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「…………黒只、ありなんだよな……」
只野に好きな人がいることがわかった、部活の帰り道、小さく幼なじみが呟いたそれ、を僕は全力で聞かなかったことに……
「黒只! どうかなツッキー!!」
できなかった。
「チャラい系の黒尾さんと素直系な無名は絶対合うと思うんだよね。あと_」
黒尾さんと只野のカップリング?について語ってくる。
目を輝かせてくる山口が眩しくて、右へ押しのけた。
「ごめんツッキー!! それでね、黒尾さんと無名との身長が五センチ差なんだよ、これってもう運命だよね!!」
話をやめる気はないようだ。
これは僕が何か言うまで続くのだろうか。
ため息をつく。
中学のときからそうだったけど、山口は一度こうなるとなかなか止まらない。
「……只野、好きな人いるって言ってたけど」
「そうだけどさ! 好きな人が黒尾さんな可能性もあるわけだし……」
なんてポジティブな。
まさか只野に好きな人がいるなんて、ね。
アイツは一年生の中で一番よくわからない。
いつもふにゃふにゃしているのに、いざという時だけカッコいい。
そんなやつに憧れてしまった自分が心底恥ずかしいと思う。
山口にも言っていない、烏野に来た、理由。
只野にバレてないといいけれど。
さっき、一瞬動揺した顔を見られた気がするし。
スキップする山口を横目に、一人考える。
黒尾さんと只野が付き合った世界は、いかに僕に都合が良いだろうか。
きっと僕は大した祝い事も言えないで、ただ嫌味を言っては只野に睨まれるのだろう。
そして……
「無名の方も意識はしているみたいだし、これはチャンスがあると思うんだよ」
「……そうだね」
僕が、これからやるべきことが決まった。
「?ツッキー、どうかした?」
「……別に」
山口が顔をのぞき込んで来たから、見られないように目をそらす。
これも、昔からそう。
ときどき山口はものすごい察しがいい。
僕のこの気持ちには気づかないくせにね。
ねえ山口。
いつの間に只野のこと、名前で呼ぶようになったの。
最近は二人でご飯に行くことも増えたよね。
ホント嫌になる。
僕の前でこんな話、しないでほしい。
只野に好きな人がいることがわかった、部活の帰り道、小さく幼なじみが呟いたそれ、を僕は全力で聞かなかったことに……
「黒只! どうかなツッキー!!」
できなかった。
「チャラい系の黒尾さんと素直系な無名は絶対合うと思うんだよね。あと_」
黒尾さんと只野のカップリング?について語ってくる。
目を輝かせてくる山口が眩しくて、右へ押しのけた。
「ごめんツッキー!! それでね、黒尾さんと無名との身長が五センチ差なんだよ、これってもう運命だよね!!」
話をやめる気はないようだ。
これは僕が何か言うまで続くのだろうか。
ため息をつく。
中学のときからそうだったけど、山口は一度こうなるとなかなか止まらない。
「……只野、好きな人いるって言ってたけど」
「そうだけどさ! 好きな人が黒尾さんな可能性もあるわけだし……」
なんてポジティブな。
まさか只野に好きな人がいるなんて、ね。
アイツは一年生の中で一番よくわからない。
いつもふにゃふにゃしているのに、いざという時だけカッコいい。
そんなやつに憧れてしまった自分が心底恥ずかしいと思う。
山口にも言っていない、烏野に来た、理由。
只野にバレてないといいけれど。
さっき、一瞬動揺した顔を見られた気がするし。
スキップする山口を横目に、一人考える。
黒尾さんと只野が付き合った世界は、いかに僕に都合が良いだろうか。
きっと僕は大した祝い事も言えないで、ただ嫌味を言っては只野に睨まれるのだろう。
そして……
「無名の方も意識はしているみたいだし、これはチャンスがあると思うんだよ」
「……そうだね」
僕が、これからやるべきことが決まった。
「?ツッキー、どうかした?」
「……別に」
山口が顔をのぞき込んで来たから、見られないように目をそらす。
これも、昔からそう。
ときどき山口はものすごい察しがいい。
僕のこの気持ちには気づかないくせにね。
ねえ山口。
いつの間に只野のこと、名前で呼ぶようになったの。
最近は二人でご飯に行くことも増えたよね。
ホント嫌になる。
僕の前でこんな話、しないでほしい。