ジョジョプラス
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「おい……!」
唐突に呼び止められたのは、鏡の向こう側。しばらくしてそこから現れたのは、もちろんイルーゾォだ。
彼は、ゆっくりと私の元へとやって来て、足を止めた。
「おまえ……暇してんならよォ、今すぐめかし込んでこいよ? 何でって……今日はこのイルーゾォが、おまえをデートに連れてってやる」
ぶっきらぼうに吐き捨てて背けた彼の横顔が、少しばかり赤らんで見える。それを横目に笑みを浮かべてみれば、小さな声で告げられた。
「Buon compleanno……」
その言葉に目を丸くして頷けば、早く準備して来いと言葉が返る──。
照れ笑いが見送るその先にあるのは、きっとすてきな記念日だ。私はそれに胸を躍らせるのだった。