#jo夢版ワンドロワンライ
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任務を終えたギアッチョがアジトへと帰り着く。入り口のドアを開けると、誰かを探しているのか……キョロキョロと辺りを見渡す。そして徐ろに話しかけた相手は──
「おい、メローネ! ちょっとオメーによォ、頼まれて欲しいことがあんだけどよォ──」
「…………」
「おい、聞いてんのか!?」
ソファーに座るメローネは、何やら忙しなく作業を行なっているようで、ギアッチョの方には見向きもせず、ただ黙々とベイビィ・フェイスと向き合っている。ギアッチョの怒号もどこ吹く風のようだ。
そんな様子を見兼ねたホルマジオが、ギアッチョをなだめるように話し始める。
「今、そいつに何を言っても無駄だぜ? 母体とベイビィの事しか頭にねーからなァ……次のターゲットがちょっと厄介な奴みてーでよォ、あれやこれや試行錯誤してんだとよ」
「あぁ!? だから全く聞こえねーってのかよォ〜、俺の声がよォ〜!」
ギアッチョの怒りが頂点に達したその時、またアジトに1人戻って来た人物が──それは暗殺チームの紅一点。
リビングに入るや否や、開口一番に発したのはギアッチョと同じ名前。
「ねぇメローネ、戻ってる? ──あっ、居たいた〜」
「おい、今あいつに話しかけても──」
そんなギアッチョの言葉をよそに、彼女はメローネの元へとわき目もふらずに向かった。
「メローネ、ちょっといいかな?」
話しかけられたメローネは、一瞬動きを止めたかと思うと、スッとおもてを上げて彼女を見据える。
「──何だい?」
「あのさ、ちょっと連れてって欲しいところがあってさ……だから、お願い! バイク出して……?」
両手を合わせて懇願する彼女に、ベイビィ・フェスをパタンッと閉じて、メローネが二つ返事で答える。
「分かった」
「本当!? ありがとう!」
「じゃあ、出かけてくる」
そう言って、2人が出かけて行く様子を目の当たりにして、皆が一瞬にして目を丸くする。さっきまで自分達の事は全く眼中にすらなかったのに、この違いは──?
居合わせたメンバーの殆どが頭にハテナを浮かべる中──
『あぁ、メローネの奴……没入先がアイツに変わったな……』
そう思いながら、1人妙に納得したように頷くギアッチョだった。
「おい、メローネ! ちょっとオメーによォ、頼まれて欲しいことがあんだけどよォ──」
「…………」
「おい、聞いてんのか!?」
ソファーに座るメローネは、何やら忙しなく作業を行なっているようで、ギアッチョの方には見向きもせず、ただ黙々とベイビィ・フェイスと向き合っている。ギアッチョの怒号もどこ吹く風のようだ。
そんな様子を見兼ねたホルマジオが、ギアッチョをなだめるように話し始める。
「今、そいつに何を言っても無駄だぜ? 母体とベイビィの事しか頭にねーからなァ……次のターゲットがちょっと厄介な奴みてーでよォ、あれやこれや試行錯誤してんだとよ」
「あぁ!? だから全く聞こえねーってのかよォ〜、俺の声がよォ〜!」
ギアッチョの怒りが頂点に達したその時、またアジトに1人戻って来た人物が──それは暗殺チームの紅一点。
リビングに入るや否や、開口一番に発したのはギアッチョと同じ名前。
「ねぇメローネ、戻ってる? ──あっ、居たいた〜」
「おい、今あいつに話しかけても──」
そんなギアッチョの言葉をよそに、彼女はメローネの元へとわき目もふらずに向かった。
「メローネ、ちょっといいかな?」
話しかけられたメローネは、一瞬動きを止めたかと思うと、スッとおもてを上げて彼女を見据える。
「──何だい?」
「あのさ、ちょっと連れてって欲しいところがあってさ……だから、お願い! バイク出して……?」
両手を合わせて懇願する彼女に、ベイビィ・フェスをパタンッと閉じて、メローネが二つ返事で答える。
「分かった」
「本当!? ありがとう!」
「じゃあ、出かけてくる」
そう言って、2人が出かけて行く様子を目の当たりにして、皆が一瞬にして目を丸くする。さっきまで自分達の事は全く眼中にすらなかったのに、この違いは──?
居合わせたメンバーの殆どが頭にハテナを浮かべる中──
『あぁ、メローネの奴……没入先がアイツに変わったな……』
そう思いながら、1人妙に納得したように頷くギアッチョだった。
the END