お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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シャイニングナイフはスイートケークを自らの手で消してしまった。しかも、クオンはそれを見ていて止めなかった為女王様の怒りを買うこととなる。女王様が彼にお灸をすえてから暫くした後、人間界に──厄災ベルルムが顕現した。
厄災を討伐しに行った女王様だったが、健闘虚しく膝を着いてしまう。結局二人とも姿を眩ませ、あたし達は人間界で女王様を捜索した。
「女王…ここにいたのか!」
「我ながら愚かだ…。怒りのあまり乗り手もなく突撃しこの様だ…」
「いいえ。女王様の愛情、私は感動しました」
「大丈夫だ!シャイニングナイフのことは俺達が何とかする!」
「女王様、今は傷の回復の為にもゆっくりとお休みください」
アーイー達が手をとり合って女王様を囲み、大きな輪を作った。自らを動かした感情に驚きを隠せない女王様はその輪を入り口に城へと戻って行く。
「私達は引き続きナイフさんを捜しましょう。まだ人間界のどこかにいる筈です」
「捜すアテはあんのか?」
「…シャイニングナイフの意識が戻っているなら、敵討ちで厄災を倒しに行く筈。厄災を捜せば、シャイニングナイフも必然的に見つかると思う」
「そうですね。そうなると捜す場所は絞られてきます。アーイー達も総動員して見つけましょう」
*
街外れの廃墟付近。厄災よりも先にシャイニングナイフが見つかった。どうやら廃墟の中に厄災がいることを感じているらしく、迷いなく向かっている。その行く手をアーイー達と共に阻んだ。
「捜しましたよシャイニングナイフさん」
「仲間を置いて一人で攻め込むつもりか?」
「君の敵はあたし達の敵でもあるから」
「仲間…?私は厄災の出身だったんだぞ」
「そんなこと関係ありません。大切なのは心です」
「お前は厄災か?それとも、ブライダンか?」
「…!私はブライダン参謀隊長、知略のシャイニングナイフだ!」
そう言ってシャイニングナイフは武器を携えた。スイートケークに見せてやりたい程勇ましい姿だ。いや、あたし達には分からないだけで彼女もどこかから見ているのかもしれない。
ガラスを叩き割り、廃墟へと乗り込んだ。シャイニングナイフが先陣を切り、その後ろにファイヤキャンドルとお姉様、あたしが続く。廃墟の中には一人の人間がいた。
「やだなあ。片割れをやったのはお前のその手だろ?」
人間は厄災ベルルムの姿に変化すると、声も人間から厄災の声に変化した。どうやら、肉体を乗っ取っているというよりかは一時的に一体化しているようだ。
「我がケリをつけよう」
「その汚い口を閉じろ!」
「やれ」
どこからか雑魚共が湧いて出てきた。階段の上にいる厄災はシャイニングナイフに任せ、アーイー達と共に雑魚の殲滅を行う。
銃撃音と金属音が響いた。大鎌が味方に当たってはいけない為出来るだけ距離をとって振り回し、間合い以上に接近してきた者には蹴りを入れる。幸い知能はあまり無いようで、数の有利を逆手にとるような戦法はしてこなかった。なめられているのだろうかと思うくらいだ。
「ブーケ嬢!」
「はい!」
シャイニングナイフが厄災の攻撃を食らってよろけたところに、ファイヤキャンドルとお姉様のフォローが入った。銃弾を数発撃ちこみ、ファイヤキャンドルとシャイニングナイフが突撃する。ファイヤキャンドルが囮になって敵の反撃を受け止めると、その隙にシャイニングナイフが斬りかかる。厄災の体に傷が付いた。
「っしゃあ!」
喜んだのも束の間。厄災の刺客部分から光線が放たれた為、咄嗟に鎌を投げて攻撃からお姉様を庇った。それでも大きな爆発が起こり、爆炎が上がる。厄災は傷が痛むのか撤退していく。
「逃がすものか…!」
「待て!あの傷…まだチャンスはある」
追おうとするシャイニングナイフをファイヤキャンドルが制した。深追いをすれば今度こそタダでは済まなかっただろうし、その判断は正しいと思う。
「お姉様。お怪我はありませんか」
「柚葉…。これ、あなたの鎌ですね。ありがとうございます」
「すみません、本当はあたしが盾になれたら良かったんですけど…走っても間に合わないと思ったので…」
「いいえ、十分です。お陰であなたも私も、大きな傷を負わずに済みました」
ふふ、と微笑んで鎌をあたしに手渡す。鎌は厄災の攻撃には耐えられなかったようで刃にヒビが入っていた。生成し直さなくては。
「…それなら、良かった…」
すると、一番ボロボロになっているファイヤキャンドルがヨロヨロとどこかに行ってしまった。シャイニングナイフが敵討ちを出来なかったことに対しまた落ち込み始めた為誰も言及しなかったが、彼はどこへ向かったのだろう。
厄災を討伐しに行った女王様だったが、健闘虚しく膝を着いてしまう。結局二人とも姿を眩ませ、あたし達は人間界で女王様を捜索した。
「女王…ここにいたのか!」
「我ながら愚かだ…。怒りのあまり乗り手もなく突撃しこの様だ…」
「いいえ。女王様の愛情、私は感動しました」
「大丈夫だ!シャイニングナイフのことは俺達が何とかする!」
「女王様、今は傷の回復の為にもゆっくりとお休みください」
アーイー達が手をとり合って女王様を囲み、大きな輪を作った。自らを動かした感情に驚きを隠せない女王様はその輪を入り口に城へと戻って行く。
「私達は引き続きナイフさんを捜しましょう。まだ人間界のどこかにいる筈です」
「捜すアテはあんのか?」
「…シャイニングナイフの意識が戻っているなら、敵討ちで厄災を倒しに行く筈。厄災を捜せば、シャイニングナイフも必然的に見つかると思う」
「そうですね。そうなると捜す場所は絞られてきます。アーイー達も総動員して見つけましょう」
*
街外れの廃墟付近。厄災よりも先にシャイニングナイフが見つかった。どうやら廃墟の中に厄災がいることを感じているらしく、迷いなく向かっている。その行く手をアーイー達と共に阻んだ。
「捜しましたよシャイニングナイフさん」
「仲間を置いて一人で攻め込むつもりか?」
「君の敵はあたし達の敵でもあるから」
「仲間…?私は厄災の出身だったんだぞ」
「そんなこと関係ありません。大切なのは心です」
「お前は厄災か?それとも、ブライダンか?」
「…!私はブライダン参謀隊長、知略のシャイニングナイフだ!」
そう言ってシャイニングナイフは武器を携えた。スイートケークに見せてやりたい程勇ましい姿だ。いや、あたし達には分からないだけで彼女もどこかから見ているのかもしれない。
ガラスを叩き割り、廃墟へと乗り込んだ。シャイニングナイフが先陣を切り、その後ろにファイヤキャンドルとお姉様、あたしが続く。廃墟の中には一人の人間がいた。
「やだなあ。片割れをやったのはお前のその手だろ?」
人間は厄災ベルルムの姿に変化すると、声も人間から厄災の声に変化した。どうやら、肉体を乗っ取っているというよりかは一時的に一体化しているようだ。
「我がケリをつけよう」
「その汚い口を閉じろ!」
「やれ」
どこからか雑魚共が湧いて出てきた。階段の上にいる厄災はシャイニングナイフに任せ、アーイー達と共に雑魚の殲滅を行う。
銃撃音と金属音が響いた。大鎌が味方に当たってはいけない為出来るだけ距離をとって振り回し、間合い以上に接近してきた者には蹴りを入れる。幸い知能はあまり無いようで、数の有利を逆手にとるような戦法はしてこなかった。なめられているのだろうかと思うくらいだ。
「ブーケ嬢!」
「はい!」
シャイニングナイフが厄災の攻撃を食らってよろけたところに、ファイヤキャンドルとお姉様のフォローが入った。銃弾を数発撃ちこみ、ファイヤキャンドルとシャイニングナイフが突撃する。ファイヤキャンドルが囮になって敵の反撃を受け止めると、その隙にシャイニングナイフが斬りかかる。厄災の体に傷が付いた。
「っしゃあ!」
喜んだのも束の間。厄災の刺客部分から光線が放たれた為、咄嗟に鎌を投げて攻撃からお姉様を庇った。それでも大きな爆発が起こり、爆炎が上がる。厄災は傷が痛むのか撤退していく。
「逃がすものか…!」
「待て!あの傷…まだチャンスはある」
追おうとするシャイニングナイフをファイヤキャンドルが制した。深追いをすれば今度こそタダでは済まなかっただろうし、その判断は正しいと思う。
「お姉様。お怪我はありませんか」
「柚葉…。これ、あなたの鎌ですね。ありがとうございます」
「すみません、本当はあたしが盾になれたら良かったんですけど…走っても間に合わないと思ったので…」
「いいえ、十分です。お陰であなたも私も、大きな傷を負わずに済みました」
ふふ、と微笑んで鎌をあたしに手渡す。鎌は厄災の攻撃には耐えられなかったようで刃にヒビが入っていた。生成し直さなくては。
「…それなら、良かった…」
すると、一番ボロボロになっているファイヤキャンドルがヨロヨロとどこかに行ってしまった。シャイニングナイフが敵討ちを出来なかったことに対しまた落ち込み始めた為誰も言及しなかったが、彼はどこへ向かったのだろう。