#jo夢版ワンドロワンライ
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「例えばさ、明日地球が滅亡しちゃうとしたら──最後に何食べたい?」
アジトのリビング──
ソファーでくつろいでいると、唐突に女が問いかけてきた。そいつはチームを同じくするのメンバーの1人。コーヒーカップを片手に俺の隣に腰を下ろす。
「なんだよ、その質問はよォ? 地球滅亡とか──随分ぶっ飛んでんなァ」
「いいじゃん、単なる例え話! ねぇ、ギアッチョは何が食べたい?」
「そうだな……あ、昨日食ったピザだな! あれ、結構旨かったしよォ、最後に食うにも悪くねぇなァ」
「そっか〜、ピザね〜」
「そう言うオメーはよォ、何が食いたい?」
今度は俺が質問を投げかけ、他愛もない会話が続く。
「私は〜やっぱりドルチェかな? 甘い物は正義だからね!」
「……あ? どーゆー意味だ、それ?」
「じゃあさ、どこで過ごしたい?」
「今度は場所かよ? ん〜、とりあえず自分家か──まぁ、ここでもいいかもな。割とくつろげるしよォ」
「ふ〜ん……」
「オメーは?」
俺からの質問に、なぜか今度は少し間を空け、ポツリと呟くように答える。
「私は……好きな人がいる場所ならどこでもいいかな……」
好きな人──こいつから出たそのフレーズ。今の俺には聞き捨てならなかった。思わず『誰だよ?』と、問いかけそうになっところで、逆にアイツが問いかけてきた。
「じゃあさ、地球最後の日に……私がギアッチョの事、好きだって言ったら……どうする?」
いつになく真剣な眼差しで見つめられる。
思わぬ状況に、いつもの口調で交わすことが出来なかった。そんな俺が口籠もりながら出した言葉──
「地球最後の日……なんだろ? もう明日は来ない……それなら、今すぐ抱きしめて、キスして、押し倒して、ヤッちまうな」
「……えっ、何それ!? ちょっと、サイテーなんだけど……」
「あぁ!? どこがだよ!? 好きな奴に告白されて、もう地球が終わっちまうその前によォ、触れたいって思う事のどこが悪ィんだよ!?」
「ギアッチョ……これは単なる例え話だよ?」
「あ……」
その言葉に、一気に冷静にさせられる。俺とした事が……まんまとこいつの口車に乗せられてしまったようだ。
こいつは俺の反応を待ち構えていたように、口角の端を吊り上げながら、意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ふ〜ん……ギアッチョって、私の事好きだったんだ〜」
「……あぁ、そうだ。俺はオメーの事好きだ──って言ったら……どーすんだ?」
今度は俺の番だと言わんばかりに、質問を投げかける。
「えっ……私は──」
その時、リビングのドアが豪快に開けられる。パッと目を向けると、戻って来たのはプロシュートとペッシだ。飛んだ邪魔が入ったなと、舌打ちをして目線を下に落とす。
「あ……オメーら居たのか……つーかよォ、2人とも真面目な顔……何話してたんだ?」
首を傾げながら問いかけるプロシュートに、俺は少し声を張り上げて、『単なる例え話だぜ。例え話──』と、答えた。
その傍らで、アイツが『私は半分本当だよ』と呟いたのが聞こえてきたとかいないとか──
アジトのリビング──
ソファーでくつろいでいると、唐突に女が問いかけてきた。そいつはチームを同じくするのメンバーの1人。コーヒーカップを片手に俺の隣に腰を下ろす。
「なんだよ、その質問はよォ? 地球滅亡とか──随分ぶっ飛んでんなァ」
「いいじゃん、単なる例え話! ねぇ、ギアッチョは何が食べたい?」
「そうだな……あ、昨日食ったピザだな! あれ、結構旨かったしよォ、最後に食うにも悪くねぇなァ」
「そっか〜、ピザね〜」
「そう言うオメーはよォ、何が食いたい?」
今度は俺が質問を投げかけ、他愛もない会話が続く。
「私は〜やっぱりドルチェかな? 甘い物は正義だからね!」
「……あ? どーゆー意味だ、それ?」
「じゃあさ、どこで過ごしたい?」
「今度は場所かよ? ん〜、とりあえず自分家か──まぁ、ここでもいいかもな。割とくつろげるしよォ」
「ふ〜ん……」
「オメーは?」
俺からの質問に、なぜか今度は少し間を空け、ポツリと呟くように答える。
「私は……好きな人がいる場所ならどこでもいいかな……」
好きな人──こいつから出たそのフレーズ。今の俺には聞き捨てならなかった。思わず『誰だよ?』と、問いかけそうになっところで、逆にアイツが問いかけてきた。
「じゃあさ、地球最後の日に……私がギアッチョの事、好きだって言ったら……どうする?」
いつになく真剣な眼差しで見つめられる。
思わぬ状況に、いつもの口調で交わすことが出来なかった。そんな俺が口籠もりながら出した言葉──
「地球最後の日……なんだろ? もう明日は来ない……それなら、今すぐ抱きしめて、キスして、押し倒して、ヤッちまうな」
「……えっ、何それ!? ちょっと、サイテーなんだけど……」
「あぁ!? どこがだよ!? 好きな奴に告白されて、もう地球が終わっちまうその前によォ、触れたいって思う事のどこが悪ィんだよ!?」
「ギアッチョ……これは単なる例え話だよ?」
「あ……」
その言葉に、一気に冷静にさせられる。俺とした事が……まんまとこいつの口車に乗せられてしまったようだ。
こいつは俺の反応を待ち構えていたように、口角の端を吊り上げながら、意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ふ〜ん……ギアッチョって、私の事好きだったんだ〜」
「……あぁ、そうだ。俺はオメーの事好きだ──って言ったら……どーすんだ?」
今度は俺の番だと言わんばかりに、質問を投げかける。
「えっ……私は──」
その時、リビングのドアが豪快に開けられる。パッと目を向けると、戻って来たのはプロシュートとペッシだ。飛んだ邪魔が入ったなと、舌打ちをして目線を下に落とす。
「あ……オメーら居たのか……つーかよォ、2人とも真面目な顔……何話してたんだ?」
首を傾げながら問いかけるプロシュートに、俺は少し声を張り上げて、『単なる例え話だぜ。例え話──』と、答えた。
その傍らで、アイツが『私は半分本当だよ』と呟いたのが聞こえてきたとかいないとか──
the END