1年目
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結局のところ、脇腹の怪我は治るまで3週間かかった。
途中沖田には、嘘つきだと言われていたりしたが、脇腹を小突かれた際に声を上げたので、信じたようだ。10代の治癒力と30代に体半分以上入りかけている人間の治癒力を見誤ったようだ。
「これだからオバさんは…。」
沖田が鼻で笑った。
「沖田さんも10年後分かりますよ。」
知里はため息をつく。
「その時にはオバさんは治るのに2ヶ月かかるんでさぁ。」
沖田の発言に知里はさらに大きなため息を吐いた。
原田に教えてもらった接骨院は腕が良く、いつも痛かった首が嘘のように無くなった。脇腹の痛みも適切に治療してもらったお陰で、腰痛などなどにはならなかった。
そろそろ夏の暑さもおさまりつつある、9月も下旬。
昼休憩に知里は土方に呼び出された。
「知里、この領収書を追加で頼む。」
‘領収書、品目…アンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンマン’
「なんじゃこりゃぁぁぁ。」
知里は発狂した。
「山崎の密偵の食費だ。」
「アンパンしか見えません。」
「アイツは密偵中はアンパンしか食わない。」
「最後アンパン○ン食ってます。」
「そろそろ限界か。因みにまだ密偵中だ。」
そういえば脇腹の痛い3週間だったからバドミントンすること忘れてたが、そもそも山崎がいなかったことに気がついた。
「お前、今山崎がいないことに気づいたろ?」
「そんなことないです。ところでいつ帰ってくるんですか?明日から私どうやってミントンしたらいいんですか?素振りか!」
「お前山崎を何だと思ってんの?」
「ミントンの王子さまです。」
知里は迷うことなく答えた。
「まぁそれはいいが、今日は近藤さんを探してきてほしい。夜に松平長官が来ることになった。」
夜にとてもとても重要な話があるということらしい。いつもは山崎に近藤を探してきてもらうのだが、手が空いていないなら仕方ない。
「いいですよ、連れて帰ってきたらいいんですね。」
知里は携帯で何やらすぐ操作する。
ピピッ
「近藤さんは志村邸ですね。」
携帯に位置情報が表示されている。
「お前なんでそんなすぐわかんの?」
「近藤さんにGPSつけといたんで。」
土方は呆気に取られた様子で、聞かなかったことにすると言った。そして、土方は山崎の様子を見に出発した。
知里も隊服に着替えて、真選組パトカーを1台借りて出発した。自転車で行けない距離ではないが、帰りはおそらく気絶した近藤を運ぶ必要があるからだ。
ピンポーン♪
「こんにちは、知里です。」
「いらっしゃい、知里さん。どうしたんですか?」
新八が門を開ける。
新八にここに近藤がいるので、もしすでに気絶していたら引き取る旨を伝えると、まだ近藤を見ていないというので、まだ潜入中らしい。
新八はそんな絶賛ストーカー中の近藤の状況に慣れているのか、
「今、ちょうど万事屋のみんなもいるんで、近藤さんが出てくるまで一緒にお茶でもどうですか?」
そうなるかと思い、あらかじめお茶菓子を持ってきていたので、新八に渡す。
「久しぶりー、元気だったアルか、知里!!」
今日も元気な神楽と
「おう、今日は隊服なのなー?」
と他人の家で寝転んでテレビを見る銀時。
「お邪魔します。」
知里は神楽の横に座る。
「知里コレあげるアル。この前のお礼アル。」
ビーズの手作りの髪ゴムだ。ビーズ手芸にハマっているらしい。
「ありがとう。すっごく可愛い。」
すぐにシンプルな黒いゴムから、替える。
「似合うアルよ!」
神楽は大満足のようだ。
「お久しぶりです、お茶どうぞ。お団子ありがとうございます。」
妙が冷たい麦茶とお団子をみんなにだす。
近藤が志村邸にいることだけはわかっているが、志村邸のどこにいるかまではわからない。
「えー、またゴリラが隠れてるのー?」
銀時はやっぱり寝転んで、‘大江戸ラブストーリー’の再放送を見ている。
「なんか出てくるいい方法ないですかね?」
出来ればあと2時間後には屯所についておきたい。
「そうねぇ。」
妙は薙刀を持って、天井、天袋、押し入れ、畳を刺した。
「あらー、居ないわね。」
居たら死亡である。
「できたら、五体満足で引き取りたいんですよ。ちょっと今日重要案件なんで。」
知里はどうしようかなぁと悩んだ。
「んなの、妙がそこで生着替えを
ザシュ
「やだなぁ、冗談だろー、本気にすんなよ。」
銀時の髪は赤くなった。
「ほっといたら直ぐ出てくるアルよ!」
神楽がそういいながら、‘大江戸ラブストーリー’はすれ違い多くてイラつくと不屈の名作を酷評する。
結局再放送ドラマをみんなで見て、いいところで今日のところは終わる。
「知里はカンキチとケンジだったらどっち選ぶアルか?」
神楽は知里に尋ねる。
「んー、やっぱ恋人はケンジ、便利屋はカンキチかな、結婚は部長。」
知里は答える。
「おい、二択っつってんだろ。んだよ便利屋って。大人の複雑な関係だしやがって。」
銀時は知里に突っ込む。神楽は便利屋って何と騒ぐ。
「姉御はどっち選ぶアルか?カンキチとケンジ。」
「お妙さんは、近藤勲ですーーー!それは前前前世から決まってます!!」
「出たー!行け神楽ー!」
と銀時。
「顔はやめてー!」
と知里。
ドカーン
池から中庭に出てきた近藤の鳩尾を神楽が回し蹴りをして気絶させた。
「ご協力ありがとうございました!」
のびた近藤を銀時と新八がパトカーに乗せた。
「また知里さんもプライベートで遊びに来てくださいね、ゴリラはいらないですけど。」
そう新八が言うと、
「次はドーナツよろしく。」
銀時達は手を振って知里を見送った。
屯所に着いて、近くにいる隊士に近藤を下ろしてもらい、風呂に連れて行ってもらった。
ちょうど土方も山崎のところから帰ってきた。
「おかえりなさい、土方さん。」
「あぁ、近藤さん連れて帰れたんだな、ご苦労だった。あと、これ追加の領収書。」
領収書、品目…アンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンラーメンアンパン
デジャブ!!!!
「あ、でも今回はラーメン食べてる!」
知里は最後から2つ目の品目を見つけた。
「あ、それは俺。」
と土方。
「お前かい!!!」
山崎の密偵はまだ続く…。
途中沖田には、嘘つきだと言われていたりしたが、脇腹を小突かれた際に声を上げたので、信じたようだ。10代の治癒力と30代に体半分以上入りかけている人間の治癒力を見誤ったようだ。
「これだからオバさんは…。」
沖田が鼻で笑った。
「沖田さんも10年後分かりますよ。」
知里はため息をつく。
「その時にはオバさんは治るのに2ヶ月かかるんでさぁ。」
沖田の発言に知里はさらに大きなため息を吐いた。
原田に教えてもらった接骨院は腕が良く、いつも痛かった首が嘘のように無くなった。脇腹の痛みも適切に治療してもらったお陰で、腰痛などなどにはならなかった。
そろそろ夏の暑さもおさまりつつある、9月も下旬。
昼休憩に知里は土方に呼び出された。
「知里、この領収書を追加で頼む。」
‘領収書、品目…アンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンマン’
「なんじゃこりゃぁぁぁ。」
知里は発狂した。
「山崎の密偵の食費だ。」
「アンパンしか見えません。」
「アイツは密偵中はアンパンしか食わない。」
「最後アンパン○ン食ってます。」
「そろそろ限界か。因みにまだ密偵中だ。」
そういえば脇腹の痛い3週間だったからバドミントンすること忘れてたが、そもそも山崎がいなかったことに気がついた。
「お前、今山崎がいないことに気づいたろ?」
「そんなことないです。ところでいつ帰ってくるんですか?明日から私どうやってミントンしたらいいんですか?素振りか!」
「お前山崎を何だと思ってんの?」
「ミントンの王子さまです。」
知里は迷うことなく答えた。
「まぁそれはいいが、今日は近藤さんを探してきてほしい。夜に松平長官が来ることになった。」
夜にとてもとても重要な話があるということらしい。いつもは山崎に近藤を探してきてもらうのだが、手が空いていないなら仕方ない。
「いいですよ、連れて帰ってきたらいいんですね。」
知里は携帯で何やらすぐ操作する。
ピピッ
「近藤さんは志村邸ですね。」
携帯に位置情報が表示されている。
「お前なんでそんなすぐわかんの?」
「近藤さんにGPSつけといたんで。」
土方は呆気に取られた様子で、聞かなかったことにすると言った。そして、土方は山崎の様子を見に出発した。
知里も隊服に着替えて、真選組パトカーを1台借りて出発した。自転車で行けない距離ではないが、帰りはおそらく気絶した近藤を運ぶ必要があるからだ。
ピンポーン♪
「こんにちは、知里です。」
「いらっしゃい、知里さん。どうしたんですか?」
新八が門を開ける。
新八にここに近藤がいるので、もしすでに気絶していたら引き取る旨を伝えると、まだ近藤を見ていないというので、まだ潜入中らしい。
新八はそんな絶賛ストーカー中の近藤の状況に慣れているのか、
「今、ちょうど万事屋のみんなもいるんで、近藤さんが出てくるまで一緒にお茶でもどうですか?」
そうなるかと思い、あらかじめお茶菓子を持ってきていたので、新八に渡す。
「久しぶりー、元気だったアルか、知里!!」
今日も元気な神楽と
「おう、今日は隊服なのなー?」
と他人の家で寝転んでテレビを見る銀時。
「お邪魔します。」
知里は神楽の横に座る。
「知里コレあげるアル。この前のお礼アル。」
ビーズの手作りの髪ゴムだ。ビーズ手芸にハマっているらしい。
「ありがとう。すっごく可愛い。」
すぐにシンプルな黒いゴムから、替える。
「似合うアルよ!」
神楽は大満足のようだ。
「お久しぶりです、お茶どうぞ。お団子ありがとうございます。」
妙が冷たい麦茶とお団子をみんなにだす。
近藤が志村邸にいることだけはわかっているが、志村邸のどこにいるかまではわからない。
「えー、またゴリラが隠れてるのー?」
銀時はやっぱり寝転んで、‘大江戸ラブストーリー’の再放送を見ている。
「なんか出てくるいい方法ないですかね?」
出来ればあと2時間後には屯所についておきたい。
「そうねぇ。」
妙は薙刀を持って、天井、天袋、押し入れ、畳を刺した。
「あらー、居ないわね。」
居たら死亡である。
「できたら、五体満足で引き取りたいんですよ。ちょっと今日重要案件なんで。」
知里はどうしようかなぁと悩んだ。
「んなの、妙がそこで生着替えを
ザシュ
「やだなぁ、冗談だろー、本気にすんなよ。」
銀時の髪は赤くなった。
「ほっといたら直ぐ出てくるアルよ!」
神楽がそういいながら、‘大江戸ラブストーリー’はすれ違い多くてイラつくと不屈の名作を酷評する。
結局再放送ドラマをみんなで見て、いいところで今日のところは終わる。
「知里はカンキチとケンジだったらどっち選ぶアルか?」
神楽は知里に尋ねる。
「んー、やっぱ恋人はケンジ、便利屋はカンキチかな、結婚は部長。」
知里は答える。
「おい、二択っつってんだろ。んだよ便利屋って。大人の複雑な関係だしやがって。」
銀時は知里に突っ込む。神楽は便利屋って何と騒ぐ。
「姉御はどっち選ぶアルか?カンキチとケンジ。」
「お妙さんは、近藤勲ですーーー!それは前前前世から決まってます!!」
「出たー!行け神楽ー!」
と銀時。
「顔はやめてー!」
と知里。
ドカーン
池から中庭に出てきた近藤の鳩尾を神楽が回し蹴りをして気絶させた。
「ご協力ありがとうございました!」
のびた近藤を銀時と新八がパトカーに乗せた。
「また知里さんもプライベートで遊びに来てくださいね、ゴリラはいらないですけど。」
そう新八が言うと、
「次はドーナツよろしく。」
銀時達は手を振って知里を見送った。
屯所に着いて、近くにいる隊士に近藤を下ろしてもらい、風呂に連れて行ってもらった。
ちょうど土方も山崎のところから帰ってきた。
「おかえりなさい、土方さん。」
「あぁ、近藤さん連れて帰れたんだな、ご苦労だった。あと、これ追加の領収書。」
領収書、品目…アンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンラーメンアンパン
デジャブ!!!!
「あ、でも今回はラーメン食べてる!」
知里は最後から2つ目の品目を見つけた。
「あ、それは俺。」
と土方。
「お前かい!!!」
山崎の密偵はまだ続く…。