#jo夢版ワンドロワンライ
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「おいらもタバコ吸おうかな……」
プロシュートの傍らで、突然ペッシがポツリと呟く。それを聞いたプロシュートはすぐさま言葉を返す。
「ハンッ、やめておけ……タバコなんざ百害あって一利なし……大体マンモーニのオメーには似合わねーよ」
そう言って天井に向けて紫煙を吹き出した。言われたペッシは少しムッと口を尖らせる。
「じゃあ、兄貴みたいなスーツでも着ようかな……今度貸して下せィ」
「おいおい、急にどーしたァ? 藪から棒によォ……次はなんだ? 髪をブロンドに染めるとでも言い出す気じゃあねーよなァ?」
図星を突かれたペッシが、大きく目を見開く。そして、バツが悪そうに口をつぐむ。その傍らで、プロシュートがため息混じりに話し出す。
「大体俺の真似をしてもよォ、俺にはなれねーぜ?」
「そんな事ぐらい分かってますぜィ……」
言われたペッシはふと思う。プロシュート兄貴はズルイ……頭もキレるし、度胸もある。街を歩けば誰もが振り返る程、容姿端麗──努力しなくても完璧なのだ。
そう、だからきっとあの子も──
よく見ているから分かる。あの子の目線の先にはいつも兄貴がいる。だから、少しでもこっちに振り向いてもらう為には、兄貴の真似するのが1番手っ取り早い──そうペッシは思っていた。
黙り込むペッシを横目に、プロシュートが口を開く。
「何だオメー、もしかして女か?」
「──!」
「まぁ、そいつがどんな女かは知らねーが……オメーの見た目だけに寄ってくる様な奴は、ろくな女じゃあねーことだけは確かだな。まぁ、今はまだミルクしか飲めねぇ様なモンモーニだがよォ、オメーにはオメーにしかない誰にも負けねー魅力がある……だから、ペッシ──自信を持て」
「兄貴……」
言われたペッシの目付きが少しだけ変わる。それは、密かな野望を秘めている様にも映った。
「オイラ、頑張りやす!」
「おぉ……頑張れよ」
「兄貴……オイラ負けませんからね! いつの日か足元救われても知りませんよ?」
「あ? それどういう意味だ……?」
「でも──今はまだ少し兄貴の真似をさせてください! だから今度、スーツ貸してくださいね!」
「あ、あぁ……」
首を傾げるプロシュートを横目に、密かに闘志燃やすペッシだった。
プロシュートの傍らで、突然ペッシがポツリと呟く。それを聞いたプロシュートはすぐさま言葉を返す。
「ハンッ、やめておけ……タバコなんざ百害あって一利なし……大体マンモーニのオメーには似合わねーよ」
そう言って天井に向けて紫煙を吹き出した。言われたペッシは少しムッと口を尖らせる。
「じゃあ、兄貴みたいなスーツでも着ようかな……今度貸して下せィ」
「おいおい、急にどーしたァ? 藪から棒によォ……次はなんだ? 髪をブロンドに染めるとでも言い出す気じゃあねーよなァ?」
図星を突かれたペッシが、大きく目を見開く。そして、バツが悪そうに口をつぐむ。その傍らで、プロシュートがため息混じりに話し出す。
「大体俺の真似をしてもよォ、俺にはなれねーぜ?」
「そんな事ぐらい分かってますぜィ……」
言われたペッシはふと思う。プロシュート兄貴はズルイ……頭もキレるし、度胸もある。街を歩けば誰もが振り返る程、容姿端麗──努力しなくても完璧なのだ。
そう、だからきっとあの子も──
よく見ているから分かる。あの子の目線の先にはいつも兄貴がいる。だから、少しでもこっちに振り向いてもらう為には、兄貴の真似するのが1番手っ取り早い──そうペッシは思っていた。
黙り込むペッシを横目に、プロシュートが口を開く。
「何だオメー、もしかして女か?」
「──!」
「まぁ、そいつがどんな女かは知らねーが……オメーの見た目だけに寄ってくる様な奴は、ろくな女じゃあねーことだけは確かだな。まぁ、今はまだミルクしか飲めねぇ様なモンモーニだがよォ、オメーにはオメーにしかない誰にも負けねー魅力がある……だから、ペッシ──自信を持て」
「兄貴……」
言われたペッシの目付きが少しだけ変わる。それは、密かな野望を秘めている様にも映った。
「オイラ、頑張りやす!」
「おぉ……頑張れよ」
「兄貴……オイラ負けませんからね! いつの日か足元救われても知りませんよ?」
「あ? それどういう意味だ……?」
「でも──今はまだ少し兄貴の真似をさせてください! だから今度、スーツ貸してくださいね!」
「あ、あぁ……」
首を傾げるプロシュートを横目に、密かに闘志燃やすペッシだった。
the END