1年目
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幕府を通して真選組の予算が決まった。
来期は武器調達費は1.5倍増、人件費は1.1倍増、公用車経費は1.2倍増などなかなか真選組は優遇されている。
しかし、諸経費、修繕費など要改善とお達しがあった。
知里にはどうしても即改善したいコストがある…。このタイミングで経費を抑えるのだ。
真選組幹部会議。
「武器の調達は10番隊、公用車は4番隊……。以上だ。他に何かあるものは?」
土方が隊長および知里に聞く。
知里が手を上げる。
「諸経費のコストの改善の達しがあります。そこで、先ずすぐにできるものから変更したいと思います。屯所内での喧嘩等でのバズーカ、剣の使用を禁止、マヨネーズは月80本まで経費にします。」
「バズーカ、剣の使用禁止は何のコスト削減になるんでさぁ。」
沖田はアイマスクを外して聞く。
「バズーカは普通に弾のコスト削減です。剣は、だいたい襖とか窓とか壊しまわるでしょ。とりあえず襖とか壊すなってことですよ。せめて月10枚とかにしてくれません?」
「じゃあどうやって土方を倒すんでさぁ!」
沖田は机を叩いて叫ぶ。
「倒すな!」
土方は沖田の頭を叩く。
「お前、マヨネーズはそれじゃ足りないだろ!今でも足りないのに、それは却下だ。」
「いや、今、増えに増えて月200本なんですけど、120人しかいないのにいらないですよ。全国の平均で月に半分も使い切らないんです。80本でも多いくらいでしょ、譲歩してますよ!」
知里は冷静に話す。
「いやいやいやいや、足りねぇ、足りねぇよ。マヨネーズ1本なんてカツ丼にかけたら終わっちゃうからねぇ。」
「土方さん以外カツ丼にマヨネーズかけないんだよ。」
知里は土方に詰め寄る。
「カツ丼にはマヨネーズだろ。常識だよ。」
「どこの常識だよ。土方スペシャルでこっちの胃がムカムカするんだよ。」
「オバさん言い過ぎでさぁ、土方スペシャルは犬のエサでさぁ。」
他の隊長も満場一致で、襖・窓は月10枚まで、マヨネーズは月80本までが経費として了承された。
「チッ、マヨネーズが足りなくなったらどうすりゃいいんだ。」
土方がタバコを吸いながら愚痴る。
「自分で買ってよ。タバコのついでに買えばいいんです。」
「面倒くさいだろうが。」
「愛があれば大丈夫だ。」
知里は譲らない。
山崎は頻繁にマヨネーズを買いにパシらされるようになった。
カンカンカンカン
知里が中庭で金槌を叩く音がする。
「何してんだお前?」
土方が聞く。
「沖田さんが私の部屋の襖を壊したんですよ。素手で。」
知里は木材を拾う。
「だから何してんの?」
「だから、襖作ってます。今月11枚目だったんですよコレ。いやー、わかってますよ、ワザとですね。逆に凄いわ、数えてるんだもんなー。」
知里は両手を広げ空を見上げる。
「もう買えよ。襖くらい。」
「ダメですよ、土方副長が頑張って我慢していらっしゃるんだから。私も守りますよ。工務店の端材だし、タダです。あー私の両親が昔、伝説の大工って言われてたらよかったのになぁ。」
「違うんかい。」
土方は中庭に降りて、ノコギリを持つ。
「あれ?手伝うんですか。」
「見てられねぇよ。」
見様見真似で作った襖はなかなかの出来栄えだった。
しかし来月も11枚目の襖として沖田に壊される運命には変わりない。
来期は武器調達費は1.5倍増、人件費は1.1倍増、公用車経費は1.2倍増などなかなか真選組は優遇されている。
しかし、諸経費、修繕費など要改善とお達しがあった。
知里にはどうしても即改善したいコストがある…。このタイミングで経費を抑えるのだ。
真選組幹部会議。
「武器の調達は10番隊、公用車は4番隊……。以上だ。他に何かあるものは?」
土方が隊長および知里に聞く。
知里が手を上げる。
「諸経費のコストの改善の達しがあります。そこで、先ずすぐにできるものから変更したいと思います。屯所内での喧嘩等でのバズーカ、剣の使用を禁止、マヨネーズは月80本まで経費にします。」
「バズーカ、剣の使用禁止は何のコスト削減になるんでさぁ。」
沖田はアイマスクを外して聞く。
「バズーカは普通に弾のコスト削減です。剣は、だいたい襖とか窓とか壊しまわるでしょ。とりあえず襖とか壊すなってことですよ。せめて月10枚とかにしてくれません?」
「じゃあどうやって土方を倒すんでさぁ!」
沖田は机を叩いて叫ぶ。
「倒すな!」
土方は沖田の頭を叩く。
「お前、マヨネーズはそれじゃ足りないだろ!今でも足りないのに、それは却下だ。」
「いや、今、増えに増えて月200本なんですけど、120人しかいないのにいらないですよ。全国の平均で月に半分も使い切らないんです。80本でも多いくらいでしょ、譲歩してますよ!」
知里は冷静に話す。
「いやいやいやいや、足りねぇ、足りねぇよ。マヨネーズ1本なんてカツ丼にかけたら終わっちゃうからねぇ。」
「土方さん以外カツ丼にマヨネーズかけないんだよ。」
知里は土方に詰め寄る。
「カツ丼にはマヨネーズだろ。常識だよ。」
「どこの常識だよ。土方スペシャルでこっちの胃がムカムカするんだよ。」
「オバさん言い過ぎでさぁ、土方スペシャルは犬のエサでさぁ。」
他の隊長も満場一致で、襖・窓は月10枚まで、マヨネーズは月80本までが経費として了承された。
「チッ、マヨネーズが足りなくなったらどうすりゃいいんだ。」
土方がタバコを吸いながら愚痴る。
「自分で買ってよ。タバコのついでに買えばいいんです。」
「面倒くさいだろうが。」
「愛があれば大丈夫だ。」
知里は譲らない。
山崎は頻繁にマヨネーズを買いにパシらされるようになった。
カンカンカンカン
知里が中庭で金槌を叩く音がする。
「何してんだお前?」
土方が聞く。
「沖田さんが私の部屋の襖を壊したんですよ。素手で。」
知里は木材を拾う。
「だから何してんの?」
「だから、襖作ってます。今月11枚目だったんですよコレ。いやー、わかってますよ、ワザとですね。逆に凄いわ、数えてるんだもんなー。」
知里は両手を広げ空を見上げる。
「もう買えよ。襖くらい。」
「ダメですよ、土方副長が頑張って我慢していらっしゃるんだから。私も守りますよ。工務店の端材だし、タダです。あー私の両親が昔、伝説の大工って言われてたらよかったのになぁ。」
「違うんかい。」
土方は中庭に降りて、ノコギリを持つ。
「あれ?手伝うんですか。」
「見てられねぇよ。」
見様見真似で作った襖はなかなかの出来栄えだった。
しかし来月も11枚目の襖として沖田に壊される運命には変わりない。