インハイ予選
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伊達工は、鉄壁と言われるだけあってブロックが高い。
あの超速攻も後半になるにつれ、捕まる回数が増えてきた。
特にあのサラサラ髪のイケメン6番と、ちょっと怖い顔の7番が特に素早い。
ボールを見てからじゃ間に合わないはずなのに、リードブロックで点を稼がれる。
それでも日向の囮と田中さんのスパイクが決まり、烏野のマッチポイントになる。
ラストの一点は、旭さんに託された。
伊達工の3枚のブロックがつく。
旭さんの打ったスパイクは7番のブロックに当たってしまい_
「『っ、ナイスフォロー!?』」
西谷先輩が、ブロックフォローをした。足で。
興奮して思わず山口と抱き合った。
そうしている間にも、旭さんが早く助走に戻る。
俺はふと、ここが何かの転換点だと思った。
部活に来なくなってしまった旭さんと、これからの旭さんとの転換点。
第一セットのパイプのバックアタックは確かに凄かった。
でもきっと、囮がいなくても、旭さんはもう飛べる
「もう一回!!」
『影山! もう一回だ!!』
気づけば、菅原さんと一緒に叫んでいた。
相手のブロックがたとえ鉄壁だろうがなんだろうが、旭さんは烏野のエースだ。
_ネットから少し離れた高めの、美しいトス。
横にいる菅原さんが、少し泣きそうな、懐かしいような、そんな気持ちの顔をした。
「_決まるまでだ!!」
ボールが、向こうのコートに落ちる。
優勝候補とも言われていた伊達工にストレート勝ち。
「俺はエースだけど、お前らはヒーローだな」
そう言った旭さんの顔は、自信に満ちていた。
「_王者もダークホースも、全部食って全国に行くのは青城だよ」
みんなで青城の試合を見る。
正確なトス捌きに、なによりあの、サーブ。
4番のWSとの連携はまさに阿吽の呼吸。
「あれが俺の先輩……及川さんです」
ものすごい天才だと思った。
俺達は明日、この人率いる青葉城西と試合をする。
『ちなみに、山口はあの人どう思う?』
「……不憫受けかなあ」
『やっぱり?』
学校に戻ってテレビをみせてもらった。
その及川さん、という人は性格はアレのようだが、ものすごいイケメンだった。
イケメン、という言葉で黒尾さんのことを考える。
……黒尾さんはイケメンではないんだよな。どちらかというと落ち着いた、大人の魅力ってやつ?
この予選が終わったら、山口と話していた通り、連絡を取ろう。
研日の実現のためにはあの人は不可欠だから。
翌日。
及川さんは女子ウケがいいみたいで、会場にはそれ目当ての女性のファン? が多くいた。
これは、モテ男が初めて本気に好きになった人にものすごく振り回されるパターンですね。とてもおいしいですね。
山口とアイコンタクトを取った。月島にあの目で見られた。
「それじゃあ今日も……信じてるよお前ら」
_ボールが烏野のコートに落ちる。
俺達は、第一セットを落としてしまった。
「影山……」
「……っ」
試合では冷静沈着な影山。そんな影山でも焦ることはあるんだな、と思った。
普段より速いセットがスパイカー達に合わなくて。第二セットの今は、菅原さんが代わりに入っている。
「だいじょーぶ、一本切ってくべー!」
そう朗らかに笑う菅原さんにつられて、みんなに笑顔が広がる。
菅原さんのトスは、影山や及川さんとはまた違って、優しい。
周りをよく見ていて、それでいてコートの固い雰囲気を和らげる力がある。
その司令塔としての意識が先程の影山には足りなかった。
横で影山が、ユニフォームの生地をぐっと掴む。
「……菅原さんは、凄え」
影山がひとり呟いた。
それは俺と山口に向かって言ったものではなく、自分に覚え込ませるため。
影山の目にはコートしか見えていない。
凄い音を立てる旭さんの強打が向こうのブロッカーの腕をはじき、得点となる。
そのタイミングで烏養さんが席を立った。
きっと影山をコートに戻すのだろう。
「影山すぐアップ入れー、……あと、只野も少し体暖めておけよ」
『……え?』
あの超速攻も後半になるにつれ、捕まる回数が増えてきた。
特にあのサラサラ髪のイケメン6番と、ちょっと怖い顔の7番が特に素早い。
ボールを見てからじゃ間に合わないはずなのに、リードブロックで点を稼がれる。
それでも日向の囮と田中さんのスパイクが決まり、烏野のマッチポイントになる。
ラストの一点は、旭さんに託された。
伊達工の3枚のブロックがつく。
旭さんの打ったスパイクは7番のブロックに当たってしまい_
「『っ、ナイスフォロー!?』」
西谷先輩が、ブロックフォローをした。足で。
興奮して思わず山口と抱き合った。
そうしている間にも、旭さんが早く助走に戻る。
俺はふと、ここが何かの転換点だと思った。
部活に来なくなってしまった旭さんと、これからの旭さんとの転換点。
第一セットのパイプのバックアタックは確かに凄かった。
でもきっと、囮がいなくても、旭さんはもう飛べる
「もう一回!!」
『影山! もう一回だ!!』
気づけば、菅原さんと一緒に叫んでいた。
相手のブロックがたとえ鉄壁だろうがなんだろうが、旭さんは烏野のエースだ。
_ネットから少し離れた高めの、美しいトス。
横にいる菅原さんが、少し泣きそうな、懐かしいような、そんな気持ちの顔をした。
「_決まるまでだ!!」
ボールが、向こうのコートに落ちる。
優勝候補とも言われていた伊達工にストレート勝ち。
「俺はエースだけど、お前らはヒーローだな」
そう言った旭さんの顔は、自信に満ちていた。
「_王者もダークホースも、全部食って全国に行くのは青城だよ」
みんなで青城の試合を見る。
正確なトス捌きに、なによりあの、サーブ。
4番のWSとの連携はまさに阿吽の呼吸。
「あれが俺の先輩……及川さんです」
ものすごい天才だと思った。
俺達は明日、この人率いる青葉城西と試合をする。
『ちなみに、山口はあの人どう思う?』
「……不憫受けかなあ」
『やっぱり?』
学校に戻ってテレビをみせてもらった。
その及川さん、という人は性格はアレのようだが、ものすごいイケメンだった。
イケメン、という言葉で黒尾さんのことを考える。
……黒尾さんはイケメンではないんだよな。どちらかというと落ち着いた、大人の魅力ってやつ?
この予選が終わったら、山口と話していた通り、連絡を取ろう。
研日の実現のためにはあの人は不可欠だから。
翌日。
及川さんは女子ウケがいいみたいで、会場にはそれ目当ての女性のファン? が多くいた。
これは、モテ男が初めて本気に好きになった人にものすごく振り回されるパターンですね。とてもおいしいですね。
山口とアイコンタクトを取った。月島にあの目で見られた。
「それじゃあ今日も……信じてるよお前ら」
_ボールが烏野のコートに落ちる。
俺達は、第一セットを落としてしまった。
「影山……」
「……っ」
試合では冷静沈着な影山。そんな影山でも焦ることはあるんだな、と思った。
普段より速いセットがスパイカー達に合わなくて。第二セットの今は、菅原さんが代わりに入っている。
「だいじょーぶ、一本切ってくべー!」
そう朗らかに笑う菅原さんにつられて、みんなに笑顔が広がる。
菅原さんのトスは、影山や及川さんとはまた違って、優しい。
周りをよく見ていて、それでいてコートの固い雰囲気を和らげる力がある。
その司令塔としての意識が先程の影山には足りなかった。
横で影山が、ユニフォームの生地をぐっと掴む。
「……菅原さんは、凄え」
影山がひとり呟いた。
それは俺と山口に向かって言ったものではなく、自分に覚え込ませるため。
影山の目にはコートしか見えていない。
凄い音を立てる旭さんの強打が向こうのブロッカーの腕をはじき、得点となる。
そのタイミングで烏養さんが席を立った。
きっと影山をコートに戻すのだろう。
「影山すぐアップ入れー、……あと、只野も少し体暖めておけよ」
『……え?』