D.Gray-man 本編
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科学班に新入りの女の子がやってきたとの噂を聞きつけ、その子に会いに行くべく俺は科学班フロアへ向かっていた。
道行く途中で男共が興奮気味に新入りちゃんの噂してたあたり期待しても良いのだろう。問題はかわいい系の子か美人系の子かだ。科学班の所属なら頭良いだろうし、それなら美人も良いよな。おまけにスタイルもバツグンに良けりゃもう最高すぎて何も言えねぇ。いや〜でも頭がキレるかわいい子っていうのもギャップがあってそれはそれで何も言えねぇけど..まぁ個人的にはどっちでも嬉しいからいいや。とか、どこの国の子だろうかとか色々考えていたら目的地まであっという間だった。
入り口で噂の子を探しているとすぐに見つけることができた。鴇色のふわっふわの長い髪をハーフアップにしていた。一目見た瞬間に心を奪うほどの美しいその横顔は数枚の紙に視線を落としていた。早速忙しそうだ。
(ス、ストライク...!!)
「お、ラビ〜!新入りだぞ〜!」
声をかけようと動き出そうとした時、タイミングよく声をかけてきたのはリーバーだった。教団内のワーカーホリックの1人でここの班の責任者だ。
「新入りちゃんってこの子さ?」
彼女の近くまで行くと俺の存在に気が付き、顔を上げてくれる。うわ、なんじゃこの生き物!美人顔なんだけど雰囲気は優しい。俺の知ってる美人は雰囲気もちょっとキツめな子が多かったもんだから、今まで会ってきた女の子と違う存在感を身に纏った彼女は新鮮だった。
「はじめまして。今日からお世話になりますリリー・グレースです。貴方は?」
「俺はラ「ごめんなさい、ちょっと動かないで..」
忙しそうにする彼女に、俺は取り敢えず名前だけでもと思ったのだがあっさりと遮られた。遮ったと思ったら、彼女は俺の顔をじっと見つめたまま1歩ずつ距離を縮めてくる。ちょっ、俺ら初対面だよな⁉いくら何でもまだ早いさ!
「エッエッ⁉」
俺としたことが、動揺が隠せず変な声をだしてしまう。そのまま肩に手を置き俺の顔に自らの顔を近づけてくるもんだから一気に身体中の熱が上がってくる。
「ん?これは鼻血?」
「は?鼻血?」
「そのままじっとしててください、拭きますので。」
そう言ってハンカチを取り出して優しく拭き取ってくれる。かわいい女の子見ただけで鼻血出すとかすっげーダサイな俺。
「あっ、ありがとうさ。改めて俺はラビ。よろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「これから一緒にメシでもd「あ〜!いましたよリナリー、神田!!」」
控えめに自己紹介をした彼女と打ち解けるべく、そろそろ昼時だし一緒にメシでもどうかと提案しようとしたら聞き覚えのある声が容赦無く遮る。あまりのタイミングの悪さに心の中で盛大に舌打ちをしてやった。ていうかアレンはなんで1人だけあんなすっげー量のみたらし抱えてんさ?
「ラビも彼女に挨拶に来たの?」
「そうさ〜。」
ここでイライラを表に出さず見事に隠しきった俺はユウの方へ視線を向ける。相変わらず空気と負けず劣らずの存在感の薄さを出すコイツはきっとアレンとリナリーに無理矢理連れて来られたんだろう。
「今日から科学班にて貴方方のサポートをさせて頂きますリリー・グレースです。」
「僕はアレン・ウォーカーです。これ、僕の大好物なんですけどここの料理長のジェリーさんが作ってくださったんです。良かったらどうぞ。」
「あ、ありがとう..。」
そのためにもみたらし持ってたのか。そもそも初対面なのにいきなりみたらし団子10本も渡す奴なんて早々いねぇからリリーめっちゃ戸惑ってんじゃん。
「私はリナリー・リー、ここ女の子全然いないから仲良くしてくれると嬉しいな。」
「確かに言われてみると女の子少ないね。そう言ってくれてありがとう、よろしくね。」
「....。」
「おい、ユウも自己紹介するさ。」
「....神田ユウだ。」
「うわ、美形じゃん..。」
リリーすっげー顔顰めてる。言ってることは褒めてんのに表情は真逆で、まるでゴ○ブリを見ているようなものだ。
「あ゛ぁ゛?」
「おまけに短気なのね。」
「テメェ!切り刻むぞ!!」
「できるものならやってみなさいよ!この美形が!」
「褒めつつ喧嘩吹っかけるっていう新しいスタイルさね!」
「2人とも仲良くね?」
「「......。」」
∅・*:。∅・*:゚
(「ユウは気難しいけど良い奴だから、ゆっくり仲良くなっていこうさ。」)
(「...。」)
道行く途中で男共が興奮気味に新入りちゃんの噂してたあたり期待しても良いのだろう。問題はかわいい系の子か美人系の子かだ。科学班の所属なら頭良いだろうし、それなら美人も良いよな。おまけにスタイルもバツグンに良けりゃもう最高すぎて何も言えねぇ。いや〜でも頭がキレるかわいい子っていうのもギャップがあってそれはそれで何も言えねぇけど..まぁ個人的にはどっちでも嬉しいからいいや。とか、どこの国の子だろうかとか色々考えていたら目的地まであっという間だった。
入り口で噂の子を探しているとすぐに見つけることができた。鴇色のふわっふわの長い髪をハーフアップにしていた。一目見た瞬間に心を奪うほどの美しいその横顔は数枚の紙に視線を落としていた。早速忙しそうだ。
(ス、ストライク...!!)
「お、ラビ〜!新入りだぞ〜!」
声をかけようと動き出そうとした時、タイミングよく声をかけてきたのはリーバーだった。教団内のワーカーホリックの1人でここの班の責任者だ。
「新入りちゃんってこの子さ?」
彼女の近くまで行くと俺の存在に気が付き、顔を上げてくれる。うわ、なんじゃこの生き物!美人顔なんだけど雰囲気は優しい。俺の知ってる美人は雰囲気もちょっとキツめな子が多かったもんだから、今まで会ってきた女の子と違う存在感を身に纏った彼女は新鮮だった。
「はじめまして。今日からお世話になりますリリー・グレースです。貴方は?」
「俺はラ「ごめんなさい、ちょっと動かないで..」
忙しそうにする彼女に、俺は取り敢えず名前だけでもと思ったのだがあっさりと遮られた。遮ったと思ったら、彼女は俺の顔をじっと見つめたまま1歩ずつ距離を縮めてくる。ちょっ、俺ら初対面だよな⁉いくら何でもまだ早いさ!
「エッエッ⁉」
俺としたことが、動揺が隠せず変な声をだしてしまう。そのまま肩に手を置き俺の顔に自らの顔を近づけてくるもんだから一気に身体中の熱が上がってくる。
「ん?これは鼻血?」
「は?鼻血?」
「そのままじっとしててください、拭きますので。」
そう言ってハンカチを取り出して優しく拭き取ってくれる。かわいい女の子見ただけで鼻血出すとかすっげーダサイな俺。
「あっ、ありがとうさ。改めて俺はラビ。よろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「これから一緒にメシでもd「あ〜!いましたよリナリー、神田!!」」
控えめに自己紹介をした彼女と打ち解けるべく、そろそろ昼時だし一緒にメシでもどうかと提案しようとしたら聞き覚えのある声が容赦無く遮る。あまりのタイミングの悪さに心の中で盛大に舌打ちをしてやった。ていうかアレンはなんで1人だけあんなすっげー量のみたらし抱えてんさ?
「ラビも彼女に挨拶に来たの?」
「そうさ〜。」
ここでイライラを表に出さず見事に隠しきった俺はユウの方へ視線を向ける。相変わらず空気と負けず劣らずの存在感の薄さを出すコイツはきっとアレンとリナリーに無理矢理連れて来られたんだろう。
「今日から科学班にて貴方方のサポートをさせて頂きますリリー・グレースです。」
「僕はアレン・ウォーカーです。これ、僕の大好物なんですけどここの料理長のジェリーさんが作ってくださったんです。良かったらどうぞ。」
「あ、ありがとう..。」
そのためにもみたらし持ってたのか。そもそも初対面なのにいきなりみたらし団子10本も渡す奴なんて早々いねぇからリリーめっちゃ戸惑ってんじゃん。
「私はリナリー・リー、ここ女の子全然いないから仲良くしてくれると嬉しいな。」
「確かに言われてみると女の子少ないね。そう言ってくれてありがとう、よろしくね。」
「....。」
「おい、ユウも自己紹介するさ。」
「....神田ユウだ。」
「うわ、美形じゃん..。」
リリーすっげー顔顰めてる。言ってることは褒めてんのに表情は真逆で、まるでゴ○ブリを見ているようなものだ。
「あ゛ぁ゛?」
「おまけに短気なのね。」
「テメェ!切り刻むぞ!!」
「できるものならやってみなさいよ!この美形が!」
「褒めつつ喧嘩吹っかけるっていう新しいスタイルさね!」
「2人とも仲良くね?」
「「......。」」
∅・*:。∅・*:゚
(「ユウは気難しいけど良い奴だから、ゆっくり仲良くなっていこうさ。」)
(「...。」)
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