イニシャルはQ【爆上・範道大也】
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マタタビグルマ―の攻撃を受けた柚葉が、猫になった。苦魔獣が姿を消した為仕方なく猫になった彼女を連れて帰ってくると、柚葉は中身も猫になっているのかダッシュで大也の愛車へと突撃して行った。
「ああっ!?」
柚葉は容赦なくフロントガラスの上をぺたぺたと歩き回る。綺麗に拭かれたばかりのフロントガラスには可愛らしい肉球の足跡が付いていった。鬼の形相で射士郎が止めようとするが、彼の腕の間をぬるりと液体のようにすり抜けていく。
「やめろ、柚葉!」
「大也さんに怒られちゃいますよ…!」
捕まえようとする射士郎、錠、未来の猛攻を潜り抜けた柚葉は車の下に隠れてしまった。出ておいで~と未来が呼びかけるが、そっぽを向いて出る気配は全くない。
「どうしよ~…」
「ここは私の出番だねえ」
どこからか取り出した猫じゃらしを玄蕃が車の下に滑り込ませて動かす。これに釣られて出て来る筈、という目論見だった。
「…見向きもしませんね……」
「お菓子は?マタタビグルマ―って言ってたしマタタビなら出て来るかも!」
「いや、マタタビは駄目だ。柚葉はアルコールに弱いんだ」
どこからともなく出て来た大也がそう言って車の下を覗き込むと、柚葉は大也にだけ反応し振り向いた。大也が出てくるよう促せば、素直にするりと出てきて大也に抱っこされる。
「…猫になっても大也のことは好きなんだ…」
「愛だねえ」
「車の下に入っていたから少し汚れたな。柚葉を風呂に入れて来るから、みんなには苦魔獣の相手を頼んでいいか?」
「オーライ!」
*
喉を鳴らして大也に抱かれていた柚葉だったが、風呂に気付いた瞬間悲鳴のような声を上げた。しかしもう手遅れである。
シャンプーを全身に塗られ、優しく毛と毛の間に指を通していく。抵抗は無駄と悟ったのかぷるぷると震えており、「ふにゃぁん……」と鳴いていた。
「よーし、良い子だなー柚葉」
大也は楽しそうに体を洗ってあげている。シャワーで優しくシャンプーを流してあげると、黒い毛並みは照明の光を浴びて艶々と輝いていた。
「うん、綺麗になった」
そして丁度その頃、マタタビグルマ―がブンブンジャーによって倒された。柚葉同様猫にされた街の人々は元に戻って行き、皆その場に服が落ちていた為戻った時も全裸にならなかった。たった一人を除いて。
「………」
風呂に入れる為服を回収されていた柚葉は、苦魔獣が撃破された瞬間人間に戻った。勿論、服は纏っていない。
顔を上げた彼女は大也と目が合った。そして自分が全裸であることを自覚し、一気に頬が赤くなっていく。
「〇×△□※~~~~!!?」
バチ―ン、という音が浴室に鳴り響いた。
*
「大也どうしたのその頬っぺた」
「…猫パンチをされたんだ」
「どう見ても手形ですけど…」
大也が頬を押さえながら柚葉の方を見ると、彼女はフン!とそっぽを向いた。耳は少し赤くなっている。
玄蕃は大方察しているのか、飴を舐めながらニヤニヤしていた。何となく気付いている射士郎も、呆れた顔をして溜め息を吐いている。
「随分とお熱い猫パンチのようだ」
「ああっ!?」
柚葉は容赦なくフロントガラスの上をぺたぺたと歩き回る。綺麗に拭かれたばかりのフロントガラスには可愛らしい肉球の足跡が付いていった。鬼の形相で射士郎が止めようとするが、彼の腕の間をぬるりと液体のようにすり抜けていく。
「やめろ、柚葉!」
「大也さんに怒られちゃいますよ…!」
捕まえようとする射士郎、錠、未来の猛攻を潜り抜けた柚葉は車の下に隠れてしまった。出ておいで~と未来が呼びかけるが、そっぽを向いて出る気配は全くない。
「どうしよ~…」
「ここは私の出番だねえ」
どこからか取り出した猫じゃらしを玄蕃が車の下に滑り込ませて動かす。これに釣られて出て来る筈、という目論見だった。
「…見向きもしませんね……」
「お菓子は?マタタビグルマ―って言ってたしマタタビなら出て来るかも!」
「いや、マタタビは駄目だ。柚葉はアルコールに弱いんだ」
どこからともなく出て来た大也がそう言って車の下を覗き込むと、柚葉は大也にだけ反応し振り向いた。大也が出てくるよう促せば、素直にするりと出てきて大也に抱っこされる。
「…猫になっても大也のことは好きなんだ…」
「愛だねえ」
「車の下に入っていたから少し汚れたな。柚葉を風呂に入れて来るから、みんなには苦魔獣の相手を頼んでいいか?」
「オーライ!」
*
喉を鳴らして大也に抱かれていた柚葉だったが、風呂に気付いた瞬間悲鳴のような声を上げた。しかしもう手遅れである。
シャンプーを全身に塗られ、優しく毛と毛の間に指を通していく。抵抗は無駄と悟ったのかぷるぷると震えており、「ふにゃぁん……」と鳴いていた。
「よーし、良い子だなー柚葉」
大也は楽しそうに体を洗ってあげている。シャワーで優しくシャンプーを流してあげると、黒い毛並みは照明の光を浴びて艶々と輝いていた。
「うん、綺麗になった」
そして丁度その頃、マタタビグルマ―がブンブンジャーによって倒された。柚葉同様猫にされた街の人々は元に戻って行き、皆その場に服が落ちていた為戻った時も全裸にならなかった。たった一人を除いて。
「………」
風呂に入れる為服を回収されていた柚葉は、苦魔獣が撃破された瞬間人間に戻った。勿論、服は纏っていない。
顔を上げた彼女は大也と目が合った。そして自分が全裸であることを自覚し、一気に頬が赤くなっていく。
「〇×△□※~~~~!!?」
バチ―ン、という音が浴室に鳴り響いた。
*
「大也どうしたのその頬っぺた」
「…猫パンチをされたんだ」
「どう見ても手形ですけど…」
大也が頬を押さえながら柚葉の方を見ると、彼女はフン!とそっぽを向いた。耳は少し赤くなっている。
玄蕃は大方察しているのか、飴を舐めながらニヤニヤしていた。何となく気付いている射士郎も、呆れた顔をして溜め息を吐いている。
「随分とお熱い猫パンチのようだ」