健全な短編【船体】
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柚葉は完全に意気消沈していた。
「陸王様~~!!!」
陸王のグッズで祭壇を作りきゃあきゃあとはしゃぐブーケ。その様を見て、彼女は「お姉様…」と悲しげに呟いている。何も知らないファイヤキャンドルは柚葉に近付くと「おいおいどうしたんだよ」と肩に手を置く。彼女はその手をペシン!と叩いて払いのけ、呻き声を漏らした後床に膝をついた。
「私のお姉様が!!いとも容易くあんな男の毒牙にかかるなんて!!ああお姉様!!なんて可哀想なんでしょう!!」
「…柚葉はブーケ嬢のこと姉呼びするけどよ、本当に姉妹なのか?」
「え?お姉様はお姉様でしかありませんよ?そこに血縁の証拠など必要ですか?いりませんよね?だってお姉様は私だけのお姉様なんですから」
「……こえ~…」
彼女が血縁関係でもないブーケを勝手に姉呼びして慕っていることにファイヤキャンドルは慄き、珍しく身震いした。
「陸王様ッ…サイコー!!!!」
「百夜陸王…絶対に許さない……ッ!!」
幸福の絶頂に歓喜するブーケと憎悪をむき出しにする柚葉。まさに般若の形相といった感じで、陸王の写真を忌々しげに見つめている。ただ、ブーケが愛し守っている物だからこそ手は出せないらしい。これまで彼女はどれだけ陸王を恨もうとも、決してブーケの陸王グッズに傷はおろか手さえ出さなかった。
一通り陸王眺めタイムを楽しんだブーケは「コホン」と咳払いをし、振り返る。すぐさま柚葉は立ち上がり、憎悪の表情を跡形もなく消し去った。ただ穏やかな微笑を浮かべ、ブーケを見つめている。
「私達はこれまで何度もゴジュウジャーに負けています。もう負けは許されません」
「はい、お姉様!」
「特にあの青いテガソード…アレだけは絶対に…!!」
「勿論です!必ずやお姉様を悲しませた青いテガソードを完膚なきまでに叩きのめしてぶちころがします!」
「柚葉、あなたも戦力として期待しています」
ブーケはそう言い、柚葉の手をとった。彼女はすぐに頬が真っ赤になり、「あっ、あ…」と嬉しさの混じった戸惑いの声を漏らして挙動不審になる。しかし視線はブーケから逸らさず、まさに恍惚といった表情で見つめていた。
「私はあなたと姉妹ではありませんが、あなたが私を姉と呼び慕ってくれるのであれば出来る限りそれに応えましょう」
「お、お姉様…!」
「私が誇れるような立派な戦士になってください、柚葉」
「!!承知いたしました、お姉様…!!」
瞳の中にハートを浮かべ、うっとりとブーケを見上げる。ブーケが手を離しても手はそのままで、その場で完全に硬直していた。そして「ああ~~!!!」と叫んだあと、バタリと倒れる。ノックアウトだった。
「お、おいおい、大丈夫か柚葉!?」
「陸王様…」
「ブーケ嬢は無視かよ!?」
「はあぁ…陸王様素敵…!!」
「お姉様、最高……!!」
二人とも頬を赤く熟れさせて放心していた。こいつら実は血繋がってるんじゃねえのか、という考えがファイヤキャンドルの脳内に浮かんだが、「まさかな」と呟いて思いつかなかったことにした。
「陸王様~~!!!」
陸王のグッズで祭壇を作りきゃあきゃあとはしゃぐブーケ。その様を見て、彼女は「お姉様…」と悲しげに呟いている。何も知らないファイヤキャンドルは柚葉に近付くと「おいおいどうしたんだよ」と肩に手を置く。彼女はその手をペシン!と叩いて払いのけ、呻き声を漏らした後床に膝をついた。
「私のお姉様が!!いとも容易くあんな男の毒牙にかかるなんて!!ああお姉様!!なんて可哀想なんでしょう!!」
「…柚葉はブーケ嬢のこと姉呼びするけどよ、本当に姉妹なのか?」
「え?お姉様はお姉様でしかありませんよ?そこに血縁の証拠など必要ですか?いりませんよね?だってお姉様は私だけのお姉様なんですから」
「……こえ~…」
彼女が血縁関係でもないブーケを勝手に姉呼びして慕っていることにファイヤキャンドルは慄き、珍しく身震いした。
「陸王様ッ…サイコー!!!!」
「百夜陸王…絶対に許さない……ッ!!」
幸福の絶頂に歓喜するブーケと憎悪をむき出しにする柚葉。まさに般若の形相といった感じで、陸王の写真を忌々しげに見つめている。ただ、ブーケが愛し守っている物だからこそ手は出せないらしい。これまで彼女はどれだけ陸王を恨もうとも、決してブーケの陸王グッズに傷はおろか手さえ出さなかった。
一通り陸王眺めタイムを楽しんだブーケは「コホン」と咳払いをし、振り返る。すぐさま柚葉は立ち上がり、憎悪の表情を跡形もなく消し去った。ただ穏やかな微笑を浮かべ、ブーケを見つめている。
「私達はこれまで何度もゴジュウジャーに負けています。もう負けは許されません」
「はい、お姉様!」
「特にあの青いテガソード…アレだけは絶対に…!!」
「勿論です!必ずやお姉様を悲しませた青いテガソードを完膚なきまでに叩きのめしてぶちころがします!」
「柚葉、あなたも戦力として期待しています」
ブーケはそう言い、柚葉の手をとった。彼女はすぐに頬が真っ赤になり、「あっ、あ…」と嬉しさの混じった戸惑いの声を漏らして挙動不審になる。しかし視線はブーケから逸らさず、まさに恍惚といった表情で見つめていた。
「私はあなたと姉妹ではありませんが、あなたが私を姉と呼び慕ってくれるのであれば出来る限りそれに応えましょう」
「お、お姉様…!」
「私が誇れるような立派な戦士になってください、柚葉」
「!!承知いたしました、お姉様…!!」
瞳の中にハートを浮かべ、うっとりとブーケを見上げる。ブーケが手を離しても手はそのままで、その場で完全に硬直していた。そして「ああ~~!!!」と叫んだあと、バタリと倒れる。ノックアウトだった。
「お、おいおい、大丈夫か柚葉!?」
「陸王様…」
「ブーケ嬢は無視かよ!?」
「はあぁ…陸王様素敵…!!」
「お姉様、最高……!!」
二人とも頬を赤く熟れさせて放心していた。こいつら実は血繋がってるんじゃねえのか、という考えがファイヤキャンドルの脳内に浮かんだが、「まさかな」と呟いて思いつかなかったことにした。