恋ニモマケズ
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「今日も雨だね……」
アジトのソファーに腰掛け、窓ガラスに当たる雨粒を垣間見ながら、気怠そうにキアラが呟く。
その傍らにいるのはギアッチョとメローネ。他のメンバーは、出払っているようだ。
季節は6月。今日も天気は雨模様──3人は決まった任務もなく、今日はアジトの留守番を引き受け、朝から集まったはいいものの……特にする事もなく時間を持て余していた。
「そうだな。ここずっと雨が続いているな……」
「なんかさ、こんなにも雨降りが続くと、気持ちまでどんよりしてきちゃうよね……外にも出れないし、ただでさえこのアジト、なんだか薄暗くて陰気臭いしさ……」
「ディモールト キアラの意見に賛同するよ。ジメジメし過ぎてて、頭の中にカビが生えそうだぜ」
「メローネよォ、オメーには既に生えてんだろーがよ?」
キアラとメローネの会話を聞いて、ギアッチョが徐々に声を荒げ始める。
また始まった……2人はそう思った。
「もう何日雨ばっかりなんだよッ⁉︎ なめやがってよォ〜、報酬はやっすいし、除湿機は壊れてるし、外に出る気もしねーしよォ〜」
「除湿機を壊したのはお前だろ……? 後、報酬が少ないのは今に始まった事じゃあないが……」
「まぁ、もうしばらくすれば梅雨も明けるんだろうけど。そうなれば、嫌ってくらい陽の光を浴びれる。でも、それはそれで暑いから嫌なんだけどね〜」
「どっちなんだよ、オメーはよォ⁉︎ 大体梅雨 って名前も何なんだよッ⁉︎ どう見ても“つゆ”って読めねーし! 勝手な文字を当てて読んでんじゃあねーよ、クソがァ──!」
「確かに……それに梅雨って聞くだけで、気分が滅入 るのは事実だな……」
「じゃあ、もっとスカッとした名前、なんかないかなぁ〜?」
キアラの問いかけに、「ん〜……」と、頬杖をつきながら目線を上に向け、メローネが急に神妙な面持ちで考え始めた。そして、ハッと眼を見開き、発言する。
「じゃあ、“ハッピーバースディつーゆー”ってのは、どうだ?」
「なっげーだろーがよォ⁉︎ それに何で英語なんだよ⁉︎ イタリア語にしろ! イタリア語によォ〜!」
「ん〜……あっ! “女の子の日”は、どうかな?」
キアラが笑顔で問いかける。それに対しても、すぐ様ギアッチョがツッコミを入れる。
「オ、オメーはよォ……それ言っていいのか……? 別の日に聞えっからよォ、逆にもっと言いにくくなっちまうじゃあねーかよ……少し立ち位置考えろよなァ……」
「じゃあ、間をとって“インディペンデンスディ”にしない?」
「おぉ、ディモート! キアラ、いいネーミングだな!」
「おいおいオメーらよォ、どこの間をとったんだよ⁉︎ 大体何から独立したんだ⁉︎」
「じゃあ、今から梅雨のことを“インディペンデンスディ”って、呼ぶって事で!」
ギアッチョを後目に、キアラが何やら宣言する始末……ともあれ、話はまとまったようだ。そして、早速ギアッチョが──
「と、とりあえずだ、その……なんだ、インディペンデンスディが終わる頃には、気持ちを切り替えてビシッとよォ──」
「やっぱり、本当に梅雨は嫌だなぁ〜」
「全くだ……ディモールト やる気が沸かないしな……」
「…………」
「ん? 今、ギアッチョ──インディペン…なんとかって言わなかった?」
キアラがニヒルな笑みを浮かべ、ギアッチョに視線を向ける。隣でメローネも同じような表情をして様子を垣間みているようだ。
「い、言ってねーよ、んなこと! 大体なんだ、そのふざけたネーミングはよォ⁉︎」
「えぇ〜、今絶対言ったよね? インディペンなんとかってさ〜。なにそれ? パッショーネで流行ってんの? かっこいいの、それ?」
「言ってねーし、知らねーよ、そんなもん! オメーら、舐めてんのかよォ〜、このギアッチョをよォ〜⁉︎」
「おい、ギアッチョが怒るから余計に蒸し暑くなるだろ⁉︎ 少し黙ってろよ! ディモールト イライラするから」
「あぁ⁉︎ 一番イライラしてんのは、誰だと思ってんだよ⁉︎ チクショー、ムカつくんだよ、コケにしやがって、ボケがァ──!」
「やれやれ〜! 私、もう止めないから。しーらないっと」
皆のイライラがMAXに達したところで、手元にある冷たい飲み物を一気に飲み干す。
ふぅ……と、一息ついたところで、キアラが今日も一際まとまらない髪をいじりながら、ふと目を向けたのはギアッチョだ。
向かい側のソファーに腰掛け、不機嫌そうに雑誌に目を向け始めている彼に、話しかける。
「ねぇ、ギアッチョのその髪ってさぁ……パーマなの? それとも天然なの?」
問いかけられたギアッチョが、眉間にシワを寄せる。ヤバイ……もしや、髪の話は地雷だったか……?と、キアラが内心焦る。でも、どうしても気になってしまったものはしょうがない。
「キアラよォ〜、俺が好き好んでこの髪型にしてると思ってんのかァ……?」
「べ、別に……ただ聞いてみただけだよ! で、どうなの?」
「元々だぜ! この時期は特に癖が強くなるからなァ、マジで嫌な時期だぜ! 全く梅雨奴はよォ〜」
「でもさ、さっきみたいに3人でくだらない話でワイワイ盛り上がるのも楽しくない? 私はギアッチョとメローネと一緒にいるの、結構好きだけど」
「「──ッ!」」
キアラの笑顔を目の当たりにし、しかも“好きだ”と言う言葉に、些かギアッチョとメローネの心臓が、ドキリと跳ね上がる。
何を隠そうこの2人……実は以前からキアラの事を“いいな”と、思っていたのだ。だから、この“3人でお留守番”の状況を、本当は楽しんでいたのだ……無論、出来れば2人きりが良かったのだけれど。しかし、渦中 のキアラは……
その時、入り口付近で話し声が聞こえる。アジトに誰かやって来たようだ──
「ったく、酷い目にあったなァ」
「本当ですぜィ、兄貴ィ」
プロシュートとペッシだ。
2人を見るなりギアッチョとメローネが、げんなりとした表情を浮かべる。
一方のキアラは思わぬ訪問者に、眼を丸くする。しかも、どことなく嬉しそうだ。
「あれ? 2人とも急にどうしたの⁉︎ 今日は確か非番じゃあなかった?」
「あ? まぁ、ちょっと野暮用で外に出ててなァ……そしたら、急に雨が酷くなってきたから、雨宿りだ」
「あぁ⁉︎ なんでわざわざアジトなんだよ⁉︎」
「そうだぜ! 近くのカフェとかでもいいだろ⁉︎」
「こ、ここが一番近かったから……」
ギアッチョとメローネのあまりの剣幕に、『ダメだった……?』と、ペッシがおどおどしながら問いかける。それに対し、2人は思わず口をつぐむ。
ダメではないが、ダメだと言いたい……それは、この後の状況を目の当たりにしたくないからだ。
「ってか、プロシュートもペッシもずぶ濡れじゃん! ちょっと待ってて! 今タオル持ってくるから」
キアラがパタパタと奥へ行ったかと思うと、すぐ様タオルを2枚持って現れる。
そう……こんな風に、甲斐甲斐しく世話を焼きたい相手とは──
「はい!」
「キアラ、ありがとう」
「あぁ、悪いな……」
キアラが少し照れながら見つめているのは、プロシュートだ。そう、キアラが想いを寄せている相手、当人だ──
「プロシュートってさ、“水も滴るいい男”だよね……」
「ハンっ、オメーよォ……それの本当の意味……分かって言ってんのか?」
「えっ……?」
ポカンとした表情のキアラに、プロシュートがニヒルな笑みを浮かべながら、顔を寄せて耳打ちする。
『その言葉な……“私のアソコが濡れちゃうくらいイケメン”っつー意味なんだぜ……?』
その言葉を聞いたキアラが真っ赤になりながらうろたえる。それを横目に、またもっていかれた……と、ギアッチョとメローネの2人が落胆する。だから、来て欲しくなかったのだ、プロシュートに。
そんな事とは 露 知らず……不意にプロシュートが彼らに話しかける。
「そうそう、雨宿りのついでだ。ガキ共がアジトで留守番してるっつーからよォ、これ──」
そう言って、プロシュートが小袋を手渡す。『溶けちまうから、さっさと食うぞ』と、言われて皆が中を見ると、そこに入っていたのは──
「あっ、ジェラートだ!」
「マジかよ!」
「ディモールト 気の利いた差し入れ! さすがプロシュート!」
そして、5人仲良く merenda として、ジェラートを口にする。
プロシュートの傍らで、嬉しそうに笑みを浮かべるキアラを横目に、ギアッチョがメローネに話しかける。
「なぁ、メローネよォ……やっぱりインディペンデンスディは、気持ちまで憂鬱になっちまうから、本当いけねーなァ……」
「ディモールト ギアッチョの意見に賛同するぜ……」
その会話がキアラの耳にも届いたのか、話に加わってきた。
「そう? インディペンデンスディ……私は捨てたもんじゃあないと思うけど」
一方、その会話を聞きながら、不思議そうにしているのはこの2人──
「ペッシ、ペッシ、ペッシよぉ〜」
「なんですか、兄貴ィ?」
「インディペンデンスディって……何だ?」
「……さぁ?」
顔を見合わせながら首を傾げる、プロシュートとペッシ──
そんなこんなで、暗殺チームは雨の日も楽しく過ごしましたとさ。
……ん? これって作文⁉︎
アジトのソファーに腰掛け、窓ガラスに当たる雨粒を垣間見ながら、気怠そうにキアラが呟く。
その傍らにいるのはギアッチョとメローネ。他のメンバーは、出払っているようだ。
季節は6月。今日も天気は雨模様──3人は決まった任務もなく、今日はアジトの留守番を引き受け、朝から集まったはいいものの……特にする事もなく時間を持て余していた。
「そうだな。ここずっと雨が続いているな……」
「なんかさ、こんなにも雨降りが続くと、気持ちまでどんよりしてきちゃうよね……外にも出れないし、ただでさえこのアジト、なんだか薄暗くて陰気臭いしさ……」
「ディモールト キアラの意見に賛同するよ。ジメジメし過ぎてて、頭の中にカビが生えそうだぜ」
「メローネよォ、オメーには既に生えてんだろーがよ?」
キアラとメローネの会話を聞いて、ギアッチョが徐々に声を荒げ始める。
また始まった……2人はそう思った。
「もう何日雨ばっかりなんだよッ⁉︎ なめやがってよォ〜、報酬はやっすいし、除湿機は壊れてるし、外に出る気もしねーしよォ〜」
「除湿機を壊したのはお前だろ……? 後、報酬が少ないのは今に始まった事じゃあないが……」
「まぁ、もうしばらくすれば梅雨も明けるんだろうけど。そうなれば、嫌ってくらい陽の光を浴びれる。でも、それはそれで暑いから嫌なんだけどね〜」
「どっちなんだよ、オメーはよォ⁉︎ 大体
「確かに……それに梅雨って聞くだけで、気分が
「じゃあ、もっとスカッとした名前、なんかないかなぁ〜?」
キアラの問いかけに、「ん〜……」と、頬杖をつきながら目線を上に向け、メローネが急に神妙な面持ちで考え始めた。そして、ハッと眼を見開き、発言する。
「じゃあ、“ハッピーバースディつーゆー”ってのは、どうだ?」
「なっげーだろーがよォ⁉︎ それに何で英語なんだよ⁉︎ イタリア語にしろ! イタリア語によォ〜!」
「ん〜……あっ! “女の子の日”は、どうかな?」
キアラが笑顔で問いかける。それに対しても、すぐ様ギアッチョがツッコミを入れる。
「オ、オメーはよォ……それ言っていいのか……? 別の日に聞えっからよォ、逆にもっと言いにくくなっちまうじゃあねーかよ……少し立ち位置考えろよなァ……」
「じゃあ、間をとって“インディペンデンスディ”にしない?」
「おぉ、ディモート! キアラ、いいネーミングだな!」
「おいおいオメーらよォ、どこの間をとったんだよ⁉︎ 大体何から独立したんだ⁉︎」
「じゃあ、今から梅雨のことを“インディペンデンスディ”って、呼ぶって事で!」
ギアッチョを後目に、キアラが何やら宣言する始末……ともあれ、話はまとまったようだ。そして、早速ギアッチョが──
「と、とりあえずだ、その……なんだ、インディペンデンスディが終わる頃には、気持ちを切り替えてビシッとよォ──」
「やっぱり、本当に梅雨は嫌だなぁ〜」
「全くだ……ディモールト やる気が沸かないしな……」
「…………」
「ん? 今、ギアッチョ──インディペン…なんとかって言わなかった?」
キアラがニヒルな笑みを浮かべ、ギアッチョに視線を向ける。隣でメローネも同じような表情をして様子を垣間みているようだ。
「い、言ってねーよ、んなこと! 大体なんだ、そのふざけたネーミングはよォ⁉︎」
「えぇ〜、今絶対言ったよね? インディペンなんとかってさ〜。なにそれ? パッショーネで流行ってんの? かっこいいの、それ?」
「言ってねーし、知らねーよ、そんなもん! オメーら、舐めてんのかよォ〜、このギアッチョをよォ〜⁉︎」
「おい、ギアッチョが怒るから余計に蒸し暑くなるだろ⁉︎ 少し黙ってろよ! ディモールト イライラするから」
「あぁ⁉︎ 一番イライラしてんのは、誰だと思ってんだよ⁉︎ チクショー、ムカつくんだよ、コケにしやがって、ボケがァ──!」
「やれやれ〜! 私、もう止めないから。しーらないっと」
皆のイライラがMAXに達したところで、手元にある冷たい飲み物を一気に飲み干す。
ふぅ……と、一息ついたところで、キアラが今日も一際まとまらない髪をいじりながら、ふと目を向けたのはギアッチョだ。
向かい側のソファーに腰掛け、不機嫌そうに雑誌に目を向け始めている彼に、話しかける。
「ねぇ、ギアッチョのその髪ってさぁ……パーマなの? それとも天然なの?」
問いかけられたギアッチョが、眉間にシワを寄せる。ヤバイ……もしや、髪の話は地雷だったか……?と、キアラが内心焦る。でも、どうしても気になってしまったものはしょうがない。
「キアラよォ〜、俺が好き好んでこの髪型にしてると思ってんのかァ……?」
「べ、別に……ただ聞いてみただけだよ! で、どうなの?」
「元々だぜ! この時期は特に癖が強くなるからなァ、マジで嫌な時期だぜ! 全く梅雨奴はよォ〜」
「でもさ、さっきみたいに3人でくだらない話でワイワイ盛り上がるのも楽しくない? 私はギアッチョとメローネと一緒にいるの、結構好きだけど」
「「──ッ!」」
キアラの笑顔を目の当たりにし、しかも“好きだ”と言う言葉に、些かギアッチョとメローネの心臓が、ドキリと跳ね上がる。
何を隠そうこの2人……実は以前からキアラの事を“いいな”と、思っていたのだ。だから、この“3人でお留守番”の状況を、本当は楽しんでいたのだ……無論、出来れば2人きりが良かったのだけれど。しかし、
その時、入り口付近で話し声が聞こえる。アジトに誰かやって来たようだ──
「ったく、酷い目にあったなァ」
「本当ですぜィ、兄貴ィ」
プロシュートとペッシだ。
2人を見るなりギアッチョとメローネが、げんなりとした表情を浮かべる。
一方のキアラは思わぬ訪問者に、眼を丸くする。しかも、どことなく嬉しそうだ。
「あれ? 2人とも急にどうしたの⁉︎ 今日は確か非番じゃあなかった?」
「あ? まぁ、ちょっと野暮用で外に出ててなァ……そしたら、急に雨が酷くなってきたから、雨宿りだ」
「あぁ⁉︎ なんでわざわざアジトなんだよ⁉︎」
「そうだぜ! 近くのカフェとかでもいいだろ⁉︎」
「こ、ここが一番近かったから……」
ギアッチョとメローネのあまりの剣幕に、『ダメだった……?』と、ペッシがおどおどしながら問いかける。それに対し、2人は思わず口をつぐむ。
ダメではないが、ダメだと言いたい……それは、この後の状況を目の当たりにしたくないからだ。
「ってか、プロシュートもペッシもずぶ濡れじゃん! ちょっと待ってて! 今タオル持ってくるから」
キアラがパタパタと奥へ行ったかと思うと、すぐ様タオルを2枚持って現れる。
そう……こんな風に、甲斐甲斐しく世話を焼きたい相手とは──
「はい!」
「キアラ、ありがとう」
「あぁ、悪いな……」
キアラが少し照れながら見つめているのは、プロシュートだ。そう、キアラが想いを寄せている相手、当人だ──
「プロシュートってさ、“水も滴るいい男”だよね……」
「ハンっ、オメーよォ……それの本当の意味……分かって言ってんのか?」
「えっ……?」
ポカンとした表情のキアラに、プロシュートがニヒルな笑みを浮かべながら、顔を寄せて耳打ちする。
『その言葉な……“私のアソコが濡れちゃうくらいイケメン”っつー意味なんだぜ……?』
その言葉を聞いたキアラが真っ赤になりながらうろたえる。それを横目に、またもっていかれた……と、ギアッチョとメローネの2人が落胆する。だから、来て欲しくなかったのだ、プロシュートに。
そんな事とは
「そうそう、雨宿りのついでだ。ガキ共がアジトで留守番してるっつーからよォ、これ──」
そう言って、プロシュートが小袋を手渡す。『溶けちまうから、さっさと食うぞ』と、言われて皆が中を見ると、そこに入っていたのは──
「あっ、ジェラートだ!」
「マジかよ!」
「ディモールト 気の利いた差し入れ! さすがプロシュート!」
そして、5人仲良く
プロシュートの傍らで、嬉しそうに笑みを浮かべるキアラを横目に、ギアッチョがメローネに話しかける。
「なぁ、メローネよォ……やっぱりインディペンデンスディは、気持ちまで憂鬱になっちまうから、本当いけねーなァ……」
「ディモールト ギアッチョの意見に賛同するぜ……」
その会話がキアラの耳にも届いたのか、話に加わってきた。
「そう? インディペンデンスディ……私は捨てたもんじゃあないと思うけど」
一方、その会話を聞きながら、不思議そうにしているのはこの2人──
「ペッシ、ペッシ、ペッシよぉ〜」
「なんですか、兄貴ィ?」
「インディペンデンスディって……何だ?」
「……さぁ?」
顔を見合わせながら首を傾げる、プロシュートとペッシ──
そんなこんなで、暗殺チームは雨の日も楽しく過ごしましたとさ。
……ん? これって作文⁉︎
the END