1年目
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次の日の日曜日、またまた江戸は快晴の真夏日。
朝からまたまた汗だくで起きた。
エアコンをつけて寝るとなんだか怠くなるのでらつけない主義だが、ここまでの汗だくだと、結局しんどい。
昨日、沖田に貰った不幸のスイカのガラス細工はとりあえずテレビ台に置いた。小さいので邪魔にはならない。
とりあえず朝食と身支度を整えた。
やっぱり今日も予定はない。
ピリリリリ♪
携帯が鳴り、画面には‘万事屋’の文字が。
「はい、土方です。おはようございます。」
「おはようございます、知里さん。今日のお昼から時間ありませんか?ちょっと手伝って欲しいことがあるんですけど。」
電話の相手は新八だった。予定はなかったので、手伝いを承諾して電話を切った。
待ち合わせは17時に万事屋。少し粧してきて欲しいという要望だった。
待ち合わせ時間ぴったりに万事屋へ着くと、同じく少しかしこまった格好の銀時と新八、神楽、定春がいた。
「おー、十分じゃない?こう並んだら、うん、いける、意外とお似合いなんじゃない?」
銀時は姿見の前で、知里と並んだ。
「どう言うことですか?」
どうやら、万事屋に浮気調査の依頼が入り、なんと今日の夜にビアガーデンにその2人が来るそうなのだ。しかも半個室になっているカップルシートで予約している情報があり、銀時達もその隣のカップルシートを予約したのだ。
「ビアガーデンなのに半個室って解放的になりたいの?秘密にしたいの?」
知里はその浮気カップルの意味がわからなかった。
「浮気するような奴だから、そういう矛盾もウキウキラブラブなわけよ。」
銀時の説明も意味不明だ。
つまり、新八、神楽は未成年のため店に入れず、日曜日で暇そうな知里に白羽の矢がたったのだ。
「タダ酒ってこと?」
「成功したらな!」
銀時はさぁー呑むぞーと、浮気調査は二の次になっていた。
カメラや小型盗聴器を持ち、歌舞伎町ビル屋上のビアガーデンへ向かった。
歌舞伎町の歓楽街に入ると、
「ねぇ、そこのお兄さ〜ん。寄ってかな〜い。」
黒髪の美しい女性が客引に立っていた。
「ヅラ〜。テメーまた何やってんだ?」
「ヅラじゃない、ヅラ子だ!パー子、今日はアゴ美とヒゲ子が熱で休みなのよ。パー子あなたも助っ人で来なさい。」
2人はパー子、ヅラ子とあだ名で呼び合ってとても仲が良さそうだった。
「今日は仕事があんだよ、お前はもうオカマ シンクロ率400%だ。安心しろお前1人で4人分だ」
「何、銀時が仕事だと?そういえばお前は見ない顔だな。」
「こんばんは、私は土方知里と言います。よろしくお願いしますね、ヅラ子さん。」
「ヅラ子じゃない、カツ
ヒュン、ドカーン!
ヅラ子に銀時の蹴りが炸裂し、‘かまっ娘俱楽部’の扉が大半した。
「ヅラ子さーーーん!」
「なっ何をする、銀時…。」
「あっぶねー、ハチが飛んでた。んで、知里は真選組で働いてるだよな〜。内勤だっけか〜。」
銀時は本当蜂は怖いからねぇと笑っていた。
ヅラ子は鳩尾を抑えながら、
「何、真選組だと…。チンピラ共にも女がいたとはな…。」
白い物体のエリザベスという人形はプラカードで
「信じられない…」
と書いていた。
「銀時さん、ひどい。蜂なんて手で払えばいいでしょ。ヅラ子さん大丈夫?」
知里はヅラ子に駆け寄り、汚れた着物を手で払い、乱れた髪を櫛でといてやった。髪飾りが1つ壊れていたので、知里がつけていた紫の簪をヅラ子にあげた。
「あなたの方がよく似合う。」
知里はそう言って、さらに知り合いの真選組御用達の工務店に電話して、すぐに扉の修理を格安でしてもらった。
「かたじけない、そなた土方知里と言ったな、恩は必ず返す。」
そう言ってフラフラとしたヅラ子と別れた。
しばらくまた歩いていると、後ろから聞き覚えのある声がする。
「あれ〜旦那じゃねぇですかぃ。それにオバさん。なんかちょっと化粧濃いいんじゃねぇですか。」
沖田が隊服で現れた。ちょうど見廻りの時間だったようだ。
「こんばんは、沖田さん。今日は誰と見廻りですか?」
そう聞くとさらに後ろから
「オイ、何でお前ら2人こんなとこにいやがんだ。」
タバコの煙を燻らせて、土方が尋ねた。
「多串くんに、総一郎くん。税金泥棒ご苦労でーす。」
「オイ、答えになってない!」
「俺と知里はカップルなの!プライベートまで管理しようとしないでくださーい。」
銀時は土方に答えると。
「はぁ?おま、おま、カップル?そうなのか?お前。」
土方はチラリと知里を見る。
「まぁ、そういう事になりました。」
知里は面白くなり、話を合わせてみた。
「ヘェ〜こりゃあ意外なところがくっついたってもんでさぁ。オバさんがこんな甲斐性なしが好みだったとはねぇ。」
沖田は信じているのか信じていないのかわからなかったが、土方が焦るのを見て喜んでいるようだった。
「はい、そういう事!上司だからって俺が知里とカップルになる許可は要らないでしょ。親じゃないんだしね〜。」
銀時が捲し立てて、さらに知里に振る。
「そうですよね、銀時さん!じゃあ私たちこれからデートなんで、失礼します。」
と知里と銀時は腕を組んで、2人の前から姿を消した。
土方は
「はぁ、意味がわかんねぇ。アイツのどこがいいんだ?」
とタバコの煙を吐いた。
「知里の前でタバコ吸わないところじゃねぇですか。土方さん、今日、花街にでも行ってきたらどうですかぃ?」
沖田の提案に、土方は考えておくと答え、
「こりゃこっちも意外な反応でさぁ。」
と沖田は大げさに驚いてみせた。
朝からまたまた汗だくで起きた。
エアコンをつけて寝るとなんだか怠くなるのでらつけない主義だが、ここまでの汗だくだと、結局しんどい。
昨日、沖田に貰った不幸のスイカのガラス細工はとりあえずテレビ台に置いた。小さいので邪魔にはならない。
とりあえず朝食と身支度を整えた。
やっぱり今日も予定はない。
ピリリリリ♪
携帯が鳴り、画面には‘万事屋’の文字が。
「はい、土方です。おはようございます。」
「おはようございます、知里さん。今日のお昼から時間ありませんか?ちょっと手伝って欲しいことがあるんですけど。」
電話の相手は新八だった。予定はなかったので、手伝いを承諾して電話を切った。
待ち合わせは17時に万事屋。少し粧してきて欲しいという要望だった。
待ち合わせ時間ぴったりに万事屋へ着くと、同じく少しかしこまった格好の銀時と新八、神楽、定春がいた。
「おー、十分じゃない?こう並んだら、うん、いける、意外とお似合いなんじゃない?」
銀時は姿見の前で、知里と並んだ。
「どう言うことですか?」
どうやら、万事屋に浮気調査の依頼が入り、なんと今日の夜にビアガーデンにその2人が来るそうなのだ。しかも半個室になっているカップルシートで予約している情報があり、銀時達もその隣のカップルシートを予約したのだ。
「ビアガーデンなのに半個室って解放的になりたいの?秘密にしたいの?」
知里はその浮気カップルの意味がわからなかった。
「浮気するような奴だから、そういう矛盾もウキウキラブラブなわけよ。」
銀時の説明も意味不明だ。
つまり、新八、神楽は未成年のため店に入れず、日曜日で暇そうな知里に白羽の矢がたったのだ。
「タダ酒ってこと?」
「成功したらな!」
銀時はさぁー呑むぞーと、浮気調査は二の次になっていた。
カメラや小型盗聴器を持ち、歌舞伎町ビル屋上のビアガーデンへ向かった。
歌舞伎町の歓楽街に入ると、
「ねぇ、そこのお兄さ〜ん。寄ってかな〜い。」
黒髪の美しい女性が客引に立っていた。
「ヅラ〜。テメーまた何やってんだ?」
「ヅラじゃない、ヅラ子だ!パー子、今日はアゴ美とヒゲ子が熱で休みなのよ。パー子あなたも助っ人で来なさい。」
2人はパー子、ヅラ子とあだ名で呼び合ってとても仲が良さそうだった。
「今日は仕事があんだよ、お前はもうオカマ シンクロ率400%だ。安心しろお前1人で4人分だ」
「何、銀時が仕事だと?そういえばお前は見ない顔だな。」
「こんばんは、私は土方知里と言います。よろしくお願いしますね、ヅラ子さん。」
「ヅラ子じゃない、カツ
ヒュン、ドカーン!
ヅラ子に銀時の蹴りが炸裂し、‘かまっ娘俱楽部’の扉が大半した。
「ヅラ子さーーーん!」
「なっ何をする、銀時…。」
「あっぶねー、ハチが飛んでた。んで、知里は真選組で働いてるだよな〜。内勤だっけか〜。」
銀時は本当蜂は怖いからねぇと笑っていた。
ヅラ子は鳩尾を抑えながら、
「何、真選組だと…。チンピラ共にも女がいたとはな…。」
白い物体のエリザベスという人形はプラカードで
「信じられない…」
と書いていた。
「銀時さん、ひどい。蜂なんて手で払えばいいでしょ。ヅラ子さん大丈夫?」
知里はヅラ子に駆け寄り、汚れた着物を手で払い、乱れた髪を櫛でといてやった。髪飾りが1つ壊れていたので、知里がつけていた紫の簪をヅラ子にあげた。
「あなたの方がよく似合う。」
知里はそう言って、さらに知り合いの真選組御用達の工務店に電話して、すぐに扉の修理を格安でしてもらった。
「かたじけない、そなた土方知里と言ったな、恩は必ず返す。」
そう言ってフラフラとしたヅラ子と別れた。
しばらくまた歩いていると、後ろから聞き覚えのある声がする。
「あれ〜旦那じゃねぇですかぃ。それにオバさん。なんかちょっと化粧濃いいんじゃねぇですか。」
沖田が隊服で現れた。ちょうど見廻りの時間だったようだ。
「こんばんは、沖田さん。今日は誰と見廻りですか?」
そう聞くとさらに後ろから
「オイ、何でお前ら2人こんなとこにいやがんだ。」
タバコの煙を燻らせて、土方が尋ねた。
「多串くんに、総一郎くん。税金泥棒ご苦労でーす。」
「オイ、答えになってない!」
「俺と知里はカップルなの!プライベートまで管理しようとしないでくださーい。」
銀時は土方に答えると。
「はぁ?おま、おま、カップル?そうなのか?お前。」
土方はチラリと知里を見る。
「まぁ、そういう事になりました。」
知里は面白くなり、話を合わせてみた。
「ヘェ〜こりゃあ意外なところがくっついたってもんでさぁ。オバさんがこんな甲斐性なしが好みだったとはねぇ。」
沖田は信じているのか信じていないのかわからなかったが、土方が焦るのを見て喜んでいるようだった。
「はい、そういう事!上司だからって俺が知里とカップルになる許可は要らないでしょ。親じゃないんだしね〜。」
銀時が捲し立てて、さらに知里に振る。
「そうですよね、銀時さん!じゃあ私たちこれからデートなんで、失礼します。」
と知里と銀時は腕を組んで、2人の前から姿を消した。
土方は
「はぁ、意味がわかんねぇ。アイツのどこがいいんだ?」
とタバコの煙を吐いた。
「知里の前でタバコ吸わないところじゃねぇですか。土方さん、今日、花街にでも行ってきたらどうですかぃ?」
沖田の提案に、土方は考えておくと答え、
「こりゃこっちも意外な反応でさぁ。」
と沖田は大げさに驚いてみせた。