おちたツキ【暴太郎・ソノイ】
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久々にソノニさんから連絡がきた。新しいスイーツを犬塚さんが開発したから味見してほしい、とのことだった。ソノイさんも呼んでいいか聞いたところ、「乙女同盟だ」と返ってきた。
「わ、美味しい~…!このシュークリームすっごく美味しいです!」
「あんた、久々に見たな。ソノイとは上手くやっているのか?」
「無問題 ですよ~!いつもラブラブです♡」
「ら…ラブラブ…!?あのソノイが…」
分かりやすく驚きながらアイスティーに口をつけたあと、ソノニさんは立っていた犬塚さんを一瞥した。二人ともスイーツ屋の制服を着ており、とても(元?)指名手配犯には見えない。ぱっと見は仲良しカップル…というか夫婦だ。
「ソノニさんはどうですか?」
「私は…翼とは変わらず、だ。でも、今は追いかけられることもなくなって落ち着いている」
「…そうだな。安定した日々だ」
「良かったです。お二人が今も仲良しで…」
すると、「キッチンを見てくる」と言って犬塚さんが店の中に消えていった。その背中を見送ってから、ソノニさんは「私は」と話を切り出す。
「…時折、前の方が良かったんじゃないかと思う」
「え?」
「…指名手配犯として追われて、逃げ回って…たまにドンブラザーズの面々で馬鹿騒ぎをして…。その方が、翼らしいというか…」
「…」
「勿論、今もドンブラザーズとしてヒトツ鬼と戦ってはいる。だが、戦いが終わると各々すぐ生活に戻ってしまって…前程カオスなものではなくなった。あれ程リーダーをやると言っていた桃谷ジロウも、以前とは少し違うように見えて…」
「……あの、ソノイさんがドンブラザーズをクビになった話、聞きました。ジロウさんと方向性が合わなかったと…」
「…ソノイは…今幸せなのか?」
「…それでも、楽しそうですよ。おでんの屋台を継いで…自分で仕込みとか作って、昼と夜にお店をしてるんです」
「そうか…」
少し安堵しているようだった。やはり、脳人三人衆としてソノイさんのことは気に掛けていたらしい。
「そういえば、ソノザさんは…?」
「あいつはずっと漫画だ。他の話は私も聞いていない」
「な、なるほど…」
「…また、以前のようにみんなで集まるのも、悪くないと思うが…どうも今はそんな状態じゃないらしい。それぞれの人生を歩んでいっている…」
…このままだと、ドンブラザーズは解散してしまうのではないだろうか、という不安が頭を過った。私は、タロウ君あってこそのドンブラザーズだと思っている。彼が様々な縁を引き寄せたからこそ、あのメチャクチャで混沌としたドンブラザーズが成り立った。現リーダーであるジロウさんのことを悪く言うつもりはないが…。
「でも、ソノイは相変わらずのようで安心した。柚葉がいれば、ソノイのことは任せられる」
「…そ、そうでしょうか…。勿論私はソノイさんを幸せにするつもりですけれど…でもソノイさん、一人でも上手く生きていける人ですから」
「そんなことはない。あいつは脳人三人衆をやっていた時、イデオンからの支給金を全部おでんに費やしていた」
「ぜ、全部おでんに!?」
「柚葉と一緒なら宿にも困らないし、金銭感覚もまともになるだろう。ソノイを頼んだぞ」
「…頑張ります…」
ソノイさん、そこまでおでんにハマってたんだ…。おでんって中毒性とかあるのかな。それともソノイさんが変人なだけ…?いや、考えるのはやめておこう…。
「もう今のうちに籍を入れておけばいいんじゃないか?」
「…ソノイさん住民票ないですから…」
「それもそうか…。だが、式を挙げるくらいなら出来るだろう?桃井タロウが戻って来たら、みんなで集まって挙式をするのも悪くないと思うが…」
「そ、ソノイさんと結婚…!!?」
それは、それは。凄く幸せで、天にまで昇るような気持ちだ。結婚は人生の墓場だの何だの言われているが、私だって結婚くらいはしたい願望がある。
ソノイさんと結婚したら…ソノイさんのこと「あなた」って呼んだりできるのかなあ…。ソノイさんには紹介の時どう呼ばれるんだろう…?普通に考えれば「妻」だろうけど…。
「柚葉、顔がキモい」
「えっ」
「結婚…いいな…私もいつか……」
店内に戻った犬塚さんの方を見ながらソノニさんがうっとりとした目で呟いた。相変わらずである。犬塚さんはソノニさんに押され気味だが、ソノニさんは犬塚さんのそんなところも好きといったところが見ていて非常に微笑ましい。
「…いつの日か、元に戻れるといいですね」
「…ああ」
喫茶どんぶらも、おでんの屋台も、みんなで集まった方がきっと楽しい。些細なことで大騒ぎして、めちゃくちゃになって、それでも最後に「ああ馬鹿馬鹿しかった」と笑えるのがドンブラザーズの良いところなのだと思う。
「わ、美味しい~…!このシュークリームすっごく美味しいです!」
「あんた、久々に見たな。ソノイとは上手くやっているのか?」
「
「ら…ラブラブ…!?あのソノイが…」
分かりやすく驚きながらアイスティーに口をつけたあと、ソノニさんは立っていた犬塚さんを一瞥した。二人ともスイーツ屋の制服を着ており、とても(元?)指名手配犯には見えない。ぱっと見は仲良しカップル…というか夫婦だ。
「ソノニさんはどうですか?」
「私は…翼とは変わらず、だ。でも、今は追いかけられることもなくなって落ち着いている」
「…そうだな。安定した日々だ」
「良かったです。お二人が今も仲良しで…」
すると、「キッチンを見てくる」と言って犬塚さんが店の中に消えていった。その背中を見送ってから、ソノニさんは「私は」と話を切り出す。
「…時折、前の方が良かったんじゃないかと思う」
「え?」
「…指名手配犯として追われて、逃げ回って…たまにドンブラザーズの面々で馬鹿騒ぎをして…。その方が、翼らしいというか…」
「…」
「勿論、今もドンブラザーズとしてヒトツ鬼と戦ってはいる。だが、戦いが終わると各々すぐ生活に戻ってしまって…前程カオスなものではなくなった。あれ程リーダーをやると言っていた桃谷ジロウも、以前とは少し違うように見えて…」
「……あの、ソノイさんがドンブラザーズをクビになった話、聞きました。ジロウさんと方向性が合わなかったと…」
「…ソノイは…今幸せなのか?」
「…それでも、楽しそうですよ。おでんの屋台を継いで…自分で仕込みとか作って、昼と夜にお店をしてるんです」
「そうか…」
少し安堵しているようだった。やはり、脳人三人衆としてソノイさんのことは気に掛けていたらしい。
「そういえば、ソノザさんは…?」
「あいつはずっと漫画だ。他の話は私も聞いていない」
「な、なるほど…」
「…また、以前のようにみんなで集まるのも、悪くないと思うが…どうも今はそんな状態じゃないらしい。それぞれの人生を歩んでいっている…」
…このままだと、ドンブラザーズは解散してしまうのではないだろうか、という不安が頭を過った。私は、タロウ君あってこそのドンブラザーズだと思っている。彼が様々な縁を引き寄せたからこそ、あのメチャクチャで混沌としたドンブラザーズが成り立った。現リーダーであるジロウさんのことを悪く言うつもりはないが…。
「でも、ソノイは相変わらずのようで安心した。柚葉がいれば、ソノイのことは任せられる」
「…そ、そうでしょうか…。勿論私はソノイさんを幸せにするつもりですけれど…でもソノイさん、一人でも上手く生きていける人ですから」
「そんなことはない。あいつは脳人三人衆をやっていた時、イデオンからの支給金を全部おでんに費やしていた」
「ぜ、全部おでんに!?」
「柚葉と一緒なら宿にも困らないし、金銭感覚もまともになるだろう。ソノイを頼んだぞ」
「…頑張ります…」
ソノイさん、そこまでおでんにハマってたんだ…。おでんって中毒性とかあるのかな。それともソノイさんが変人なだけ…?いや、考えるのはやめておこう…。
「もう今のうちに籍を入れておけばいいんじゃないか?」
「…ソノイさん住民票ないですから…」
「それもそうか…。だが、式を挙げるくらいなら出来るだろう?桃井タロウが戻って来たら、みんなで集まって挙式をするのも悪くないと思うが…」
「そ、ソノイさんと結婚…!!?」
それは、それは。凄く幸せで、天にまで昇るような気持ちだ。結婚は人生の墓場だの何だの言われているが、私だって結婚くらいはしたい願望がある。
ソノイさんと結婚したら…ソノイさんのこと「あなた」って呼んだりできるのかなあ…。ソノイさんには紹介の時どう呼ばれるんだろう…?普通に考えれば「妻」だろうけど…。
「柚葉、顔がキモい」
「えっ」
「結婚…いいな…私もいつか……」
店内に戻った犬塚さんの方を見ながらソノニさんがうっとりとした目で呟いた。相変わらずである。犬塚さんはソノニさんに押され気味だが、ソノニさんは犬塚さんのそんなところも好きといったところが見ていて非常に微笑ましい。
「…いつの日か、元に戻れるといいですね」
「…ああ」
喫茶どんぶらも、おでんの屋台も、みんなで集まった方がきっと楽しい。些細なことで大騒ぎして、めちゃくちゃになって、それでも最後に「ああ馬鹿馬鹿しかった」と笑えるのがドンブラザーズの良いところなのだと思う。