1年目
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知里と銀時は腕を組んでしばらく歩いた。
沖田と土方が見えなくなった頃に、
「ハハハ、多串くんの顔見た?スッゲーびっくりしてたぜ!」
銀時は大笑いする。
「あはは、あんなわかりやすい驚き方あります?‘おま、おま、’って言ってましたよ!」
知里も土方の様子を思い出して我慢できずに笑う。
「いやー、知里も話に乗るんだもんな、総一郎くんはどうかわかんねぇけど、多串くんは今も信じてるだろうぜ。」
土方を大いに茶化しながら、歌舞伎町ビル屋上のビアガーデンに入る。
調査対象はまだ到着していないようで、先に銀時とちさとはビールで乾杯する。
ピリリリリ♪
「新八です、調査対象ビル到着です。2人とも仕事なんですから、飲み過ぎないようにしてくださいよ!」
「わぁってるって。あ、お兄さん、もう一杯おかわり〜!」
銀魂はハイペースで飲み進める。
調査対象がすでに手を繋いで入店し、隣の席のに座る。半個室の中では、顔を必要以上寄せ合って話している姿が確認できた。半個室といっても、ほぼ薄いレースのようなもので区切られているだけでよく見える。こんなところで浮気するなんて無用心も甚だしい。
しっかりとカメラに収め、盗聴器も席の感覚が狭かったおかげで、よく録音できた。
「今日の依頼は余裕だったなー!」
完璧に真っ黒の証拠がすぐ大量に手に入ったので、新八と神楽に依頼者の元へデータの受け渡しに行ってもらい、銀時と知里はそのままビアガーデンでお先に祝勝会を続けた。
「しかも依頼者は結構金持ちだから、こりゃ報酬たんまりだぜー。気にせず知里も飲め飲め!」
「じゃあお言葉に甘えていただきまーす!」
夏の夜のビアガーデンで飲むビールは最高だ。それに8月も末を迎えて、気温は暑いが夜風は少し心地よい涼しさだ。
「外で飲むビールがこんなに上手いとはなぁー。多分ビール作った人は、どこでも上手い酒を作りたかったんだろうな。」
もう銀時は5杯目を空にする勢いだ。
ビアガーデンは2時間飲み放題のため、元をとるのだと張り切っている。
知里も銀時に続いて4杯目を空にした。
ヒュー、ドン、パラパラパラパラ
遠くの方で花火が、上がっていた。
どこかで納涼祭でもしているのだろう。
「遠くから見る打ち上げ花火もいいですねー」
花火はポンポンとリズムよく打ち上がる。
「ここだと見下げて見えるもんな。俺も殿上人にでもなった気分〜!」
「殿上人って別に高いところに住んでるって意味じゃないですよ、銀さん。」
「気分だよ、き、ぶ、ん!知里は細かいんだよ。ほら心の目で見てみろ。お前はもう殿上人だ。」
「殿、素晴らしい花火でございます。」
酔っ払いの2人は殿上人ごっこを始め、花火のクライマックスでは自然と黙って静かに夏の終わりを楽しんだ。
ビアガーデンを出て、歌舞伎町を肩を寄せ合って歩く。
「なぁ、今日はこれで終わり〜?」
銀時は知里に尋ねる。
「どーするー?夏が終わっちゃうね〜。」
知里は銀時の顔を見上げて答える。
「まだ今日は終わっちゃいねぇ、夏の思い出作ろうや〜!」
「やほーい!」
銀時と知里はそのまま歌舞伎町へ消えていった。
沖田と土方が見えなくなった頃に、
「ハハハ、多串くんの顔見た?スッゲーびっくりしてたぜ!」
銀時は大笑いする。
「あはは、あんなわかりやすい驚き方あります?‘おま、おま、’って言ってましたよ!」
知里も土方の様子を思い出して我慢できずに笑う。
「いやー、知里も話に乗るんだもんな、総一郎くんはどうかわかんねぇけど、多串くんは今も信じてるだろうぜ。」
土方を大いに茶化しながら、歌舞伎町ビル屋上のビアガーデンに入る。
調査対象はまだ到着していないようで、先に銀時とちさとはビールで乾杯する。
ピリリリリ♪
「新八です、調査対象ビル到着です。2人とも仕事なんですから、飲み過ぎないようにしてくださいよ!」
「わぁってるって。あ、お兄さん、もう一杯おかわり〜!」
銀魂はハイペースで飲み進める。
調査対象がすでに手を繋いで入店し、隣の席のに座る。半個室の中では、顔を必要以上寄せ合って話している姿が確認できた。半個室といっても、ほぼ薄いレースのようなもので区切られているだけでよく見える。こんなところで浮気するなんて無用心も甚だしい。
しっかりとカメラに収め、盗聴器も席の感覚が狭かったおかげで、よく録音できた。
「今日の依頼は余裕だったなー!」
完璧に真っ黒の証拠がすぐ大量に手に入ったので、新八と神楽に依頼者の元へデータの受け渡しに行ってもらい、銀時と知里はそのままビアガーデンでお先に祝勝会を続けた。
「しかも依頼者は結構金持ちだから、こりゃ報酬たんまりだぜー。気にせず知里も飲め飲め!」
「じゃあお言葉に甘えていただきまーす!」
夏の夜のビアガーデンで飲むビールは最高だ。それに8月も末を迎えて、気温は暑いが夜風は少し心地よい涼しさだ。
「外で飲むビールがこんなに上手いとはなぁー。多分ビール作った人は、どこでも上手い酒を作りたかったんだろうな。」
もう銀時は5杯目を空にする勢いだ。
ビアガーデンは2時間飲み放題のため、元をとるのだと張り切っている。
知里も銀時に続いて4杯目を空にした。
ヒュー、ドン、パラパラパラパラ
遠くの方で花火が、上がっていた。
どこかで納涼祭でもしているのだろう。
「遠くから見る打ち上げ花火もいいですねー」
花火はポンポンとリズムよく打ち上がる。
「ここだと見下げて見えるもんな。俺も殿上人にでもなった気分〜!」
「殿上人って別に高いところに住んでるって意味じゃないですよ、銀さん。」
「気分だよ、き、ぶ、ん!知里は細かいんだよ。ほら心の目で見てみろ。お前はもう殿上人だ。」
「殿、素晴らしい花火でございます。」
酔っ払いの2人は殿上人ごっこを始め、花火のクライマックスでは自然と黙って静かに夏の終わりを楽しんだ。
ビアガーデンを出て、歌舞伎町を肩を寄せ合って歩く。
「なぁ、今日はこれで終わり〜?」
銀時は知里に尋ねる。
「どーするー?夏が終わっちゃうね〜。」
知里は銀時の顔を見上げて答える。
「まだ今日は終わっちゃいねぇ、夏の思い出作ろうや〜!」
「やほーい!」
銀時と知里はそのまま歌舞伎町へ消えていった。