お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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ガリュード。胡散臭い男が突如ブライダンという組織の中に入ってきた。女王様とシャイニングナイフ、スイートケークはこの男を知っているようだが、少なくともファイヤキャンドルとあたしは初対面だった。どうやら、指輪の戦士と戦うハンターらしい。
彼はファイヤキャンドルに連敗の事実を突き付け、鼻で笑った。…いけ好かない男だ。気味が悪い。また一人、お姉様の目を穢しそうな男が現れた。
「指輪の回収のため新たな戦力を増強する」
女王様がそう言うと、あたしとお姉様の後ろからガリュード──いや、クオンがやって来た。隣には、マスクのようなものを付けられた人間もいる。
「往歳巡。使い捨てるのには惜しい人材だ」
「そやつは我がしもべとなった。我の声以外は届かぬ」
「!何故こんなことを…」
「大獣神。あのおもちゃを操れるのは彼だけだろ?」
「だからってこんなやり方は…!」
「我に逆らうつもりか?」
女王様の目が光り、燭台が倒れ、お姉様の髪が乱れた。いえ…とどこか悲しげに返事をするお姉様。おいたわしい。
「慈愛のブーケ…お前の愛は我に向けるべきもの。幸福の柚葉、お前の幸福も我にもたらすものだ。慈愛のブーケ、そのしもべを使い示してみせよ」
…女王様は、時々何だか、怖い。女王様はあたし達の創造主。だから、逆らうなんてことは出来ないし、そういう思考には至らない。なのに、命令を嫌だと思う自分がいる。…女王様がお姉様に、圧をかけたからだろうか。
*
座標をお姉様の近くに合わせ、人間界への入り口を生成した。お姉様は建物の時計、あたしはその辺に置いてあった自転車から姿を見せる。
「こんにちは、ゴジュウジャー。指輪を頂きに参りました」
「指輪を渡した方が身のため。大人しく渡してくれれば、命まではとらない」
「よお、てめえなら往歳がどうなったか知ってんだろ?」
「”てめえ”…?お姉様になんて口の利き方……」
「柚葉、黙っていてください。ええ、知ってますよ。だけど教える筋合いはありません。行きなさい!」
お姉様がそう告げると、アーイー達が現れてゴジュウジャーの男二人に向かって行った。二人は指輪を取り出して変身し、赤いのと黄色いのになる。赤いの──ゴジュウウルフはアーイー達をあっという間に蹴散らすと、地面に降り立ったお姉様に斬撃を飛ばしてきた。それを華麗に避け、お姉様は「生成 」とカレンデショットを作り上げる。
「ハッ!ハッ!」
「生成 」
銃を乱射するお姉様から離れたところで大鎌を作り、アーイー達と共にウルフとティラノへと攻撃を仕掛けていく。銃弾が舞い、鎌の刃が踊る。
「フフフッ!フフッ!」
久々の戦闘に心が躍るのか、お姉様は楽しそうだ。彼女が楽しいのなら、何も問題はない。
「お姉様に逆らわないで。あたし、気が短いから」
「生憎、テガソード様以外に信奉する気はないのでな!」
「じゃあ、殺す」
ハンマーと刃がぶつかった。…力は向こうの方が強い。まともにやり合えば、押し負ける。
大きく振り回し、ハンマーの攻撃範囲に入らないようにする。アウトレンジで仕留めた方がいい。
ティラノは鎌を避け、受け流す。動きはシンプル故に迷いが無く、戦闘に慣れている。だが、お姉様による銃撃も気にしている為次の進路が読みやすい。
「姉と呼んでいたな。姉妹なのか?」
「違う。あたしが呼びたいから、呼んでいるだけ。あたし達に血の概念はないし、あったとしてもどうだっていい。だって、人間の血は赤いだけだから」
「…そうか。それには、同意できる」
「家族とか、血の繋がりとか、あたし達には関係ない。そんなものに価値は見出せない。気持ちさえあれば、あたし達は愛で繋がれる!」
「フッ!」
お姉様の銃弾を、何かが遮った。大きな、手だ。見上げれば──青いテガソードがいる。
「やあ。困ってるみたいだね」
青いテガソードはアーイーを蹂躙した。あたしは即座にお姉様の隣まで逃げたから避けれたが、それどころではない。
「「青いテガソード…!」」
「いやあぁぁぁぁッ!!!」
「お姉様…ッ!」
以前の戦いを思い出し、お姉様が叫んだ。頭を押さえて苦しみに耐えた後、顔を上げる。その瞳には、憎悪がこもっていた。
「やっぱりあんただけは許せない!!いでよ、ブラック大獣神!」
ブラック大獣神が現れた──ということは、搭乗者は往歳巡。彼らが捜していた人間だ。
「ご所望の往歳巡よ。でも、今の彼は敵と味方の区別もつかぬバーサーカー。永遠にさようなら」
お姉様はそう言い残し、元の世界へと戻って行った。あたしも後を追い、入口を円状の物に生成する。
「さよーなら、ゴジュウジャー」
彼はファイヤキャンドルに連敗の事実を突き付け、鼻で笑った。…いけ好かない男だ。気味が悪い。また一人、お姉様の目を穢しそうな男が現れた。
「指輪の回収のため新たな戦力を増強する」
女王様がそう言うと、あたしとお姉様の後ろからガリュード──いや、クオンがやって来た。隣には、マスクのようなものを付けられた人間もいる。
「往歳巡。使い捨てるのには惜しい人材だ」
「そやつは我がしもべとなった。我の声以外は届かぬ」
「!何故こんなことを…」
「大獣神。あのおもちゃを操れるのは彼だけだろ?」
「だからってこんなやり方は…!」
「我に逆らうつもりか?」
女王様の目が光り、燭台が倒れ、お姉様の髪が乱れた。いえ…とどこか悲しげに返事をするお姉様。おいたわしい。
「慈愛のブーケ…お前の愛は我に向けるべきもの。幸福の柚葉、お前の幸福も我にもたらすものだ。慈愛のブーケ、そのしもべを使い示してみせよ」
…女王様は、時々何だか、怖い。女王様はあたし達の創造主。だから、逆らうなんてことは出来ないし、そういう思考には至らない。なのに、命令を嫌だと思う自分がいる。…女王様がお姉様に、圧をかけたからだろうか。
*
座標をお姉様の近くに合わせ、人間界への入り口を生成した。お姉様は建物の時計、あたしはその辺に置いてあった自転車から姿を見せる。
「こんにちは、ゴジュウジャー。指輪を頂きに参りました」
「指輪を渡した方が身のため。大人しく渡してくれれば、命まではとらない」
「よお、てめえなら往歳がどうなったか知ってんだろ?」
「”てめえ”…?お姉様になんて口の利き方……」
「柚葉、黙っていてください。ええ、知ってますよ。だけど教える筋合いはありません。行きなさい!」
お姉様がそう告げると、アーイー達が現れてゴジュウジャーの男二人に向かって行った。二人は指輪を取り出して変身し、赤いのと黄色いのになる。赤いの──ゴジュウウルフはアーイー達をあっという間に蹴散らすと、地面に降り立ったお姉様に斬撃を飛ばしてきた。それを華麗に避け、お姉様は「
「ハッ!ハッ!」
「
銃を乱射するお姉様から離れたところで大鎌を作り、アーイー達と共にウルフとティラノへと攻撃を仕掛けていく。銃弾が舞い、鎌の刃が踊る。
「フフフッ!フフッ!」
久々の戦闘に心が躍るのか、お姉様は楽しそうだ。彼女が楽しいのなら、何も問題はない。
「お姉様に逆らわないで。あたし、気が短いから」
「生憎、テガソード様以外に信奉する気はないのでな!」
「じゃあ、殺す」
ハンマーと刃がぶつかった。…力は向こうの方が強い。まともにやり合えば、押し負ける。
大きく振り回し、ハンマーの攻撃範囲に入らないようにする。アウトレンジで仕留めた方がいい。
ティラノは鎌を避け、受け流す。動きはシンプル故に迷いが無く、戦闘に慣れている。だが、お姉様による銃撃も気にしている為次の進路が読みやすい。
「姉と呼んでいたな。姉妹なのか?」
「違う。あたしが呼びたいから、呼んでいるだけ。あたし達に血の概念はないし、あったとしてもどうだっていい。だって、人間の血は赤いだけだから」
「…そうか。それには、同意できる」
「家族とか、血の繋がりとか、あたし達には関係ない。そんなものに価値は見出せない。気持ちさえあれば、あたし達は愛で繋がれる!」
「フッ!」
お姉様の銃弾を、何かが遮った。大きな、手だ。見上げれば──青いテガソードがいる。
「やあ。困ってるみたいだね」
青いテガソードはアーイーを蹂躙した。あたしは即座にお姉様の隣まで逃げたから避けれたが、それどころではない。
「「青いテガソード…!」」
「いやあぁぁぁぁッ!!!」
「お姉様…ッ!」
以前の戦いを思い出し、お姉様が叫んだ。頭を押さえて苦しみに耐えた後、顔を上げる。その瞳には、憎悪がこもっていた。
「やっぱりあんただけは許せない!!いでよ、ブラック大獣神!」
ブラック大獣神が現れた──ということは、搭乗者は往歳巡。彼らが捜していた人間だ。
「ご所望の往歳巡よ。でも、今の彼は敵と味方の区別もつかぬバーサーカー。永遠にさようなら」
お姉様はそう言い残し、元の世界へと戻って行った。あたしも後を追い、入口を円状の物に生成する。
「さよーなら、ゴジュウジャー」