ギアッチョ
「……何だ？ハロウィン？お菓子なんて持ってねーよ！……いや待て、オメーが欲しいのは甘ぇお菓子か？甘けりゃなんでもいいんだな….？」
頷くとすぐさま深く口付けられる。ビックリした🚺が思わずギアッチョを押しのけると、口の中にあったのは飴。
「それやるから、悪戯すんじゃあねーぞ」
そう言って、子供のように無邪気に笑うギアッチョに、さっきの強引なキスとのギャップに、一瞬目眩を起こしそうになってしまう🚺だった。



プロシュート
一瞬🚺をチラリと見るも、とりあえず無反応……どうやら🚺が悪戯を仕掛けてくるのを待っている様子。それに対し相手にされない事にムッとした🚺が、ここぞとばかりにキレイにセットしてある髪をぐちゃぐちゃにしてまう。
「オメー、何しやがんだよ！？」
そう言うプロシュートにお菓子をくれないからだと告げると、今度は……
「ハンッ、じゃあよォ、次は俺の番だな？ dolcetto o scherzetto って言やァいいんだろ？オメーも、もちろんドルチェ用意してあんだろォなァ？ほら、さっさと菓子よこせよ、然もなくば……」
そう言いつつ押し倒し、ニィと口角を吊り上げながら「悪戯しなきゃだなァ」と言ってくる始末。



リゾット
お菓子を持っていないことを告げ……
「お前が言う悪戯が何なのか…すごく興味が湧くな…」と言ってきたので、🚺がヒョイっといつもの黒い頭巾を取り去り、代わりにハロウィン用の帽子とすり替える。その帽子とは……そこへホルマジオが通りかかる。
「おいおい、随分がたいの良いガッティーナがいると思ったらよォ、オメーかよ、リゾット。つーか、案外似合ってんじゃあねーか」
アヒャヒャヒャっと笑うホルマジオの傍で、してやったりと満面の笑みを浮かべる🚺を見て、リゾットが少し照れたように顔を赤らめる。しかし、ホルマジオには笑った仕返しメタリカをしっかりと食らわす。