イニシャルはQ【爆上・範道大也】
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「カレ~カレ~カレ~♪」
「いい感じになってきたな」
「こっちは揚げ物スペシャル出来上がり!」
「もうちょい上の方がいいんじゃねえか?」
「そうか?」
「ビュンディー言ってやれよ」
「もうちょい上だ。もうちょい上!うん」
「玄蕃さん喜んでくれますかね?」
「べろーらーグッズってこんなに種類あったのね…意外と人気なのかしら?」
ガレージをべろーらーやパーティグッズで飾り付けて行く各々。射士郎と同じような顔で柚葉がべろーらーグッズと睨めっこしているとガチャリ、と扉が開いた。玄蕃さん!、と一早く気付いた錠が尻尾を振る犬のように反応し、敬礼する。
「玄蕃さんの好きなもの、いっぱい集めました!」
「きたきたきたきたー!玄蕃~!!」
感極まったブンドリオは玄蕃に駆け寄り、ぎゅううと抱きしめた。苦しいんだがと言いつつも玄蕃は笑っており、ブンドリオと喜びを分かち合っている。勿論、それは皆同じだった。
「お帰り、玄蕃」
「自分のハンドルを進みたい道に切ったわけだ」
「ああ。もう迷いはない。私が見据えるものは、ディスレースを倒した先に広がる未来だ」
「何か言うことは?」
射士郎の言葉に玄蕃は物凄く申し訳なさそうな顔をし、「ごめんなさい」と深く頭を下げた。そして顔を上げると大也に歩み寄り、肩に手を置く。
「ここは心地いい場所だな。…ということにようやく気付いた私は、宇宙一の愚か者だ」
憑き物が落ちたかのように晴れやかな表情だった。
「よっしゃ!この一件、これで始末がついたな」
「…ん?」
「始末料」
「若旦那の為に、我々随分と骨を折ったのでな」
「抜け目ないわね…」
ん、と手を差し出す始末屋二人。大也はふ、と笑って「オーライ」と頷いた。
「君が帰って来た今こそ、お披露目したいものがあるんだ。ブンブン!」
「わかった!」
ブンドリオがモニターの方に移動し、カタカタとキーボードをいじる。モニターにはブンブンカー達が映し出された。
「新しいブンブンカーですか!」
「ついに完成したか…」
「へへッ!名付けて、チャンピオンキャリアー!」
「BBGは宇宙の色んな惑星を転戦してレースをする。このチャンピオンキャリアーで星から星へブンブンカーを運ぶんだ」
「完成には、トッキュウオーの連結システムが役に立ったんだぜ!」
楽しそうに語りあうブンブンジャー達。それを後ろのソファで眺めている柚葉は、涼やかな表情とは裏腹に冷や汗がだくだくだった。
──何か良い雰囲気で流されてるけど、もしかして大也ってこの前のこと忘れてるの!?何かそれはそれで寂しいというか…でもちょっと安心するっていうか…複雑…!!
玄蕃復帰で完全に忘れ去られていたが、未だに大也と柚葉の間にはぎこちなさがある。家で鉢合わせしても、特に会話もせず会釈や挨拶程度で交流を済ませていた。
大也は、ディスレースを倒すまでは先日の彼女の発言に関与しないことを決めていた。勿論そんなことを彼女が知る筈もなく、焦らされているというか、手のひらで弄ばれているのである。
未来のテスト走行しよう、という声掛けや内藤からの電話もありブンブンジャー達はブンブンカーに乗り込んでいった。ぼんやりとそれを眺め、柚葉はお茶を飲む。ブンブンジャーになれない柚葉では、いくらバトルスーツを着ていてもブンブンカーの反動にはあまり耐えられない。
「…揚げ物、冷めるけどいいのかしら?」
「いい感じになってきたな」
「こっちは揚げ物スペシャル出来上がり!」
「もうちょい上の方がいいんじゃねえか?」
「そうか?」
「ビュンディー言ってやれよ」
「もうちょい上だ。もうちょい上!うん」
「玄蕃さん喜んでくれますかね?」
「べろーらーグッズってこんなに種類あったのね…意外と人気なのかしら?」
ガレージをべろーらーやパーティグッズで飾り付けて行く各々。射士郎と同じような顔で柚葉がべろーらーグッズと睨めっこしているとガチャリ、と扉が開いた。玄蕃さん!、と一早く気付いた錠が尻尾を振る犬のように反応し、敬礼する。
「玄蕃さんの好きなもの、いっぱい集めました!」
「きたきたきたきたー!玄蕃~!!」
感極まったブンドリオは玄蕃に駆け寄り、ぎゅううと抱きしめた。苦しいんだがと言いつつも玄蕃は笑っており、ブンドリオと喜びを分かち合っている。勿論、それは皆同じだった。
「お帰り、玄蕃」
「自分のハンドルを進みたい道に切ったわけだ」
「ああ。もう迷いはない。私が見据えるものは、ディスレースを倒した先に広がる未来だ」
「何か言うことは?」
射士郎の言葉に玄蕃は物凄く申し訳なさそうな顔をし、「ごめんなさい」と深く頭を下げた。そして顔を上げると大也に歩み寄り、肩に手を置く。
「ここは心地いい場所だな。…ということにようやく気付いた私は、宇宙一の愚か者だ」
憑き物が落ちたかのように晴れやかな表情だった。
「よっしゃ!この一件、これで始末がついたな」
「…ん?」
「始末料」
「若旦那の為に、我々随分と骨を折ったのでな」
「抜け目ないわね…」
ん、と手を差し出す始末屋二人。大也はふ、と笑って「オーライ」と頷いた。
「君が帰って来た今こそ、お披露目したいものがあるんだ。ブンブン!」
「わかった!」
ブンドリオがモニターの方に移動し、カタカタとキーボードをいじる。モニターにはブンブンカー達が映し出された。
「新しいブンブンカーですか!」
「ついに完成したか…」
「へへッ!名付けて、チャンピオンキャリアー!」
「BBGは宇宙の色んな惑星を転戦してレースをする。このチャンピオンキャリアーで星から星へブンブンカーを運ぶんだ」
「完成には、トッキュウオーの連結システムが役に立ったんだぜ!」
楽しそうに語りあうブンブンジャー達。それを後ろのソファで眺めている柚葉は、涼やかな表情とは裏腹に冷や汗がだくだくだった。
──何か良い雰囲気で流されてるけど、もしかして大也ってこの前のこと忘れてるの!?何かそれはそれで寂しいというか…でもちょっと安心するっていうか…複雑…!!
玄蕃復帰で完全に忘れ去られていたが、未だに大也と柚葉の間にはぎこちなさがある。家で鉢合わせしても、特に会話もせず会釈や挨拶程度で交流を済ませていた。
大也は、ディスレースを倒すまでは先日の彼女の発言に関与しないことを決めていた。勿論そんなことを彼女が知る筈もなく、焦らされているというか、手のひらで弄ばれているのである。
未来のテスト走行しよう、という声掛けや内藤からの電話もありブンブンジャー達はブンブンカーに乗り込んでいった。ぼんやりとそれを眺め、柚葉はお茶を飲む。ブンブンジャーになれない柚葉では、いくらバトルスーツを着ていてもブンブンカーの反動にはあまり耐えられない。
「…揚げ物、冷めるけどいいのかしら?」