#jo夢版ワンドロワンライ
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暗殺を家業にしているからか、命と言うものに対しての価値は金だけだ。だから、ターゲットの命に尊さなんて感じることはなかった。それに、命なんて所詮尽きるもの──
でも……あの子の命は、あの時あの場所で無くなる必要はなかった……
***
「リゾット……?」
名前を呼ばれて目を開けると、不意にアイツと目が合った。どうやら俺は、アジトのソファーで眠ってしまっていたようだ。『どれぐらい寝てたか?』と言いながら、ゆっくり上体を起こす。
「ほんの少しだけ……」
そう言ったアイツの表情が晴れない。
「どうした?」
「なんだかうなされていたわ……疲れているのね……もう少し休んでいたらどう?」
今度はふわりと微笑みながら『まだみんなが戻るまで時間があるわ』と言うアイツの言葉に甘えるように寄り添う。
「もしかしてまた──」
その言葉の先を言わせないように、アイツの頭に手を添えて少し強引に口付ける。『ん……っ…』と甘声を漏らしながらも、アイツは抵抗ぜず俺に身を委ねる。
そして、ゆっくり糸を引きながら舌先を離すと、アイツに告げる。
「お前は生きろ……俺より先に死ぬな──」
「何よ急に……そんな事分かってるわ。私、案外しぶといから」
女が得意げな表情を浮かべる。それを目の当たりにした瞬間、あぁそうか……と妙に納得させられる。
こいつの命には価値がある。
少なくとも俺が明日も生きていたいと思う糧となっている存在。
それこそが、尊重に値すると言うことなのだろう。
でも……あの子の命は、あの時あの場所で無くなる必要はなかった……
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「リゾット……?」
名前を呼ばれて目を開けると、不意にアイツと目が合った。どうやら俺は、アジトのソファーで眠ってしまっていたようだ。『どれぐらい寝てたか?』と言いながら、ゆっくり上体を起こす。
「ほんの少しだけ……」
そう言ったアイツの表情が晴れない。
「どうした?」
「なんだかうなされていたわ……疲れているのね……もう少し休んでいたらどう?」
今度はふわりと微笑みながら『まだみんなが戻るまで時間があるわ』と言うアイツの言葉に甘えるように寄り添う。
「もしかしてまた──」
その言葉の先を言わせないように、アイツの頭に手を添えて少し強引に口付ける。『ん……っ…』と甘声を漏らしながらも、アイツは抵抗ぜず俺に身を委ねる。
そして、ゆっくり糸を引きながら舌先を離すと、アイツに告げる。
「お前は生きろ……俺より先に死ぬな──」
「何よ急に……そんな事分かってるわ。私、案外しぶといから」
女が得意げな表情を浮かべる。それを目の当たりにした瞬間、あぁそうか……と妙に納得させられる。
こいつの命には価値がある。
少なくとも俺が明日も生きていたいと思う糧となっている存在。
それこそが、尊重に値すると言うことなのだろう。
the END