お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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鬼ごっこノーワン、いや、鬼ノーワンも敗れて数日。いつもの城内には、退屈そうにしているクオンとあたし、そして入手した陸王のグッズで祭壇を作りそれをうっとりと眺めるお姉様がいた。忌々しいその祭壇を睨みつけていると、エプロンを付けたアーイーがやって来る。
「ご機嫌いかがでちゅか?ブーケ様」
「お久しぶりです~!ノーワン界伝説のヘルパー、チョウ・シンセーさん」
「ブーケ様もお変わりないようで。でも…これは一体なんでちゅか?」
それに突っ込むのはやめてほしい、というあたしの願いは届かなかった。チョウ・シンセーは祭壇を覗き込み、首を傾げる。
「百夜陸王様ですよ!尊いお姿でしょ?わかりますか?このかっこよさ…」
「え、ええ…」
陸王を所謂布教するお姉様につい目線が向いてしまっていたが、気付いた。クオンが彼女を見て、鼻で笑った。それは文字通り、小馬鹿にするように。
頭に血が上り、一発ぶん殴ってやろうと振りかざした拳は宙を切る。クオンは優雅な足取りで二人に近付き、そして、
「へえ~。君とお似合いだね。いつか二人は結ばれるよ」
──殺す!!!
青いテガソードの前にコイツを殺した方がいいかもしれない。お姉様を鼻で笑った挙句、”陸王と結ばれる”?お姉様が、百夜陸王と?冗談も大概にしてほしい。本気で言っているのなら、万死に値する。
「クオン……」
「あっ…わ、私は、推しに対してそのような感情は…!」
後ろから切り裂いてやろうと鎌を生成しかけたとき、城内に帰還したスイートケークの声が響いた。
「見てみて!しっかり指輪ゲットしてきたよ!」
「流石だ。なら僕は、あの五人の指輪を頂こうか」
「よーし!この勢いのままいっちゃいますか!」
陸王の祭壇を見つめて、お姉様は心ここにあらずといった様子だ。
「クオン……君、どういうつもり…?お姉様が百夜陸王と結ばれるなんて…」
「そのさ、”お姉様”っていうのもどういう意味なのかな。本当の家族っていうのは、僕と吠のようなことを言うんだよ」
彼はあたしの肩に手を置いた。そして、こう囁く。
「姉妹ごっこという意味なら、AIにはお似合いだね」
「ッ…!!!お前……ッ!!!!」
鎌を生成して刃を向けた頃には、もう彼とシャイニングナイフ達はいなかった。未だにクオンの言葉に惑わされているお姉様と、興奮で息が荒くなっているあたしだけが取り残されている。
「私が、陸王様と……?い、いえ、そんなこと……」
「……」
冷静になるべきだ。感情に流されるがまま、何かに当たるのは宜しくない。ましてや、ここは女王様の御前だ。
適当なところに人間界への入り口を生成し、飛び込んだ。今は、お姉様の隣にいたくない。
「ご機嫌いかがでちゅか?ブーケ様」
「お久しぶりです~!ノーワン界伝説のヘルパー、チョウ・シンセーさん」
「ブーケ様もお変わりないようで。でも…これは一体なんでちゅか?」
それに突っ込むのはやめてほしい、というあたしの願いは届かなかった。チョウ・シンセーは祭壇を覗き込み、首を傾げる。
「百夜陸王様ですよ!尊いお姿でしょ?わかりますか?このかっこよさ…」
「え、ええ…」
陸王を所謂布教するお姉様につい目線が向いてしまっていたが、気付いた。クオンが彼女を見て、鼻で笑った。それは文字通り、小馬鹿にするように。
頭に血が上り、一発ぶん殴ってやろうと振りかざした拳は宙を切る。クオンは優雅な足取りで二人に近付き、そして、
「へえ~。君とお似合いだね。いつか二人は結ばれるよ」
──殺す!!!
青いテガソードの前にコイツを殺した方がいいかもしれない。お姉様を鼻で笑った挙句、”陸王と結ばれる”?お姉様が、百夜陸王と?冗談も大概にしてほしい。本気で言っているのなら、万死に値する。
「クオン……」
「あっ…わ、私は、推しに対してそのような感情は…!」
後ろから切り裂いてやろうと鎌を生成しかけたとき、城内に帰還したスイートケークの声が響いた。
「見てみて!しっかり指輪ゲットしてきたよ!」
「流石だ。なら僕は、あの五人の指輪を頂こうか」
「よーし!この勢いのままいっちゃいますか!」
陸王の祭壇を見つめて、お姉様は心ここにあらずといった様子だ。
「クオン……君、どういうつもり…?お姉様が百夜陸王と結ばれるなんて…」
「そのさ、”お姉様”っていうのもどういう意味なのかな。本当の家族っていうのは、僕と吠のようなことを言うんだよ」
彼はあたしの肩に手を置いた。そして、こう囁く。
「姉妹ごっこという意味なら、AIにはお似合いだね」
「ッ…!!!お前……ッ!!!!」
鎌を生成して刃を向けた頃には、もう彼とシャイニングナイフ達はいなかった。未だにクオンの言葉に惑わされているお姉様と、興奮で息が荒くなっているあたしだけが取り残されている。
「私が、陸王様と……?い、いえ、そんなこと……」
「……」
冷静になるべきだ。感情に流されるがまま、何かに当たるのは宜しくない。ましてや、ここは女王様の御前だ。
適当なところに人間界への入り口を生成し、飛び込んだ。今は、お姉様の隣にいたくない。