お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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先に戻って女王様の御身の修復に尽力していると、人間界から三人が戻って来た。
「お帰り……って、あれ…?シャイニングナイフ、もしかして…」
「おはよ~柚葉ちゃん」
「スイートケーク!生きてたの!?」
「なんか長い間寝てたみたぁい…ふあぁ…」
説明を求めてお姉様とシャイニングナイフを見たが、二人もよく分からないようでさっぱりという感じだった。まあ、無事で何よりだ。夫婦は揃っている方が良い。
「お腹空いてない…?女王様の修復も順調だし、そろそろ休憩にしようと思ってたんだけど…」
「ん~じゃあホットケーキとか!」
「わかった。お姉様…とファイヤキャンドルはどうする?」
「悪いけど、俺はいらねえ。ちょっとばかし疲れたからひと眠りしてくる…」
「私は頂きます。かなり動いて、お腹が空いたので…」
「わかりました。少しお時間を頂くので、先にシャワーや傷の手当を済ませてきた方が時間潰しになるかと…」
「じゃあそうさせてもらいます。あ、ホットケーキは二枚でお願いします!」
「私は三枚!ダーリンはどうする?」
「私は二枚頂こうかな」
ファイヤキャンドルは自室へと戻って行き、お姉様とシャイニングナイフ&スイートケークはシャワールームへと向かって行った。
*
「「いただきます!」」
テーブルにホットケーキが並んだ。バター、メープル、蜂蜜、ジャムを揃えている為カスタマイズは自由だ。パンケーキの時はフルーツを添えているのだが、ホットケーキはシンプルな方が食べやすくて良いだろう。
「美味しい…!」
「ああ、ハニーとまた食事がとれるなんて私はなんて幸せなんだ…!」
「ダーリンったら、大袈裟なんだから~」
スイートケークが戻って来て本当に良かった。ブライダンはこれくらい賑やかな方が良い。彼女はブライダンに必要な存在だ。勿論、シャイニングナイフも。
「ねえ、そう言えば前から聞こうと思ってたんだけど…柚葉ちゃんからブーケちゃんへの愛って、ラブの方なの?それとも、ライク?」
「えっ」
あたしは思わずナイフとフォークを落としそうになってしまった。お姉様の前で、そんな。そんなこと、聞かれるなんて。なんと、答えれば良いのだろう。というか、こんな話お姉様からすれば迷惑じゃないだろうか。
「ハニー、それを聞くのは野暮だよ」
「だってぇ~私とダーリンはラブラブだけど、二人は仲良しの割にラブ程じゃないし…でも、ライクっていう程軽くもないし…」
「あっ…えっと……その…」
「私も気になりますね。柚葉、ラブなんですか?それとも…ライクですか?」
「お姉様まで!?」
蜂蜜をかけたホットケーキの一切れを口に運び、お姉様は味を堪能した後、ふふ、と悪戯っ子のような笑みであたしを見つめる。何か、試されているみたいだ。悪い気はしないけど、選択を間違えると取り返しのつかないことになりそうで謎の緊張感がある。
「……ら……ラブ、だと思います」
「あら」
「おや」
「あらぁ~!」
「し、信愛です。な、仲間ですから…大切です」
「…それって、ファイヤキャンドルさんやナイフさん、ケークさんにも言えますよね…?」
「うっ」
「それどころか、クオンさんまで…」
「あれは駄目です絶対無理です」
ホットケーキをナイフで切り分けていく。メープルが溝に染み込んでいった。
「柚葉ちゃん、お皿にヒビ入ってるから!」
「落ち着いてください、柚葉!」
「す、すみません…」
一切れ口に運んで咀嚼し、飲み込んだ後あたしは思わず口を開いた。
「…お姉様は、どうなんですか」
「え…私、ですか?」
「あたしのこと…どう、見ているんですか…」
「…」
「…す、すみません!忘れてください!ただの独り言です!」
慌てて発言をナシにしようとしたが、お姉様は真剣な顔で考え込んでしまった。あらあらとスイートケークは楽しそうにしているが、シャイニングナイフの方は少し気まずそうにしている。少なくとも同僚の前でする話じゃなかった。恥ずかしい。穴があったら入りたい。いや、穴はいつでも作れるしそこに入れば逃げ込めるのだが。
「…そう、ですね……」
「…」
「考えたこともありませんでした…。柚葉は仲間ですし、大切な存在です。でも、果たしてそれをラブという言葉で済ませていいのか…」
「…い、いいんです。無理に考えて下さらなくて…」
「…私は、あなたを妹だとは…思っていません。でも多分、あなたも私のことを本当の姉だとは思ってない…少なくとも、私はそう感じます」
妹だとは、思っていない。…別に、あたしとお姉様に血の繋がりなんてない。女王様という母的存在に生成してもらった存在という意味でなら、生成されたブライダンは皆家族のようなものだが。
「でも…私も、ラブですね。あなたが大切です。あなたが悲しんでいると、私も悲しくなります。ファイヤキャンドルさん達にも同じことを思っています」
…あたしにとって、どれだけお姉様が大切でも、お姉様にとってあたしはただの仲間や同僚なのだろう。でも、それで良い。視界に入ることが許されているだけで幸せだし、奇跡のようなことだから。
「…そんなに、辛そうな顔をしないでください。あなたは大切な仲間で、可愛い同僚です。ファイヤキャンドルさんのことを、可愛いとは思っていませんから」
あはは、と笑ってみせるお姉様。可愛い。そう言ってもらえるなんて、あたしは幸せ者だ。
「…ありがとうございます、お姉様」
「ウフフ、二人ってばほんと仲良し~!」
「二人の仲が良いと、私達も嬉しいよ」
微笑ましい、といった感じで二人はそう言った。照れくさいのを隠す為にホットケーキを食べた。メープルが沁みた生地は、甘くて美味しい。
「お帰り……って、あれ…?シャイニングナイフ、もしかして…」
「おはよ~柚葉ちゃん」
「スイートケーク!生きてたの!?」
「なんか長い間寝てたみたぁい…ふあぁ…」
説明を求めてお姉様とシャイニングナイフを見たが、二人もよく分からないようでさっぱりという感じだった。まあ、無事で何よりだ。夫婦は揃っている方が良い。
「お腹空いてない…?女王様の修復も順調だし、そろそろ休憩にしようと思ってたんだけど…」
「ん~じゃあホットケーキとか!」
「わかった。お姉様…とファイヤキャンドルはどうする?」
「悪いけど、俺はいらねえ。ちょっとばかし疲れたからひと眠りしてくる…」
「私は頂きます。かなり動いて、お腹が空いたので…」
「わかりました。少しお時間を頂くので、先にシャワーや傷の手当を済ませてきた方が時間潰しになるかと…」
「じゃあそうさせてもらいます。あ、ホットケーキは二枚でお願いします!」
「私は三枚!ダーリンはどうする?」
「私は二枚頂こうかな」
ファイヤキャンドルは自室へと戻って行き、お姉様とシャイニングナイフ&スイートケークはシャワールームへと向かって行った。
*
「「いただきます!」」
テーブルにホットケーキが並んだ。バター、メープル、蜂蜜、ジャムを揃えている為カスタマイズは自由だ。パンケーキの時はフルーツを添えているのだが、ホットケーキはシンプルな方が食べやすくて良いだろう。
「美味しい…!」
「ああ、ハニーとまた食事がとれるなんて私はなんて幸せなんだ…!」
「ダーリンったら、大袈裟なんだから~」
スイートケークが戻って来て本当に良かった。ブライダンはこれくらい賑やかな方が良い。彼女はブライダンに必要な存在だ。勿論、シャイニングナイフも。
「ねえ、そう言えば前から聞こうと思ってたんだけど…柚葉ちゃんからブーケちゃんへの愛って、ラブの方なの?それとも、ライク?」
「えっ」
あたしは思わずナイフとフォークを落としそうになってしまった。お姉様の前で、そんな。そんなこと、聞かれるなんて。なんと、答えれば良いのだろう。というか、こんな話お姉様からすれば迷惑じゃないだろうか。
「ハニー、それを聞くのは野暮だよ」
「だってぇ~私とダーリンはラブラブだけど、二人は仲良しの割にラブ程じゃないし…でも、ライクっていう程軽くもないし…」
「あっ…えっと……その…」
「私も気になりますね。柚葉、ラブなんですか?それとも…ライクですか?」
「お姉様まで!?」
蜂蜜をかけたホットケーキの一切れを口に運び、お姉様は味を堪能した後、ふふ、と悪戯っ子のような笑みであたしを見つめる。何か、試されているみたいだ。悪い気はしないけど、選択を間違えると取り返しのつかないことになりそうで謎の緊張感がある。
「……ら……ラブ、だと思います」
「あら」
「おや」
「あらぁ~!」
「し、信愛です。な、仲間ですから…大切です」
「…それって、ファイヤキャンドルさんやナイフさん、ケークさんにも言えますよね…?」
「うっ」
「それどころか、クオンさんまで…」
「あれは駄目です絶対無理です」
ホットケーキをナイフで切り分けていく。メープルが溝に染み込んでいった。
「柚葉ちゃん、お皿にヒビ入ってるから!」
「落ち着いてください、柚葉!」
「す、すみません…」
一切れ口に運んで咀嚼し、飲み込んだ後あたしは思わず口を開いた。
「…お姉様は、どうなんですか」
「え…私、ですか?」
「あたしのこと…どう、見ているんですか…」
「…」
「…す、すみません!忘れてください!ただの独り言です!」
慌てて発言をナシにしようとしたが、お姉様は真剣な顔で考え込んでしまった。あらあらとスイートケークは楽しそうにしているが、シャイニングナイフの方は少し気まずそうにしている。少なくとも同僚の前でする話じゃなかった。恥ずかしい。穴があったら入りたい。いや、穴はいつでも作れるしそこに入れば逃げ込めるのだが。
「…そう、ですね……」
「…」
「考えたこともありませんでした…。柚葉は仲間ですし、大切な存在です。でも、果たしてそれをラブという言葉で済ませていいのか…」
「…い、いいんです。無理に考えて下さらなくて…」
「…私は、あなたを妹だとは…思っていません。でも多分、あなたも私のことを本当の姉だとは思ってない…少なくとも、私はそう感じます」
妹だとは、思っていない。…別に、あたしとお姉様に血の繋がりなんてない。女王様という母的存在に生成してもらった存在という意味でなら、生成されたブライダンは皆家族のようなものだが。
「でも…私も、ラブですね。あなたが大切です。あなたが悲しんでいると、私も悲しくなります。ファイヤキャンドルさん達にも同じことを思っています」
…あたしにとって、どれだけお姉様が大切でも、お姉様にとってあたしはただの仲間や同僚なのだろう。でも、それで良い。視界に入ることが許されているだけで幸せだし、奇跡のようなことだから。
「…そんなに、辛そうな顔をしないでください。あなたは大切な仲間で、可愛い同僚です。ファイヤキャンドルさんのことを、可愛いとは思っていませんから」
あはは、と笑ってみせるお姉様。可愛い。そう言ってもらえるなんて、あたしは幸せ者だ。
「…ありがとうございます、お姉様」
「ウフフ、二人ってばほんと仲良し~!」
「二人の仲が良いと、私達も嬉しいよ」
微笑ましい、といった感じで二人はそう言った。照れくさいのを隠す為にホットケーキを食べた。メープルが沁みた生地は、甘くて美味しい。