短編
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「なんか甘いニオイすんだけど…」
鼻をすんすんしながらニオイの元を探しているのは私の愛しの彼氏、坂田銀時。
『もしかしてこれかな?』
まぁは口の中にあるピンクの飴玉を見せた。
「…銀さんに黙って糖分取ってたわけ?」
『別に内緒にしてたわけじゃないけど』
「銀さんにも頂戴」
『銀ちゃんはダメでーす』
「自分だけ食べるとか嫌がらせだろ…。せめて銀さんの前では食べないとか気ィ使えないわけ?」
私は銀ちゃんのこのしょんぼりした顔にとても弱い。
それを知ってて銀ちゃんも、わざとその表情をしてくるのを分かってるけど…。
『う…っ、』
『(か、可愛い…っ!)』
はぁ、と小さな溜め息をついたまぁ。
『…分かったよ。…でも1個だけだからね?』
喜ぶ銀時を背中に飴玉が入っている袋を取り出す。
『何味がいい?』
「まぁが食べてるやつ~」
『じゃあイチゴね!』
いちご味を探してると…。
「これでいいよ」
グッと力強く後ろに引き寄せ、まぁの唇を奪う銀時。
『んっ!』
銀時の舌が入ってきてあっという間に飴玉を取られてしまう。
『ちょっ、びっくりした…』
顔を赤くしたまぁを見ながら嬉しそうな表情の銀時。
「今まで食べた飴の中で1番美味いかも」
そう言われたまぁは恥ずかしさでますます顔に熱を集めて、もう銀時の前では自分だけお菓子を食べるのはやめようと心の中で強く誓うのだった。
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