#jo夢版ワンドロワンライ
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夕暮れ時──
待ち合わせ場所にやってきたリゾットは、普段見ないようなカチッとしたスーツに身を包んでいる。
「そういう格好も……案外似合うね!」
「そうか? でも、やっぱり少し動きにくいな……それより──」
そう言ったリゾットの視線が、上から下へとゆっくり動くのが見てとれる。
「おまえも……なかなか似合ってるな」
「でしょう? このドレス、プロシュートが見立ててくれたの!」
「あぁ、そうだったのか……」
「さてと……行きますか」
オシャレに着飾った私たちは、これから二人でデート──というわけではない。ターゲットが出席しているパーティーに向かうのだ。
このような任務の時には、大抵不自然に思われにくいようにペアで行動することが多い。しかし……相手がリゾットだと、逆に目立つような気がしてならない。長身で整った顔立ち、それに加えていつもと違う装いに、さっきから心臓が高鳴ってしまう。その時、リゾットの視線がこちらに向けられていることに気付く。
「ん、何?」
「……いや、別に何でもない」
そうは言いながらも、歯に噛むように緩む口元を私は見逃さなかった──と言うよりは、いやがおうにも映り込んできたその横顔に、思わず反則だなと思ってしまう。やっぱり私はこの人のことが──
それはまさしく心の隙間にスルリと入り込んでくるような一瞬だ。
待ち合わせ場所にやってきたリゾットは、普段見ないようなカチッとしたスーツに身を包んでいる。
「そういう格好も……案外似合うね!」
「そうか? でも、やっぱり少し動きにくいな……それより──」
そう言ったリゾットの視線が、上から下へとゆっくり動くのが見てとれる。
「おまえも……なかなか似合ってるな」
「でしょう? このドレス、プロシュートが見立ててくれたの!」
「あぁ、そうだったのか……」
「さてと……行きますか」
オシャレに着飾った私たちは、これから二人でデート──というわけではない。ターゲットが出席しているパーティーに向かうのだ。
このような任務の時には、大抵不自然に思われにくいようにペアで行動することが多い。しかし……相手がリゾットだと、逆に目立つような気がしてならない。長身で整った顔立ち、それに加えていつもと違う装いに、さっきから心臓が高鳴ってしまう。その時、リゾットの視線がこちらに向けられていることに気付く。
「ん、何?」
「……いや、別に何でもない」
そうは言いながらも、歯に噛むように緩む口元を私は見逃さなかった──と言うよりは、いやがおうにも映り込んできたその横顔に、思わず反則だなと思ってしまう。やっぱり私はこの人のことが──
それはまさしく心の隙間にスルリと入り込んでくるような一瞬だ。
the END