Happy Birthday 2020ver
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注意⚠
この時代に存在していない調味料や人物の名前がでてきます(ネタバレ)。どうか広い心で読んでくださると嬉しいです。
では↓↓
∅・*:。∅・*:゚
今日はあの神田という美形の誕生日らしい。
私が入団させてもらって2週間は経つ。ここの人たちともだんだん打ち解けられ、ありがたいことに食堂でご飯を一緒に食べる仲にまでになった人もいる。
この2週間でわかったことは、ここの人は温かい人が多いということだ。特にあのエクソシスト3人組野郎は嫌がらせかと言えるほど顔が良く、自分等でもそれをわかってるナルシスト系エクソシストのいけ好かない野郎共だと思っていた。
だけどアレンとラビは親切で、困ったことがあったら何でも聞いて頂戴と言ってくれた。そのお言葉に甘えて何でも遠慮なく聞いていたおかげか、今では2人とも苗字でなく名前を呼び捨てで呼び合えるほど仲良くさせて頂いてる。
いけ好かない野郎とか、ナルシスト系エクソシストと呼んでしまって非常に申し訳無くなった。顔だけでなく性格まで良い男なんているんだな(神田を除いて)。2週間で自分の視野の狭さと世界の広さの両方を知ることができたのは大きな収穫であった。
だが同時に疑問も出てきた。まだ2週間だけど、食堂に行くと結構な頻度で神田がいる。彼はいつも蕎麦を黙々と食べている。
蕎麦の何があの神田の心を奪った挙句、掴んで離さないのだろう。それを聞きたくても神田は群れることを嫌うらしいから、コミュニケーションを取りたくても中々取りに行けない。だから彼に関する話は全て聞いたもので、直接自分の目で見たものではない。
そのため、これも聞いた話になるのだが神田は蕎麦しか食べないのにとんでもなく強いらしい。AKUMA倒すのにも力が要るのにどこから力が湧いてくるのだろう。ちょっと待ってよ。っていうことは私も筋トレ頑張って蕎麦を食べれば強くなれる筈。いや、さすがに一般人がエクソシスト同等レベルの強さを手にできるとは思っていない。せめてボ○サップ倒せるくらいだと思ってる。
こんな感じであっという間に2週間経っても神田を前にビビりを発動させている私はここで貴重な情報を手に入れた。なんと明後日は神田の誕生日らしい。
それを聞いた瞬間、私の中で1つ閃いた。神田の誕生日を口実にコミュニケーションを取りに行けばいい。詳しく言うと、私のお手製の蕎麦を神田に食べてもらうのだ。
ただ、普通の蕎麦では(私が)つまらないので蕎麦にケチャップを練り込むことにした。蕎麦という、味に主張がない食べ物を好むということは、逆のものを好まないのだろうと思ったからだ。
神田はエクソシストの中でもベテランらしいが、好きな食べ物は蕎麦と判明していてもそうでない食べ物は不明だという。そもそも蕎麦しか食べないのに好物が蕎麦というのも不思議だがまあいいや。私はこの計画をジェリーさんにお願いして真夜中の厨房を借りることになった。
∅・*:。∅・*:゚
とうとう神田の誕生日を迎えた。今日神田に仕事が無いことは把握済みである。蕎麦の出来も(見た目は)完璧で、ケチャップを練り混んだとは思えないくらい普通の蕎麦を演じており、あとはそれを神田のとこまで持っていくだけだ。ア〜すごく緊張して手が震える。蕎麦を持つ手元だけ震度5よ。深呼吸深呼吸..よし!行こう!
「カッ、カンダ、お誕生オメッデ、おめでとう..好物が蕎麦って聞いて、これ作ったの。良かったら食べてほしいな...」
「誕生日?あー、そういえばそんな日だな。わかった、それ食う。」
よし、イイゾイイゾ。結構なスピードで減っていく蕎麦たち。あ、あれ?黙々と食べ進めてるんですけど不味くないの?エッ⁉エッ⁉!?
「これ、初めてイチから作ったのか?」
「う、うん。」
「美味いな。サンキュー。」
そう言って神田が微笑む。うわ、すごい破壊力。私は神田の苦しむ顔を見たかったのに何故美しい微笑んだ顔を見なきゃいけないんだ。いや、そこじゃない。美味いなサンキューって言った??聞き間違えてないよね?
「ありがとう、それケチャップ練り混んだの。本当に美味しいの?」
「ああ、食ってみるか?」
「うん...エッ、本当に美味しい!」
「つーか味見してなかったのか?」
「うん、だって不味さで苦しむ神田が見たかったのにその前に私が不味さで昇天したら意味ないじゃん?..あっ...」
「テメェ..切り刻む!!」
「待て!待てだよ神田!!」
「俺は犬じゃねぇ!!」
∅・*:。∅・*:゚
(「なんだか賑やかさね〜。」)
(「リリーずっと神田との接し方に困ってたみたいだけどこれで安心ね。」)
この時代に存在していない調味料や人物の名前がでてきます(ネタバレ)。どうか広い心で読んでくださると嬉しいです。
では↓↓
∅・*:。∅・*:゚
今日はあの神田という美形の誕生日らしい。
私が入団させてもらって2週間は経つ。ここの人たちともだんだん打ち解けられ、ありがたいことに食堂でご飯を一緒に食べる仲にまでになった人もいる。
この2週間でわかったことは、ここの人は温かい人が多いということだ。特にあのエクソシスト3人組野郎は嫌がらせかと言えるほど顔が良く、自分等でもそれをわかってるナルシスト系エクソシストのいけ好かない野郎共だと思っていた。
だけどアレンとラビは親切で、困ったことがあったら何でも聞いて頂戴と言ってくれた。そのお言葉に甘えて何でも遠慮なく聞いていたおかげか、今では2人とも苗字でなく名前を呼び捨てで呼び合えるほど仲良くさせて頂いてる。
いけ好かない野郎とか、ナルシスト系エクソシストと呼んでしまって非常に申し訳無くなった。顔だけでなく性格まで良い男なんているんだな(神田を除いて)。2週間で自分の視野の狭さと世界の広さの両方を知ることができたのは大きな収穫であった。
だが同時に疑問も出てきた。まだ2週間だけど、食堂に行くと結構な頻度で神田がいる。彼はいつも蕎麦を黙々と食べている。
蕎麦の何があの神田の心を奪った挙句、掴んで離さないのだろう。それを聞きたくても神田は群れることを嫌うらしいから、コミュニケーションを取りたくても中々取りに行けない。だから彼に関する話は全て聞いたもので、直接自分の目で見たものではない。
そのため、これも聞いた話になるのだが神田は蕎麦しか食べないのにとんでもなく強いらしい。AKUMA倒すのにも力が要るのにどこから力が湧いてくるのだろう。ちょっと待ってよ。っていうことは私も筋トレ頑張って蕎麦を食べれば強くなれる筈。いや、さすがに一般人がエクソシスト同等レベルの強さを手にできるとは思っていない。せめてボ○サップ倒せるくらいだと思ってる。
こんな感じであっという間に2週間経っても神田を前にビビりを発動させている私はここで貴重な情報を手に入れた。なんと明後日は神田の誕生日らしい。
それを聞いた瞬間、私の中で1つ閃いた。神田の誕生日を口実にコミュニケーションを取りに行けばいい。詳しく言うと、私のお手製の蕎麦を神田に食べてもらうのだ。
ただ、普通の蕎麦では(私が)つまらないので蕎麦にケチャップを練り込むことにした。蕎麦という、味に主張がない食べ物を好むということは、逆のものを好まないのだろうと思ったからだ。
神田はエクソシストの中でもベテランらしいが、好きな食べ物は蕎麦と判明していてもそうでない食べ物は不明だという。そもそも蕎麦しか食べないのに好物が蕎麦というのも不思議だがまあいいや。私はこの計画をジェリーさんにお願いして真夜中の厨房を借りることになった。
∅・*:。∅・*:゚
とうとう神田の誕生日を迎えた。今日神田に仕事が無いことは把握済みである。蕎麦の出来も(見た目は)完璧で、ケチャップを練り混んだとは思えないくらい普通の蕎麦を演じており、あとはそれを神田のとこまで持っていくだけだ。ア〜すごく緊張して手が震える。蕎麦を持つ手元だけ震度5よ。深呼吸深呼吸..よし!行こう!
「カッ、カンダ、お誕生オメッデ、おめでとう..好物が蕎麦って聞いて、これ作ったの。良かったら食べてほしいな...」
「誕生日?あー、そういえばそんな日だな。わかった、それ食う。」
よし、イイゾイイゾ。結構なスピードで減っていく蕎麦たち。あ、あれ?黙々と食べ進めてるんですけど不味くないの?エッ⁉エッ⁉!?
「これ、初めてイチから作ったのか?」
「う、うん。」
「美味いな。サンキュー。」
そう言って神田が微笑む。うわ、すごい破壊力。私は神田の苦しむ顔を見たかったのに何故美しい微笑んだ顔を見なきゃいけないんだ。いや、そこじゃない。美味いなサンキューって言った??聞き間違えてないよね?
「ありがとう、それケチャップ練り混んだの。本当に美味しいの?」
「ああ、食ってみるか?」
「うん...エッ、本当に美味しい!」
「つーか味見してなかったのか?」
「うん、だって不味さで苦しむ神田が見たかったのにその前に私が不味さで昇天したら意味ないじゃん?..あっ...」
「テメェ..切り刻む!!」
「待て!待てだよ神田!!」
「俺は犬じゃねぇ!!」
∅・*:。∅・*:゚
(「なんだか賑やかさね〜。」)
(「リリーずっと神田との接し方に困ってたみたいだけどこれで安心ね。」)
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