1年目
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4月1日の朝、新年度の幕開けだ。
真選組も今日の朝の会議は少しだけ清々しい。
「えーと、今日の予定はこれまでだが、他に報告のあるものは?」
土方十四郎が全隊員の前で、予定、情報共有を話している。
「無いようであれば、最後に近藤さんから紹介がある。」
新隊士か?いやそんなの無かったぞ!、新しい女中さんじゃねぇか?など、一気にザワついている。
「テメーら静かにしやがれ!」
土方が諫め、近藤が話しはじめた。
「真選組はこの数年で隊員の人数が一気に増えた。まぁ、大きな組織と幕府から認定されつつある。そこで幕府の内勤の方が出向で、真選組に勤務することになった。」
「なんでぃ、幕府のお目付役が来たんですかぃ。」
沖田総悟がアイマスクを外しながら、愚痴をこぼす。
「まぁまぁ総悟、俺たちは組織として認められつつあるんだ。いい事じゃないか。それにお目付役じゃないぞ、勘定方で真選組の資金全般を担当してもらう。じゃあ、入ってきてもらおう。」
ガラッと襖を開け、これから一緒に働く隊士たちを目の前に緊張しつつ立った。
「土方知里です。幕府勘定方より本日付で真選組に出向してまいりました。どうぞよろしくお願いします。」
「「「えーーーーー!」」」
女だよ、女だ、てか土方って??え、親族??
隊士たちのどよめきがおさまる様子なかったが、
「へー知らなかった。副長の嫁さんですかぃ?」
「んな訳あるかー!因みに親族でもないわ!」
「ふーん、じゃあその左手の指輪はもうアンタは誰かのモノなんだな〜。」
目ざとく沖田は指輪を確認していた。
うわ、ほんとだー。結婚してんのかよ〜。お前狙ってたの?など口々に隊士がさらに騒ぐ。
「ええ、女ですが、でも仕事はちゃんとしますよ。」
知里は女でも仕事にプライドくらいはあると心中穏やかではなかった。
「土方が2人じゃ紛らわしくていけねぇや。土方知里はオバさんで、副長はマヨ侍って呼びまさぁー。」
いい思いつきだというように、意気揚々と沖田が叫んだ。
「総悟、なんでそんな失礼なの!ごめんね知里さん、ほんとちゃんと叱っとくから!」
近藤が涙目で謝罪する。
オバさん…いやまぁ沖田総悟は未成年だから…確かに10以上違うけど…大人になれ、落ち着け知里!
「マヨ侍も要らねーだろうが!」
土方は誰も否定しないことに腹を立てているようだった。
「とにかく知里さんさえ良ければ、知里さんとみんなに呼んでもらっていいかな?」
近藤はなんとか事態の収拾をはかろうと必死で、きっといつも沖田さんの尻拭いしているんだろうと推測できた。
「結構ですよ。」
近藤さんを安心させるように、出来るだけ笑顔で言った。
真選組も今日の朝の会議は少しだけ清々しい。
「えーと、今日の予定はこれまでだが、他に報告のあるものは?」
土方十四郎が全隊員の前で、予定、情報共有を話している。
「無いようであれば、最後に近藤さんから紹介がある。」
新隊士か?いやそんなの無かったぞ!、新しい女中さんじゃねぇか?など、一気にザワついている。
「テメーら静かにしやがれ!」
土方が諫め、近藤が話しはじめた。
「真選組はこの数年で隊員の人数が一気に増えた。まぁ、大きな組織と幕府から認定されつつある。そこで幕府の内勤の方が出向で、真選組に勤務することになった。」
「なんでぃ、幕府のお目付役が来たんですかぃ。」
沖田総悟がアイマスクを外しながら、愚痴をこぼす。
「まぁまぁ総悟、俺たちは組織として認められつつあるんだ。いい事じゃないか。それにお目付役じゃないぞ、勘定方で真選組の資金全般を担当してもらう。じゃあ、入ってきてもらおう。」
ガラッと襖を開け、これから一緒に働く隊士たちを目の前に緊張しつつ立った。
「土方知里です。幕府勘定方より本日付で真選組に出向してまいりました。どうぞよろしくお願いします。」
「「「えーーーーー!」」」
女だよ、女だ、てか土方って??え、親族??
隊士たちのどよめきがおさまる様子なかったが、
「へー知らなかった。副長の嫁さんですかぃ?」
「んな訳あるかー!因みに親族でもないわ!」
「ふーん、じゃあその左手の指輪はもうアンタは誰かのモノなんだな〜。」
目ざとく沖田は指輪を確認していた。
うわ、ほんとだー。結婚してんのかよ〜。お前狙ってたの?など口々に隊士がさらに騒ぐ。
「ええ、女ですが、でも仕事はちゃんとしますよ。」
知里は女でも仕事にプライドくらいはあると心中穏やかではなかった。
「土方が2人じゃ紛らわしくていけねぇや。土方知里はオバさんで、副長はマヨ侍って呼びまさぁー。」
いい思いつきだというように、意気揚々と沖田が叫んだ。
「総悟、なんでそんな失礼なの!ごめんね知里さん、ほんとちゃんと叱っとくから!」
近藤が涙目で謝罪する。
オバさん…いやまぁ沖田総悟は未成年だから…確かに10以上違うけど…大人になれ、落ち着け知里!
「マヨ侍も要らねーだろうが!」
土方は誰も否定しないことに腹を立てているようだった。
「とにかく知里さんさえ良ければ、知里さんとみんなに呼んでもらっていいかな?」
近藤はなんとか事態の収拾をはかろうと必死で、きっといつも沖田さんの尻拭いしているんだろうと推測できた。
「結構ですよ。」
近藤さんを安心させるように、出来るだけ笑顔で言った。
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