「お前でもよォ、そんなやらしい手を使う事もあるんだな。まぁ、それだけ手に入れたい相手ってことか? それとも──他にもライバルがいるとか……?」
「ハンッ、どうだかなァ……まぁ少なくとも、誰かさんみたいに押してばかりだと、相手は容易に逃げちまって、なかなか捕まえられねーってこった。なァ、ギアッチョよォ……?」
「あぁ!? 何で俺の名前が出てくんだよ!? オメーはよォ〜何か勘違いしてねーか? 別に俺はアイツのことなんか──」
「惚れてんだろ? そう顔に書いてあるぜ?」
「あぁ!? 顔になんて書いてあるわけねーだろォがよォ〜! 舐めてんのか、このギアッチョをよォ〜? 大体オメーと一緒にすんな!」
プロシュートとギアッチョが睨み合う──まさに一触即発と思ったその時、リゾットが戻って来たようだ。
「おい、何を騒いでる? 表まで丸聞こえだ、少しは大人しくしてろ!」
リゾットに一喝された2人が渋々押し黙る。
「何だ、またあの女の事か?」
そう言った側からリゾットが口角の端を吊り上げる。
「諦めろ……アレは俺の女だ」
リゾットの発言に2人が目を丸くする。
「あぁ!? んなわけねーだろ!? 昨日アイツは──」
「お前の腕の中にいたのか……?」
「いや、スルリと抜けて帰りやがった」
「だろうな……昨晩アイツは俺と居たからな……」
「マジかよ……」
「今頃、俺からの連絡をヤキモキしながら待っているはずだな……次にアイツに会った時、どんな顔をするか、楽しみだ……」
再びニヒルな笑みを浮かべるリゾットに、周囲が若干困惑の表情を浮かべている──
そんな思惑がぐるぐる巡る恋模様。
窓際で、時折スマホを見つめながら、アイツがため息づく。どうやらお目当ての相手から連絡がくるのを待っているようだ。
それを横目にミスタがブチャラティに問いかける。
「またか……どうも最近元気ねーなァと思ってたらよォ〜、また例の“恋煩い”かよ……? ったくよォ、今度の相手はどこのどいつだって話だぜ」
「何だ、ミスタ……お前、そんなにアイツの事が気になるのか……?」
ブチャラティの的を得た質問に、ミスタは思わず目を泳がせる。
「えっ!? べ、別に、そんなわけじゃあねーがよォ〜……ほ、ほら! アイツあーなると“心ここにあらず”って感じでよォ、任務に支障が出たら大変だろ?」
「そうだな……それにしても、全くアイツも罪な奴だな……こんな近くにいい男がいるってのに気付かないなんてな──」
そう言ってブチャラティがニヤリと笑みを浮かべる。それに対し、焦るミスタが早口になる。
「だ、だから、違うって言ってんだろ!」
その頃──
「……あれ? お前、今日はデートだって言ってなかったかよ?」
ホルマジオの問いかけに、気怠そうに答えたのはプロシュートだ。
「あ〜、今日は断られた……でもまぁ、いい機会だ。ちょっと頻繁に会うのはやめだな」
「あ? 何でだよ?」
「恋愛には、それなりに“駆け引き”って奴も必要だ……押してばかりじゃあなくて、たまには引くってこともしなくっちゃあならねぇ……」
「お前でもよォ、そんなやらしい手を使う事もあるんだな。まぁ、それだけ手に入れたい相手ってことか? それとも──他にもライバルがいるとか……?」
「ハンッ、どうだかなァ……まぁ少なくとも、誰かさんみたいに押してばかりだと、相手は容易に逃げちまって、なかなか捕まえられねーってこった。なァ、ギアッチョよォ……?」
「あぁ!? 何で俺の名前が出てくんだよ!? オメーはよォ〜何か勘違いしてねーか? 別に俺はアイツのことなんか──」
「惚れてんだろ? そう顔に書いてあるぜ?」
「あぁ!? 顔になんて書いてあるわけねーだろォがよォ〜! 舐めてんのか、このギアッチョをよォ〜? 大体オメーと一緒にすんな!」
プロシュートとギアッチョが睨み合う──まさに一触即発と思ったその時、リゾットが戻って来たようだ。
「おい、何を騒いでる? 表まで丸聞こえだ、少しは大人しくしてろ!」
リゾットに一喝された2人が渋々押し黙る。
「何だ、またあの女の事か?」
そう言った側からリゾットが口角の端を吊り上げる。
「諦めろ……アレは俺の女だ」
リゾットの発言に2人が目を丸くする。
「あぁ!? んなわけねーだろ!? 昨日アイツは──」
「お前の腕の中にいたのか……?」
「いや、スルリと抜けて帰りやがった」
「だろうな……昨晩アイツは俺と居たからな……」
「マジかよ……」
「今頃、俺からの連絡をヤキモキしながら待っているはずだな……次にアイツに会った時、どんな顔をするか、楽しみだ……」
再びニヒルな笑みを浮かべるリゾットに、周囲が若干困惑の表情を浮かべている──
そんな思惑がぐるぐる巡る恋模様。
the END