#好きだよ/知ってるタグ企画夢
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女なんて、所詮俺のベィビィを産み出す為のただの道具──
道具として愛でることはあっても、そこに愛情なんてなかった。そう、あいつに出会うまでは──
***
一つのベッドで2人で迎える朝──
俺はまだ隣で眠る彼女の頬にそっと触れてみる。柔らかくて暖かい、優しく包み込んでしまいたい──こんな気持ちになるのは初めてだ。
これがいわゆる“愛情”というもなのだろうか……?
しばらくすると、彼女が目を覚ます。
「……ん? メローネ……?」
「起こしちゃった……?」
「ううん……ねぇ、メローネって、綺麗な髪してるよね──」
そう言いながら、彼女が俺の髪に指を絡める。それからフッと微笑みを浮かべながら呟く。
「瞳も綺麗……好きだよ」
「──!」
いきなりの告白だった。俺は思わず近くのブランケットで顔を隠しながら答える。
「知ってる……」
「メローネ? もしかして……照れてるの?」
「違う……」
「じゃあ顔、見せてよ──」
悪戯な笑みを浮かべた彼女にブランケットを引き剥がされる。見られたくなかった。顔はもちろん、耳まで熱を帯びてしまっていたから。
***
そんなメローネを目の当たりにした彼女が、可愛いと思った事を──
たまには想いを口にするのも悪くはない──そう思ってた事を、彼は知らない。
道具として愛でることはあっても、そこに愛情なんてなかった。そう、あいつに出会うまでは──
***
一つのベッドで2人で迎える朝──
俺はまだ隣で眠る彼女の頬にそっと触れてみる。柔らかくて暖かい、優しく包み込んでしまいたい──こんな気持ちになるのは初めてだ。
これがいわゆる“愛情”というもなのだろうか……?
しばらくすると、彼女が目を覚ます。
「……ん? メローネ……?」
「起こしちゃった……?」
「ううん……ねぇ、メローネって、綺麗な髪してるよね──」
そう言いながら、彼女が俺の髪に指を絡める。それからフッと微笑みを浮かべながら呟く。
「瞳も綺麗……好きだよ」
「──!」
いきなりの告白だった。俺は思わず近くのブランケットで顔を隠しながら答える。
「知ってる……」
「メローネ? もしかして……照れてるの?」
「違う……」
「じゃあ顔、見せてよ──」
悪戯な笑みを浮かべた彼女にブランケットを引き剥がされる。見られたくなかった。顔はもちろん、耳まで熱を帯びてしまっていたから。
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そんなメローネを目の当たりにした彼女が、可愛いと思った事を──
たまには想いを口にするのも悪くはない──そう思ってた事を、彼は知らない。
the END