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「__新入生代表 夜神月。同じく新入生代表 流河早樹」
司会者が、首席の名前を告げる、
春。
あの東応大学にギリギリで入学した私は、新入生代表、つまり入試をトップの成績で入った人達の挨拶を、どこか遠い目で眺めていた。
「_あの二人、全教科満点って噂だよ」
「やっぱりいるんだ? そういうのって……」
なんか、あんな凄い人間ってこの世に本当にいるんだな。
周りの人もそう思っているという事実に、少し安心する。
片方はいかにも温室で育ちました、といった美青年だ。
もう片方は……
「ああいうのを天才肌っていうのか?」
「東大の入学式にあの服装……」
痩せていて、やや猫背ぎみ。
耳が隠れるくらいの長めの黒髪で、服は白い長袖のシャツとよれたジーンズを。
安楽椅子探偵と言われても、納得できるようだった。
言葉の一つ一つから、二人の頭の良さがはっきり伝わってくる。
ほんとうに、”選ばれた人間”ってかんじ。
平凡な私は、そんな二人を最前列でただ見上げていた。
盛大な拍手を浴びて、二人の主人公が階段を降りる。
「もし、誰にも漏らさないと誓っていただければ──キラ事件に関する、重大な事をお話したいと思っています」
拍手の音にかき消されて、ほとんど聞き取れなかったけれど。
流河早樹が夜神月に何か話していた。
このとき、私は天才たちが一体どんな会話をしているのか、気になってしまった。
疲れたフリをして少しだけ体を前に傾ける、なんてしなければ__
「私はLです」
ハッキリ、聞こえてしまった。
「……ッ!」
夜神月が一瞬驚いたような顔を見せる。
けれども瞬き一つでいつも通り。笑顔を浮かべて流河早樹と握手をしてみせた。
『…………え』
私は、夜神月のように素早く表情を戻す、なんてことはできなくて。
『あ……』
二人の天才と、バッチリ目があってしまったのだった。
司会者が、首席の名前を告げる、
春。
あの東応大学にギリギリで入学した私は、新入生代表、つまり入試をトップの成績で入った人達の挨拶を、どこか遠い目で眺めていた。
「_あの二人、全教科満点って噂だよ」
「やっぱりいるんだ? そういうのって……」
なんか、あんな凄い人間ってこの世に本当にいるんだな。
周りの人もそう思っているという事実に、少し安心する。
片方はいかにも温室で育ちました、といった美青年だ。
もう片方は……
「ああいうのを天才肌っていうのか?」
「東大の入学式にあの服装……」
痩せていて、やや猫背ぎみ。
耳が隠れるくらいの長めの黒髪で、服は白い長袖のシャツとよれたジーンズを。
安楽椅子探偵と言われても、納得できるようだった。
言葉の一つ一つから、二人の頭の良さがはっきり伝わってくる。
ほんとうに、”選ばれた人間”ってかんじ。
平凡な私は、そんな二人を最前列でただ見上げていた。
盛大な拍手を浴びて、二人の主人公が階段を降りる。
「もし、誰にも漏らさないと誓っていただければ──キラ事件に関する、重大な事をお話したいと思っています」
拍手の音にかき消されて、ほとんど聞き取れなかったけれど。
流河早樹が夜神月に何か話していた。
このとき、私は天才たちが一体どんな会話をしているのか、気になってしまった。
疲れたフリをして少しだけ体を前に傾ける、なんてしなければ__
「私はLです」
ハッキリ、聞こえてしまった。
「……ッ!」
夜神月が一瞬驚いたような顔を見せる。
けれども瞬き一つでいつも通り。笑顔を浮かべて流河早樹と握手をしてみせた。
『…………え』
私は、夜神月のように素早く表情を戻す、なんてことはできなくて。
『あ……』
二人の天才と、バッチリ目があってしまったのだった。
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