#jo夢版ワンドロワンライ
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真っ暗闇だから見えるもの。それは──
突然パッと明かりが消えた……そして、あたりは真っ暗闇に包まれる──そう停電だ。突然の出来事にとりあえず冷静になれと自分自身に言い聞かせる。そして、近くに居るであろう人物に問いかける。
「ミ、ミスタ……?」
「あ? なんだよ?」
「な、何か明かり……持ってない? あっ、スマホ! 近くにない?」
そう問いかけるものの……返答がない。私は再び呼びかける。
「……ミスタ?」
少し手を動かすと、ミスタの身体にぶつかった。すると──
「キアラ──」
名前を呼ばれたと同時に急に抱きすくめられる。私は思わず固まってしまった。
「えっ、ちょっと……」
「なぁ……今どんな顔してると思う? 俺──」
耳元で低く囁かれると、思わず心臓が跳ね上がる。
「そ、そんなの……分からないよ……今は見えないし……」
「あぁ、見えなくていい──」
その言葉の後、唇に当たる柔らかな感覚に目を見開く、それと同時に明かりが戻り、辺りがはっきり見えてくる。そして、目の前にいるミスタを両手で思い切り突き飛ばした。
「ち、ちょっと! 今、キスしたでしょ!?」
「あ? ちげえーよ! これよ、これ!」
そう言って、指を狐の様にパクパクさせてみせる。
「えっ、嘘だ……!」
「嘘だと思うならよォ、その目で確かめてみろよ……?」
言ったらそばから再び気配が近付く。
ぶつかる視線──ミスタの瞳は漆黒の黒。そんな真っ暗やみに吸い込まれそうになる私は、ゆっくり瞳を閉じてしまう。
まぶたの裏側で感じるその感覚は、果たしてどちらか……
突然パッと明かりが消えた……そして、あたりは真っ暗闇に包まれる──そう停電だ。突然の出来事にとりあえず冷静になれと自分自身に言い聞かせる。そして、近くに居るであろう人物に問いかける。
「ミ、ミスタ……?」
「あ? なんだよ?」
「な、何か明かり……持ってない? あっ、スマホ! 近くにない?」
そう問いかけるものの……返答がない。私は再び呼びかける。
「……ミスタ?」
少し手を動かすと、ミスタの身体にぶつかった。すると──
「キアラ──」
名前を呼ばれたと同時に急に抱きすくめられる。私は思わず固まってしまった。
「えっ、ちょっと……」
「なぁ……今どんな顔してると思う? 俺──」
耳元で低く囁かれると、思わず心臓が跳ね上がる。
「そ、そんなの……分からないよ……今は見えないし……」
「あぁ、見えなくていい──」
その言葉の後、唇に当たる柔らかな感覚に目を見開く、それと同時に明かりが戻り、辺りがはっきり見えてくる。そして、目の前にいるミスタを両手で思い切り突き飛ばした。
「ち、ちょっと! 今、キスしたでしょ!?」
「あ? ちげえーよ! これよ、これ!」
そう言って、指を狐の様にパクパクさせてみせる。
「えっ、嘘だ……!」
「嘘だと思うならよォ、その目で確かめてみろよ……?」
言ったらそばから再び気配が近付く。
ぶつかる視線──ミスタの瞳は漆黒の黒。そんな真っ暗やみに吸い込まれそうになる私は、ゆっくり瞳を閉じてしまう。
まぶたの裏側で感じるその感覚は、果たしてどちらか……
the END