イニシャルはQ【爆上・範道大也】
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豪華な教会には、スピンドーとウェディングドレスを纏った未来が立っていた。牧師役はグランツが務めている。
「さればハシリヤンと地球、永久の発展を願い誓いの指輪をここに」
「ブンピンク…アタシの勝ちさね」
スピンドーが指輪を手に持つ。踊りな、と言って彼は未来に指輪を──
「む!?」
「ん?お前は……」
その腕を掴む人物がいた。柄シャツにくすんだ赤いジャケットを羽織り、黒髪を真ん中で分けた男。知らない筈なのに、私は彼を知っていた。そして、心臓が高鳴った。ドクンと脈打ち、体中にエネルギーを行き渡らせた。
「届け屋さ!」
にやりと笑う届け屋。未来は「ナイスタイミング!」と歯を見せて笑い、そのまま男に腰を抱かれて回し蹴りをスピンドーのサルカーに食らわせた。
「おりゃーーーーーっ!!」
「シャーシロ!」
「アタックモード!」
届け屋がチェンジャーを投げた。それをキャッチしたスーツの男がチェンジャーを押すと、どこからか「ブンブンマリン!」という声が響く。そして教会の中に活魚運搬車が現れ、そのままサルカーを噛み砕いた。
「スピンドー様!!」
「しまった…!」
スピンドーに駆け寄ろうとした瞬間、前からそれを抱きとめてそれを阻止された。顔を上げると、届け屋と目が合う。──違う。この男は、彼は。私は、知っている。
「たい、や…………」
「…ようやく届いた、柚葉」
彼は私の首に付けられた首飾りを取り、床に落とした。それを彼が容赦なく踏みしめれば、首飾りにヒビが入る。そしてその瞬間──失っていた全ての記憶が頭に流れ込んできた。
スピンドーに首飾りを付けられたこと。ディスレースと民衆を煽ったこと。ビュンディーに蹴りを入れたこと。
全て思い出した。だから、何を言えばいいのか分からなかった。感謝。謝罪。懺悔。沢山の感情で頭がいっぱいになり、それでも何とか言葉にしようとした。
「大也っ!助けてくれて、ありがとう…ッ!」
「…柚葉が、俺の握るハンドルを信じていてくれたから出来たんだ。話したいことは沢山あるが…今からここは戦場になる。柚葉は安全な場所へ逃げてくれ」
「…わかった。でも…私も、何かみんなに恩返しをしたい。だから…背中、叩いてくれる?」
髪を持ち上げ、ジャケットの背中部分を彼に見せた。すると彼は非常に嬉しそうな顔で──
「バクアゲだな!」
バシッと背中のマークを叩いてもらい、私は教会を飛び出していく。もう振り返りはしなかった。彼らなら大丈夫だと、信じていた。
「さればハシリヤンと地球、永久の発展を願い誓いの指輪をここに」
「ブンピンク…アタシの勝ちさね」
スピンドーが指輪を手に持つ。踊りな、と言って彼は未来に指輪を──
「む!?」
「ん?お前は……」
その腕を掴む人物がいた。柄シャツにくすんだ赤いジャケットを羽織り、黒髪を真ん中で分けた男。知らない筈なのに、私は彼を知っていた。そして、心臓が高鳴った。ドクンと脈打ち、体中にエネルギーを行き渡らせた。
「届け屋さ!」
にやりと笑う届け屋。未来は「ナイスタイミング!」と歯を見せて笑い、そのまま男に腰を抱かれて回し蹴りをスピンドーのサルカーに食らわせた。
「おりゃーーーーーっ!!」
「シャーシロ!」
「アタックモード!」
届け屋がチェンジャーを投げた。それをキャッチしたスーツの男がチェンジャーを押すと、どこからか「ブンブンマリン!」という声が響く。そして教会の中に活魚運搬車が現れ、そのままサルカーを噛み砕いた。
「スピンドー様!!」
「しまった…!」
スピンドーに駆け寄ろうとした瞬間、前からそれを抱きとめてそれを阻止された。顔を上げると、届け屋と目が合う。──違う。この男は、彼は。私は、知っている。
「たい、や…………」
「…ようやく届いた、柚葉」
彼は私の首に付けられた首飾りを取り、床に落とした。それを彼が容赦なく踏みしめれば、首飾りにヒビが入る。そしてその瞬間──失っていた全ての記憶が頭に流れ込んできた。
スピンドーに首飾りを付けられたこと。ディスレースと民衆を煽ったこと。ビュンディーに蹴りを入れたこと。
全て思い出した。だから、何を言えばいいのか分からなかった。感謝。謝罪。懺悔。沢山の感情で頭がいっぱいになり、それでも何とか言葉にしようとした。
「大也っ!助けてくれて、ありがとう…ッ!」
「…柚葉が、俺の握るハンドルを信じていてくれたから出来たんだ。話したいことは沢山あるが…今からここは戦場になる。柚葉は安全な場所へ逃げてくれ」
「…わかった。でも…私も、何かみんなに恩返しをしたい。だから…背中、叩いてくれる?」
髪を持ち上げ、ジャケットの背中部分を彼に見せた。すると彼は非常に嬉しそうな顔で──
「バクアゲだな!」
バシッと背中のマークを叩いてもらい、私は教会を飛び出していく。もう振り返りはしなかった。彼らなら大丈夫だと、信じていた。