1年目
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今年度もそろそろ終わる3月。
今日は近藤、土方、知里は午後から警察庁へ真選組の今年度の報告をしに行く。近藤は相変わらず午前中から行方不明だ。
「最近お雪を見ないな。」
土方が食堂を見て言う。
「お雪ちゃんのお爺さんが亡くなったんですよ。」
知里はキツネうどんと七味をとって、土方の前に座った。
「「いただきます。」」
「親族が亡くなると、言い知れぬ喪失感があるよね。」
知里は七味をかける。
「そうだな。」
土方はカツ丼にマヨネーズをかける。
「ストレスランキングでは親族の死去は2位です。」
知里は今日幕府より配布されたストレスチェック表を見る。
「1位は?」
「配偶者、恋人の死ですね。そういえばランキングに同僚が亡くなるは無いですね。」
「そんな職場が無いんだろ」
「そっか。」
知里はうどんを啜り、土方はマヨネーズカツ丼をかきこむ。
「私なら今のところ1位かもしれません、夫も親族も恋人もいないですし。」
「恋人でも作れば?」
「暇が…。疲れが…。ってことで死なないでいてくれたら、ストレスフリーですね。」
「死ぬ時は死ぬ。約束はできねー。」
土方は水を飲む。
「そりゃあ、いつか死ぬのはわかってますけど、でも最期まで生きることを諦めて欲しくないです。」
知里は揚げを食べる。
「それくらいはする。お前もそうしろ。」
「ん?私そんな危険なことあるかな。でも病気になったら、最後まで頑張りますね。医療費工面してください。」
「自分で払え。」
「まぁ、しばらくはストレスフリーなのかな。」
知里はうどんの出汁を飲んで、ちょっと濃いいなと思う。
「あ、違った、ランキング8位は多忙による心身の過労だ。あー、だから胃が痛いのか。」
知里はストレスチェック表を指差して言う。
「これ食え、土方スペシャルマヨ丼。油分が胃に優しい。」
土方が少し残っているカツ丼の成れの果てを渡す。
「うっ、、胃が、、全身から拒否反応が!!死ぬ!!グハッ!」
「死なねーよ!!!!」
土方はイライラしながら完食し、知里と共に松平に会いに警察庁へ向かった。近藤は途中で志村邸で拾った。
知里は今年度の真選組の決算報告をする。いつもの如く松平は「カネ使い過ぎなんだよ。」と近藤に拳銃を撃ち回ったが、先日のエイリアン事件で放った松平の松ちゃん砲の方が金額は高い。どうも当日の昼から栗子ちゃんのパーティーがあったため急ぎ撃ったらしい。
近藤と土方が真選組の総括報告をしている間は、知里は部屋を出た。
警察庁の中をまわり、休憩スペースで携帯を見ながら休んでいると、白い真選組の制服を見に纏った人が隣のベンチに座る。
「あなたは真選組の方ですか?」
モノクルをかけた男性が知里に尋ねる。
「はじめまして、真選組の勘定方、土方知里です。」
知里は自己紹介する。
「私は見廻り組局長、佐々木異三郎です。ええ、名門佐々木家のエリートです。」
佐々木も自己紹介する。
「見廻り組…。同じ警察組織として協力していければいいですね。」
「見廻り組はエリートによる、エリートのためのエリート集団ですが、私は真選組のめっぽうファンなのです。ところで、メル友になってください。」
佐々木は知里の携帯を奪って、勝手に登録する。
‘サブちゃん’
知里は遠い目をして見つめる。
「こっちは‘女土方’と登録しておきました。」
佐々木は自分の携帯をこちらに見せながら言う。
「やめてください、マヨが移るんで。あと、私、貧乏に貧乏をふりかけて食べたあとデザートに貧乏食べるくらい貧乏なんで、話合わないかもですよ?」
知里は自虐的に放った。
「うーん、じゃあ無難に知里さんって登録し直しましょう。あぁ、イイんですよ、エリートは心の広さもエリートですから。」
佐々木はそう言って去って行った。
近藤、土方の話が終わり、屯所へ向かう車内で。
ピロン♪
‘今日は真選組と会えて嬉しかったお。’
ピロン♪
‘もう屯所に着きましたか?’
ピロン♪
‘今日のお菓子はドーナツです。’
ピロン♪
‘新発売のドーナツおすすめ★’
「うるせーな、誰からだよ!!」
土方が知里に聞く。
「モノクルエリートだよ!!ギザウザス!!!」
知里は携帯をフロントガラスに投げつけた。
「アブね!だから誰!?」
携帯はしばらく受信し続け、面倒なので電源を切った。
今日は近藤、土方、知里は午後から警察庁へ真選組の今年度の報告をしに行く。近藤は相変わらず午前中から行方不明だ。
「最近お雪を見ないな。」
土方が食堂を見て言う。
「お雪ちゃんのお爺さんが亡くなったんですよ。」
知里はキツネうどんと七味をとって、土方の前に座った。
「「いただきます。」」
「親族が亡くなると、言い知れぬ喪失感があるよね。」
知里は七味をかける。
「そうだな。」
土方はカツ丼にマヨネーズをかける。
「ストレスランキングでは親族の死去は2位です。」
知里は今日幕府より配布されたストレスチェック表を見る。
「1位は?」
「配偶者、恋人の死ですね。そういえばランキングに同僚が亡くなるは無いですね。」
「そんな職場が無いんだろ」
「そっか。」
知里はうどんを啜り、土方はマヨネーズカツ丼をかきこむ。
「私なら今のところ1位かもしれません、夫も親族も恋人もいないですし。」
「恋人でも作れば?」
「暇が…。疲れが…。ってことで死なないでいてくれたら、ストレスフリーですね。」
「死ぬ時は死ぬ。約束はできねー。」
土方は水を飲む。
「そりゃあ、いつか死ぬのはわかってますけど、でも最期まで生きることを諦めて欲しくないです。」
知里は揚げを食べる。
「それくらいはする。お前もそうしろ。」
「ん?私そんな危険なことあるかな。でも病気になったら、最後まで頑張りますね。医療費工面してください。」
「自分で払え。」
「まぁ、しばらくはストレスフリーなのかな。」
知里はうどんの出汁を飲んで、ちょっと濃いいなと思う。
「あ、違った、ランキング8位は多忙による心身の過労だ。あー、だから胃が痛いのか。」
知里はストレスチェック表を指差して言う。
「これ食え、土方スペシャルマヨ丼。油分が胃に優しい。」
土方が少し残っているカツ丼の成れの果てを渡す。
「うっ、、胃が、、全身から拒否反応が!!死ぬ!!グハッ!」
「死なねーよ!!!!」
土方はイライラしながら完食し、知里と共に松平に会いに警察庁へ向かった。近藤は途中で志村邸で拾った。
知里は今年度の真選組の決算報告をする。いつもの如く松平は「カネ使い過ぎなんだよ。」と近藤に拳銃を撃ち回ったが、先日のエイリアン事件で放った松平の松ちゃん砲の方が金額は高い。どうも当日の昼から栗子ちゃんのパーティーがあったため急ぎ撃ったらしい。
近藤と土方が真選組の総括報告をしている間は、知里は部屋を出た。
警察庁の中をまわり、休憩スペースで携帯を見ながら休んでいると、白い真選組の制服を見に纏った人が隣のベンチに座る。
「あなたは真選組の方ですか?」
モノクルをかけた男性が知里に尋ねる。
「はじめまして、真選組の勘定方、土方知里です。」
知里は自己紹介する。
「私は見廻り組局長、佐々木異三郎です。ええ、名門佐々木家のエリートです。」
佐々木も自己紹介する。
「見廻り組…。同じ警察組織として協力していければいいですね。」
「見廻り組はエリートによる、エリートのためのエリート集団ですが、私は真選組のめっぽうファンなのです。ところで、メル友になってください。」
佐々木は知里の携帯を奪って、勝手に登録する。
‘サブちゃん’
知里は遠い目をして見つめる。
「こっちは‘女土方’と登録しておきました。」
佐々木は自分の携帯をこちらに見せながら言う。
「やめてください、マヨが移るんで。あと、私、貧乏に貧乏をふりかけて食べたあとデザートに貧乏食べるくらい貧乏なんで、話合わないかもですよ?」
知里は自虐的に放った。
「うーん、じゃあ無難に知里さんって登録し直しましょう。あぁ、イイんですよ、エリートは心の広さもエリートですから。」
佐々木はそう言って去って行った。
近藤、土方の話が終わり、屯所へ向かう車内で。
ピロン♪
‘今日は真選組と会えて嬉しかったお。’
ピロン♪
‘もう屯所に着きましたか?’
ピロン♪
‘今日のお菓子はドーナツです。’
ピロン♪
‘新発売のドーナツおすすめ★’
「うるせーな、誰からだよ!!」
土方が知里に聞く。
「モノクルエリートだよ!!ギザウザス!!!」
知里は携帯をフロントガラスに投げつけた。
「アブね!だから誰!?」
携帯はしばらく受信し続け、面倒なので電源を切った。